eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が100億円突破

投資信託・ETF

青井ノボルです。

米国株投資がブームと言われて、1年以上経つでしょうか。
その勢いは、衰えることなく加速しているように感じます。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、後発の米国株ファンド。
2018/7/3に設定された直後から、大きな人気を集めています。

先日結果発表となったFOY2018でも、第8位に入賞しました。
また、eMAXIS Slimシリーズの中では販売額第2位の稼ぎ頭。

設定直後から、高い人気を維持しているファンドのひとつ。
そんなeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が大台突破です。

2019/1/18、純資産総額が100億円を突破しました。
半年ちょっとで100億円は、素晴らしい成果ですね。

この記事では、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が純資産総額100億円を突破したことについて書いていきます。

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設定直後から人気爆発

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国株式の中では後発組
iFree S&P500や楽天VTI、強力なライバルファンドが存在します。

ライバルの背中を目指して、設定直後から猛烈に追い上げます。
設定からわずか1ヵ月間で、純資産総額10億円を達成しました。

その後も勢いが止まらず、約4ヵ月でiFree S&P500超えを達成。

新規設定ファンドが、まさに言葉通りのロケットスタート。
ここまで順調なファンドは、珍しいのではないでしょうか。

米国株式(S&P500)が人気化した外的理由

前述の通り、米国株式には確かな追い風が吹いていました。

FANGなどのハイテク株が大きく伸び、円安効果もプラスに。
直近の株価動向が良かったから、というのは大きいですね。

そのほか、米国株投資のインフラ整備も大きく進みました。
大手ネット証券でも、米国株が身近な存在となったのです。

たぱぞうさん、バフェット太郎さんなど米国株ブロガーも隆盛。
2018年は、米国株投資の話題がこれまで以上に多かったですね。

米国株ブームとも言える動きを察知して、設定された本ファンド。
米国株式と言う名のビッグウェーブは、想定の範囲内でしょう。

恐らく想定通りに、外的要因を味方に付けたと推測しています。

超低コストも大きな魅力

外的要因以外にも、人気化した要因はあると思います。
米国株式クラスの中で、超低コストも大きな魅力です。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、信託報酬が年率0.160%(税抜)。
これはライバルファンドと比較して、十分に競争力のある水準でした。

eMAXIS Slim シリーズのコンセプトが、広まってきて。
個人投資家の間で、十分浸透してきた時期でもあります。

「このファンドなら、ずっと超低コストを維持してくれるはず」
超低コストへの安心感もあって、資金流入が増えたと考えます。

何度も書いていますが、インデックス投資にはコストが超重要

「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」
このコンセプトがブレない限り、安心感は大きいと思います。

純資産総額の推移

前述の通り、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の勢いは凄いです。
資金流入のペースが衰えることなく、100億円突破を達成しました。

純資産総額推移を時系列でまとめると、下記の通りです。

2018/07/03 新規設定
2018/07/13 純資産総額3.15億円、全世界株式(3地域均等型)超えを達成
2018/08/01 純資産総額10億円突破
2018/08/16 純資産総額17.83億円、全世界株式(除く日本)超えを達成
2018/08/22 純資産総額20億円突破
2018/09/19 純資産総額30億円突破
2018/10/04 純資産総額40億円突破
2018/10/17 純資産総額50億円突破
2018/10/31 純資産総額60億円突破
2018/11/01 純資産総額62.09億円、iFree S&P500超えを達成
2018/11/09 純資産総額70億円突破
2018/12/03 純資産総額80億円突破
2019/01/08 純資産総額90億円突破
2019/01/18 純資産総額100億円突破

月20億円のペースで純資産総額増えていた時期もありました。
2018年10月以降は、相場環境の悪化に伴い増加ペースが鈍化

それでも月10億円超のペースを維持して、今日に至ります。
半年あまりの短期間で100億円の大台突破は、素直にスゴイ。

外部環境変化を的確に捉え、そして超低コストにも拘った。
三菱UFJ国際投信の見事な仕事だからこそ、なせる業です。

eMAXIS Slim シリーズの牽引役

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、シリーズで月間販売額第2位
つい最近のこと、バランス(8地域均等型)の販売額を上回りました。

設定から半年あまりで、気付けばシリーズの牽引役となりました。
eMAXIS Slim 先進国株式が不動のトップですが、その次点です。

FOY2018では第8位となりましたが、販売額では更に上でしょう。
いずれにしても、人気ファンドに成長しているということです。

2019年は、当ファンド初めての決算を迎えます。
第1期の運用報告書で、実質コストも判明します。

決算の段階で、実質コストがどういった数値になるのか。
また、ライバルファンドとのパフォーマンス差はどうか。

コスト面での実力が本物なのか、その真価が問われる年です。
今後の更なる活躍にも期待しながら、じっくり見定めたいと思います。

 

青井ノボル
青井ノボル

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コメント

  1. くまさん より:

    S&P500は日経平均株価と似たようなものでアマゾンなどの値嵩株の影響を受けますね。全米株式(VTI)のほうが米国全体をとらえてるので分かりやすさの点ではVTIのほうですが、ニュースなどでは報じられないんでS&P500のほうがしっくりくるかもですね。

    • 青井ノボル 青井ノボル より:

      コメントありがとうございます。
      S&P500だけでも全米株式時価総額比率の半分くらいは占めていたと思います。
      中小株含めるか否かは、好みの問題くらいの違いだと捉えてます。
      いずれにしても、米国株式の成長にかけられるかどうか、持ち続けられるかが問われますね。

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