青井ノボルです。
低コストインデックスファンドの代表格として業界をリードしてきたあのファンドが、新たなステージに突入です。
2018/8/29付けで、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの純資産総額が1,000億円を突破しました!
(引用元:ニッセイ外国株式公式HP|ニッセイAMより一部抜粋)
2013/12/10に設定されてから、約4年9ヵ月かけての大台突破です。
大変素晴らしい成果だと思います。おめでとうございます!
この記事では、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式の歴史を振り返りながら今後について書いていきます。
低コストファンド筆頭として業界を牽引
ニッセイ外国株式は、先進国株式のインデックスファンドです。
先進国株式は、時価総額比率全世界株式の約8割を占める資産クラス。
いわばインデックスファンドの花形であり、重要な資産といえます。
先進国株式クラスのなかで、当ファンドは低コスト化を牽引してきました。
その結果「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」で高評価を得ます。
2014年には初登場で第1位を獲得し、2016年まで3連覇を果たします。
2017年は連覇こそ途絶えたものの、堂々の第2位にランクイン。
定期的に信託報酬引き下げを行う姿勢が、評価されていたと思われます。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式の純資産総額推移
さて、これまでの純資産総額推移を確認してみましょう。
(引用元:ニッセイ外国株式公式HP|ニッセイAMより一部抜粋)
パッと見た感じ、右肩上がりで順調に資金流入してきたように見えます。
もう少し細かく数字を確認してみます。
2013/12/10 新規設定
2015/05/01 純資産総額100億円突破
2015/12/24 純資産総額200億円突破
2016/09/02 純資産総額300億円突破
2017/01/24 純資産総額400億円突破
2017/09/13 純資産総額600億円突破
2018/01/18 純資産総額800億円突破
2018/08/19 純資産総額1,000億円突破
純資産総額100億円の達成までには、約1年半を要しています。
このあと徐々に、資金流入のペースを加速させていくことに。
特に、2017年以降の資金流入ペースは凄まじいですね。
つみたてNISA開始とともに一時停滞
前述の通り、順調に資金流入が続いてるニッセイ外国株式。
しかしながら、つみたてNISA開始当初は苦戦していました。
基準価額の変動を見ると、年初から下げる傾向が続いていました。
規模が大きくなり、基準価額変動の影響が大きい側面はあります。
他に影響があったのは、eMAXIS Slim 先進国株式の信託報酬引き下げでしょう。
2018/01/30に断行された、大幅な信託報酬引き下げ(0.189%→0.1095%)です。
eMAXIS Slim 先進国株式へ移行した人も多かったのでしょう。
ニッセイ外国株式は、この頃から一時的な停滞期に突入します。
2018/01/18達成済みの純資産総額800億円を再突破したのは、2018/04/10でした。
2018/06/29には信託報酬引下げが発表され、息を吹き返しつつあります。
eMAXIS Slim 先進国株式の強力なライバル
ニッセイ外国株式は、先日の信託報酬の引き下げで再び脚光を浴びました。
eMAXIS Slim 先進国株式とは信託報酬で並び、ガチンコ勝負の様相です。
<購入・換金手数料なし>シリーズは、個人投資家のために作られたファンドシリーズ。
これまで、ファンド規模拡大に応じて信託報酬を引き下げる方針を貫いています。
ニッセイAMの方とは、先日のつみップで直接お話できる機会がありました。
信託報酬引下げは一筋縄ではいかないようですが、頑張っているようです。
「個人投資家のために頑張っていく」という強い想いを感じたのも事実です。
ただ、ワタシは<購入・換金手数料なし>よりもeMAXIS Slimが優勢と考えます。

何はともあれ、<購入・換金手数料なし>とeMAXIS Slimは良きライバルです。
一緒に業界を盛り上げてくれれば、個人投資家にとっても良いことでしょう。
ニッセイ外国株式を、これからも応援していきたいと思います。
関連記事紹介
ニッセイAMによる信託報酬引下げにより、最低コストが更新されました。
eMAXIS Slimも、直後に信託報酬引き下げしたのは言うまでもありません。

ニッセイ外国株式のライバルファンドであるeMAXIS Slim 先進国株式。
超低コストがウリのファンドですが、持続可能な仕組みなのか考えました。

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