青井ノボルです。
先日新規設定されたeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の勢いが止まりません。
設定日である2018/7/3から9営業日目の2018/7/13、純資産総額が3億円を突破しました!
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の純資産総額は、2018/7/13時点で3.15億円です。
新規設定から3ヵ月以上経過している全世界株式(3地域均等型)の純資産総額超えを達成しました!
全世界株式(3地域均等型)が不人気なのか、米国株式(S&P500)が人気なのか。
どちらの要素もあると思いますが、9営業日で超えてしまうとは驚きを隠せません。
この記事では、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が全世界株式(3地域均等型)の純資産総額をたった9営業日で超えた理由とライバルファンドとの差について考えていきます。
思わぬタイミングで新規設定を発表
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、不意打ちともいえるタイミングで登場しました。

新規設定のニュースを目にしたときに書いた上記の記事でも触れた通り、本当に想定外でした。
タイミングとしては、つみたてNISAがスタートしてから半年という落ち着いた時期です。
つみたてNISAが始めった直後は新規設定ニュースも多かったですが、ひと段落していました。
また、米国株式(S&P500)は、eMAXIS(Fat) シリーズとのマザーファンド共有作戦が使えません。
そのため、新規設定されることの無い資産クラスだと思っていた人は多かったハズです。
サプライズだったこともあり、多くのブロガーがこの件を取り上げました。
投資ブロガーにとっても、意外性のあるニュースだったという証左ですね。
不人気な全世界株式(3地域均等型)
一方で、設定以来パッとしないのがeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)です。


設定間もない時期から厳しい状況でしたが、未だに好転せず。
ネットで比較検討して選ぶ層には、好まれない投資信託かもしれません。
少なくともワタシには、あえて3地域均等型を選ぶべき理由が思い浮かばないです。
さて、eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の純資産総額推移を確認してみます。
(引用元:eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等)公式HPより一部抜粋)
基準価額は上下に大きく振れていますが、純資産総額はコツコツ積み上がっています。
とはいえeMAXIS Slim シリーズの別ファンドと比較すると、少し寂しい気はします。
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の純資産総額は、2018/4/13時点で3.09億円です。
9営業日で3地域均等型超え
さて、設定間もないeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の純資産総額も確認します。
(引用元:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)公式HPより一部抜粋)
設定から9営業日のグラフなので、ガクガクの折れ線グラフになっていますね。
2018/7/3の新規設定から9営業日目である2018/7/13時点で、純資産総額は3.15億円。
冒頭でもお伝えした通り、たった9営業日で全世界株式(3地域均等型)の純資産総額超えを達成です。
これが人気ファンドと不人気ファンドの差なのかと考えると、世の中は残酷ですね。
最大のライバルである楽天VTIの背中はまだまだ遠い
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の勢いは本当に凄いの一言に尽きます。
わずか9営業日で純資産額額3億円を突破したのは、実に素晴らしいです。
しかしながら、これには米国株投資ブームが背景にあります。
米国株式クラスのライバルファンドとの比較こそが大事です。
まずは、iFree S&P500インデックスとの比較です。
2018/7/3→7/13で、純資産総額が3.55億円増でした。
次に、最大のライバルである楽天VTIと比較します。
同じ期間で、純資産総額は11.71億円増となっています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は3営業日まで純資産総額が増えませんでした。
それを考慮すると、資金流入ペースは現時点でiFree S&P500インデックスとほぼ互角。
設定間もないファンドとしては、大健闘の結果ではないでしょうか。
一方で、楽天VTIと資金流入ペースでも大差があることは数字からも明らかです。
もちろん、単純に純資産総額で比べても楽天VTIは150億円を突破して絶好調。
emAXIS Slim 米国株式(S&P500)が目指すべきは、米国株式クラスのNo.1ファンド。
楽天VTIの背中はまだまだはるか遠くですが、一歩ずつ近づいて欲しいですね。
eMAXIS Slim シリーズは人気を集めることが重要
業界最低水準のコストを将来にわたってめざし続ける、eMAXIS Slimシリーズ。
このコンセプトを守り抜けるかどうかは、ファンドの人気こそが重要課題です。
米国株式(S&P500)には、このままの勢いで純資産総額を積み上げて欲しい。
そして、全世界株式(3地域均等型)には期待して良いのか正直分かりません。
ただ、どちらのファンドにも頑張って欲しいと思っています。
業界最低水準のコストを将来にわたってめざし続けるファンドシリーズhttps://t.co/ZiJJEKdTYF
今後もご期待ください
※今日くらい自分で自分のことを誉めさせて
※社内外の抵抗勢力ものすごいんだから応援ほしい
※地方公務員も他県よりも1円でも高い給料があったら値下げしますとかやってみたらどう— どまん中の人 (@SJm0o5M68OdUX90) 2018年7月3日
超低コストファンドの新時代を切り開いてくれたeMAXIS Slim シリーズ。
これからの動向に期待したいですし、今後も見守っていきます。
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eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は順調すぎるスタートを切りました。
これからも更に人気を集めていくことを、こっそり期待しています。

同じ全世界株式なら、ワタシは3地域均等ではなく時価総額比で投資したい。
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