選ぶなら品質で。たわらよりeMAXIS Slim 先進国株式。

投資信託・ETF

青井ノボルです。

たわらノーロード 先進国株式で、面白い販売用資料を発見しました。
選ぶなら、品質で。たわらノーロード先進国株式。(2018/9/14)

たわらノーロード 先進国株式の3つの魅力を説く販売用資料です。
丁寧に説明されている資料で、とても参考になると思います。

この資料を読み進めていくなかで、一つの疑問が湧いてきました。
eMAXIS Slim 先進国株式のほうが、実は魅力的ではないだろうか。

この記事では、品質で選ぶなら、たわらノーロードよりもeMAXIS Slim 先進国株式だと考える理由を書いていきます。

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たわらとeMAXIS Slimの先進国株式ファンド比較

たわらノーロード 先進国株式は、低コストファンドとして業界を牽引。
〈購入・換金手数料なし〉やeMAXISと競い合ってきた歴史があります。

2018年1月、eMAXIS Slim 先進国株式の異次元信託報酬引き下げが発生。
たわらノーロードは、この頃に超低コスト化競争から撤退しています。

それでも、2015/12/18に設定されて人気を集めているファンドです。
2017/2/27設定のeMAXIS Slim 先進国株式よりも歴史があります。

さて、両ファンドの信託報酬や純資産総額(2018/10/24時点)は下記の通り。

ファンド名 信託報酬年率
(税抜)
純資産総額 設定日
たわらノーロード 先進国株式 0.200% 273.07億円 2015/12/18
eMAXIS Slim 先進国株式 0.109% 239.50億円 2017/2/27

こうして比べてみると、信託報酬に大きな違いがありますね。
おおよそ倍の差があるというのは、おさえておきたいところ。

純資産総額は、たわらノーロード 先進国株式のほうが大きいです。
ところが、その推移を確認してみると、少し印象が変わります。


(引用元:たわらノーロード 先進国株式|アセットマネジメントOne

たわらノーロード 先進国株式は、地道に純資産総額を積み上げています。
つみたてNISAが開始した2018年1月以降、約10ヵ月で約80億円増加です。


(引用元:eMAXIS Slim 先進国株式|三菱UFJ国際投信

一方のeMAXIS Slim 先進国株式は、2018年に入ってから急上昇しています。
信託報酬の異次元引き下げが奏功したのか、約10ヵ月で約210億円増加です。

直近の純資産総額増加ペースには、大きな違いがあると言えます。

インデックスファンドには個性がある

ここからは、たわらノーロード先進国株式の販売用資料を見ていきます。

「たらわノーロード 先進国株式 3つの魅力」という本資料。
まずはじめに、個人投資家への問いかけから始まります。

「インデックスファンドはどれも一緒」と思っていませんか?
確かにインデックスファンドは、指数に連動する運用成果をめざしている点では、どのファンドも共通しています。
しかし実際には、同じようで違うのがインデックスファンドです。
(引用元:選ぶなら、品質で。たわらノーロード先進国株式。

まったく同じようで、一味も二味も違うのがインデックスファンド。
他ファンドとの差別化要因として、たわらの魅力を3つ挙げています。

  • 高い運用能力
  • 低コスト
  • 価値ある情報提供

1つずつ確認していきましょう。

長年の実績による高い運用能力を誇る

魅力の1つ目は、長年の実績に裏打ちされた高い運用力です。

運用しているマザーファンドは、2002年に設定されています。
機関投資家から資金を受託し、残高を拡大してきた経緯があります。

機関投資家は、リスク管理体制や運用力など厳しい目で見てきます。

高い質を求める機関投資家へのサービスを提供し続けること15年以上。
運用実績のあるマザーファンドで、運用力に自信ありというワケです。

また、マザーファンドの規模は2018年7月末時点で3,167億円
規模が大きいほど、指数との連動性を高めやすいと言えます。

以上により、たわらノーロード先進国株式は魅力的だと言っています。

ところで、eMAXIS Slim 先進国株式のマザーファンドはどうでしょうか。
運用報告書から、外国株式インデックスマザーファンドを確認します。

2017/5/12に第16期の決算を迎えているので、設定は2000~2001年頃
少し古データですが、ファンド規模は2017/5/12時点で3,329億円です。

推定ですが、たわらのマザーよりも運用期間が長くて資産規模も大きいです。
三菱UFJ国際投信のほうが、高い運用能力を有している可能性が高そうです。

つまり、eMAXIS Slim 先進国株式のほうが魅力的であると考えます。

規模による効率的運用で低コスト

魅力の2つ目は、規模メリットで効率的なファンド運営による低コストです。

ファンドの運用にかかる費用は、信託報酬だけではないのは周知の事実。
株式等の取引にかかる費用、外国資産の保管費用などのコストもあります。

そのため、信託報酬とその他のコストを含めた実質コストこそが重要です。

信託報酬以外のその他運用費用は、ベビーファンドの純資産比率で按分されます。
マザーファンドが大きいと、規模のメリットでコストを抑えることが可能です。


(引用元:選ぶなら、品質で。たわらノーロード先進国株式。

たわらはマザーファンドの規模を活かし、効率的な低コスト運用を目指している。
そのため、たわらノーロード先進国株式は魅力的だという主張をしています。

ところが前述の通り、eMAXIS Slim 先進国株式のほうがマザーの規模が大きいです。

また、信託報酬にその他のコストを足し合わせた実質コストも比較してみましょう。
eMAXIS Slim 先進国株式は、第1期運用報告書より推測した記事を書いています。

たわらノーロード 先進国株式は、信託報酬が年0.216%(税込)。
たわらの第2期運用報告書によると、その他の運用コストが年0.039%。

2つを合計すると、実質コストは年0.255%であると推測されます。
一方でeMAXIS Slim 先進国株式の実質コストは、推定で年0.198%です。

推定値ではありますが、どちらの実質コストが低いかは明白ですね。

しかし、信託報酬以外のその他運用コストはたわらに軍配が上がります。
特に、売買委託手数料と有価証券取引税が年0.004%と驚異的な低さです。

売買委託手数料は、バスケット取引が多いと数字に反映されない可能性もあります。
このあたりの詳細については、こちらの記事をご参照ください。

インデックスファンドにおけるコストの実態を考える
投資信託(ファンド)は、多くの投資家がお金を出し合ってプロに運用を任せる投資商品です。プロに運用を任せるので、そこには当然ながらコストが発生します。この記事では、インデックスファンドにおけるコストの実態について、改めて考えてみます。

もしかしたら、簡便法による計算が影響しているのかもしれません。

いずれにしても、コスト面でもeMAXIS Slim 先進国株式が相対的に魅力が高いです。

価値ある情報提供

魅力の2つ目は、金融リテラシー向上に資する価値ある情報提供です。

特設サイトやメールマガジンで、金融リテラシー向上につながる幅広い情報提供をしています。
自社のファンド情報だけではなく、幅広い情報を提供しようとする姿勢は素晴らしいですね。

eMAXIS Slim もウェブの情報提供はやっていますが、たわらには劣るかもしれません。
一方で、投信ブロガーとの対話の場としてブロガーミーティングを開催しています。

オフレコ話満載の三菱UFJ国際投信ブロガーミーティングに参加
2018/3/27に開催された、三菱UFJ国際投信主催のブロガーミーティングに参加してきました。 今回のイベントは投資リテラシーの高いブロガー向けに開催したそうです。 オフレコの話が多すぎて全てをお伝えするのは難しいですが、簡単にレポートします。

ここで投信ブロガーから出た要望や意見に対して、真摯に取り組んだ結果として。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の設定にも繋がっています。

また、つみたてNISAの認知度についてコストを掛けて独自調査もしています。

価値ある情報提供という視点で考えると、優劣をつけるのは難しいと考えます。

何を選ぶかは人それぞれ

品質でファンドを選ぶという視点は、非常に重要だと思います。
安かろう悪かろうでは、安心して投資をすることができません。

品質とは何かを考えたとき、ワタシはeMAXIS Slim 先進国株式を選びます。
たわらノーロードよりもeMAXIS Slimの方が相対的に魅力があると思います。

これが正しい判断とは限りませんし、あくまでワタシの価値観に過ぎません。

何を感じてどう考えて、どういった投資行動を取るのかは自分次第。
だから、資料を鵜呑みにすることなく自分でかみ砕いて考えてみる

そういった姿勢が、個人投資家にも求められるのだと思います。

 

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