「投資の大原則」(バートン・マルキール、チャールズ・エリス著)

書籍

青井ノボルです。

投資でも、書籍を通じて体系的な知識を得ることは有益なこと。
インデックス投資には、古典と言われる有名な書籍があります。

バートン・マルキールの「ウォール街のランダムウォーカー」。
そしてもう一冊、チャールズ・エリスの「敗者のゲーム」。

そのマルキールとエリスによる共著が「投資の大原則」です。

投資において大切なことを、分かりやすくシンプルに書かれていて。
投資初心者にも読みやすく、そして理解しやすい内容だと思います。

この記事では、「投資の大原則(第2版)」を読んだ感想を書いていきます。

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すべてはお金を貯めるところから

本書は投資について分かりやすく簡潔に書かれている点が特徴で。
老後に向けた資産形成に主眼を置いて、投資を解説してくれます。

ただ、投資をするためには手元にお金が無いと始まりません。
全てはお金を貯めることから始まって、貯蓄が基本なのです。

節約してお金を貯めるために、どんな考え方をすべきなのか。
基本中の基本なのですが、本書では丁寧に解説されています。

若い頃からの蓄えがない人にとって、
それでも老後を金銭的に安定したものに
するための基本ルールとは、
「今すぐ節約を始めよう」である。
(引用元:投資の大原則P56)

つつましく暮らしながら、カードローンなどを避ける。
経済的に安定するためのルールを守るのは大切ですね。

シンプルな投資法で広く分散

マルキールとエリスの共著なので、オススメはインデックス投資。
何故インデックス投資なのか、分かりやすく解説してくれます。

また、広く分散することの重要性についても書かれています。

証券の種類、市場にわたって
幅広く分散投資をしよう。
時間分散にも注目。
(引用元:投資の大原則P90)

資産形成は広く分散されたインデックス投資をやりましょう。
そう書きつつも、完璧な人間などいないとも書かれています。

バフェットのバークシャー・ハサウェイに入れ込んでいたり。
成長株となりそうな、中国の個別銘柄に投資をしていたり。

馬鹿げていると自分で認めながらも、人間味がありますね。
ただ、資産形成の中心はインデックス投資であるようです。

予測をしないで大失敗を避ける

ワタシがインデックス投資の中で最も重要視していること。
それは、投資判断をする余地を徹底的に排除することです。

本書でも、市場予測は考えに入れない方が良いと書いています。
ミスターマーケットに惑わされてはならない、という話ですね。

資産運用に携わる人は市場予測に振り回されてはならない。世間で「専門家」と思われている人の予想であっても、あてずっぽうと大して変わらない。JPモルガンの創業者、モルガンは「株は今後どうなるか?」と尋ねられたとき、「変動する」と答えている。まったくそのとおりだ。
(引用元:投資の大原則P113-114)

将来の相場変動は、残念ながら個人予測はあてになりません。
それよりも、コントロールできる部分に注力すべきでしょう。

低コストなファンドを選び、リターンの下落を最小限にする。
投資判断ミスによる大失敗を避けることは、意外と重要です。

暴落期でもあてはまる大原則

投資の大原則(第2版)を発刊するにあたり、追加された最終章。
どんな相場環境であっても、投資の大原則は大事という話です。

リーマンショックでも、分散投資やリバランスは大切だった。
ドルコスト平均法でコツコツ積立投資するのは、有効だった。

そんな話が書かれていて、シンプルな投資を後押ししています。
そして「忍耐力と継続こそが大事」という言葉も印象的でした。

相場変動に惑わされず、シンプルな投資を続けるのは大変なこと。
一喜一憂しない精神で、周りの雰囲気に流されないのが肝要です。

投資初心者の1冊目に良さそう

インデックス投資について、しっかり勉強してみたい。
そう考えたときに、本書は最適な1冊かもしれません。

インデックス投資は、極めてシンプルな投資法だと思います。

だからこそ、「何故インデックス投資なのか」を考えておく。
投資を腹落ちさせることが、継続するために必要なことです。

難しい投資理論ではなく、分かりやすい表現で綴られている本書。
投資初心者が腹落ちをするために、ちょうど良い塩梅なのです。

もちろん、インデックス投資をしている人にとっても学びがあります。
本当に重要な投資の大原則について、改めて確認ができる良書です。

多くの人に、手に取って読んでみて欲しい一冊だなと感じました。

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