eMAXISなんでもランキング(2019年4月)

投資信託・ETF

青井ノボルです。

三菱UFJ国際投信が手掛けるノーロードインデックスファンドシリーズ。
eMAXISシリーズやネット限定のeMAXIS Slimシリーズを展開しています。

「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」
超低コストに拘るeMAXIS Slim シリーズは高い人気を誇ります。

eMAXISシリーズは、SlimやNeoに派生しながらラインナップを拡充。
50本以上のファンドを抱える、インデックスファンドシリーズです。

eMAXISシリーズ公式HPのなかで、密かに公開されているコンテンツ。
人気や売れ筋が一目でパッと分かる、eMAXISなんでもランキングです。

この記事では、2019年4月のeMAXISなんでもランキングについて考察します。

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月次販売額ランキング

まずは、2019年4月の月次販売額ランキングです。
このランキングでは、いま売れ筋のファンドが分かります。

計算期間は、2019年4月1日~30日です。


(引用元:eMAXISなんでもランキング|三菱UFJ国際投信)

2019年4月のランキングは、地味にスゴイことが起きました。
eMAXIS Slim シリーズが、10本中8本を占めているのです。

これまでは、eMAXIS シリーズが4~5本はランクインしていて。
未だに根強い人気があるのだと、感心しながら眺めていました。

eMAXIS Slim シリーズでも、上位の顔ぶれは大体決まっていて。
先進国株式・S&P500・バランス・新興国株式などが常連でした。

それに加えて、国内株式(TOPIX)や国内債券も人気が出てきて。
4月は全世界株式(除く日本)とオールカントリーもランクイン。

eMAXIS Slim シリーズが徐々に広がりを見せているようですね。

さて、4月になって第1位へと返り咲いたeMAXIS Slim 先進国株式。
運用各社がしのぎを削っている資産クラスですが、やはり強いです。

第2位となったのは、人気のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。
楽天VTIとともに、米国株投資の人気を下支えしている良質なファンド。

来月には初の決算発表を迎えるということで、コストが気になります。
トータルコストでみると、iFree S&P500より有利だと思っています。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はiFreeより低コスト
米国株投資の勢いは凄まじく、とどまるところを知りません。インデックス投資でも、米国株式の存在感が増しています。この記事では、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とiFree S&P500のトータルコストを基準価額推移によって比較します。

実質コストの中身がどうなっているのか、運用報告書に注目です。

そのほか、注目なのは第6位の全世界株式(オール・カントリー)。
第14位からジャンプアップして、一気に登り詰めたのは凄いです。

SBI証券のデータによると、資金流入は2019年1月から加速。
3ヵ月連続で、約5億5,000万円の資金流入が続いていました。

2019年4月は、更に資金流入が増えたものと推察されます。
楽天VTからの乗換組が、密かに増えているのでしょうか。

月次純資産残高ランキング

続いて、2019年4月の月次純資産残高ランキングです。
運用と資金流入による純資産残高の順位が分かります。

対象は、2019/4/26時点の純資産残高です。


(引用元:eMAXISなんでもランキング|三菱UFJ国際投信)

このランキングは、運用歴の長いeMAXISシリーズが有利です。
しかしながら3月、eMAXIS Slim 先進国株式が逆転しています。

eMAXIS Slim 先進国株式が世代交代を達成して、新たな境地へ。
純資産総額500億円をターゲットに、更に頑張ってほしいですね。

もう一つ、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の躍進にも注目です。
前月第9位から1ランクアップ、新興国株式を抜いて第8位になります。

米国株式(S&P500)は、コスト面では先進国株式よりも不利です。
それでも米国株式市場への信頼は厚く、人気のある資産クラスに。

これからも存在感を高めてくるファンドだと思うので、注目です。

ブロガーミーティングでサプライズ発表

2019年4月といえば、三菱UFJ国際投信のブロガーミーティング。
開催当日に2つのビッグニュースが舞い込み、話題となりました。

超低コストへの挑戦を続けるとともに、分かりやすさも追及。
個人投資家目線の施策ですから、個人的には評価したいです。

三菱UFJ国際投信の地道な取り組み、個人投資家と対話する姿勢。
不断の努力により、個人投資家からの信頼を積み上げています。

他の運用会社で真似しようと思えば、できることもあります。
それでも追随してくる運用会社が居ないのは、本気度の違い。

今の小さな違いが、将来的に大きな差になるのかもしれません。
eMAXIS Slim シリーズの存在感は、更に大きくなるでしょう。

とはいえ、信頼というのは一瞬で崩れてしまうこともあります。
今後の展開に注目しつつ、発展的な信頼関係となれば理想です。

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