市場の価格形成機能に委ねるのがインデックス投資

投資方針

青井ノボルです。

インデックス投資は、資本主義経済の成長に賭ける投資方法である。
そういった言葉を見たことがある人も、多いのではないでしょうか。

経済全体ではなくても、市場取引できる上場企業の株式を広く保有。
資本主義経済が膨張を続ける限り、上場企業の価値も高まっていく。

広く分散されたインデックス投資では資本主義経済の成長とともに。
株価が高まっていくことから、お金が増えていくというストーリー。

ただし、この話が実現するためには重要な前提があります。
そのひとつが、市場の価格形成機能が正常に機能すること。

この記事では、市場の価格形成機能に委ねるのがインデックス投資という考え方について書いていきます。

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資本主義経済の長期的発展

インデックス投資は、資本主義経済の長期的発展に賭ける投資である。
個人投資家の投信ブロガーでも、多くの方がそのように仰っています。

資本主義経済は、否応なしに成長していくシステムになっている。
ワタシも、恐らくそうだろうと素人なりに考えているところです。

上場企業であれば特に、市場から事業の継続性を強く求められています。
継続企業の前提に関する重要な疑義が生じた場合には、開示が義務です。

ゴーイングコンサーンの基本といえば、債務超過にならないこと。
資産から負債を引いた純資産がプラスであることが求められます。

純資産を増やす方法は複数ありますが、まずは利益を計上すること。
当期純利益を計上することで、純資産の利益剰余金を積み上げます。

つまり、事業継続のために利益を上げ続けることが求められます。
企業価値の算定方法は様々ですが、純資産は大きい方が好ましい。

企業が事業継続を前提としている以上、利益により純資産を高める。
各企業が事業継続に励むことで、経済全体でも成長を続けていく。

そのため、資本主義経済の長期的発展は続くであろうと考える。
雑な論理だと思いますが、自分なりに上記の解釈をしています。

株価は純資産と連動するとは限らない

ところで、市場で取引されている各企業の株価はどう決まるのか。

売り手と買い手の思惑が交錯し、需給が一致する地点が株価に。
買い注文が多ければ株価は上がり、売り注文が多ければ下がる。

厳密には違うかもしれませんが、大まかにそう理解しています。
まさにアクティブ投資の結果として、株価が形成されるのです。

株価は投資家の思惑により変動する、と言っても良いでしょう。
企業の純資産額と連動する、という単純な構造ではありません。

市場参加者が悲観的になれば、株価はどんどん下がるでしょう。
逆に楽観的なムードとなれば、株価はうなぎ上りということも。

現時点での純資産額と株価が完全に連動するとは限らないです。

市場は時々間違えるけど

歴史を振り返ると、株価は暴騰と暴落を繰り返してきました。
市場の価格形成機能は、時々正常に機能しなくなるようです。

ただ長期的に見ると、株価は上昇を続けているのも事実です。
例えばS&P500のチャートを見てみると、実感させられます。


(引用元:Googole Finance)

うなぎ上りのS&P500ですが、バブルと暴落を繰り返していて。
2000年頃のITバブル、2008年のリーマンショックが有名です。

市場の価格形成機能は、時々正常稼働しないこともあります。
紆余曲折を繰り返しつつ、大まかには機能しているようです。

ところで、株価と純資産額の関係はどう推移していたのか。
S&P500のPBR(株価純資産倍率)推移は、下記の通りです。


(引用元:https://www.multpl.com/s-p-500-price-to-book)

ITバブルの頃は5倍前後まで上がり、直近は概ね2~3倍で推移。
相場変動に応じて、市場が楽観と悲観を繰り返してきた歴史です。

PBRの推移を見る限り、純資産と株価は連動していません。
とはいえ、一定の範囲で推移しているとも言えそうですね。

リスクプレミアムが実現とは言うけれど

市場の価格形成機能が働けば、利益成長に関係することなく。
投資家が負担するリスクに見合うリスクプレミアムが実現へ。

このことは、山崎元さんや香川功行さんの記事が詳しいです。

投資素人のワタシの知識だと、分かるような分からないような。
完全に理解することは難しいのかなというのが率直な感想です。

株価の割安・割高を判断するときには、様々な指標を見ていて。
PER(株価収益率)やPBRも、判断材料となるのだと思います。

利益や純資産額と株価には、少なからず関連性があるとして。
価格形成機能が働くため、長期的には適正な範囲に落ち着く。

資本主義経済の発展が、インデックス投資の鍵だと考えたとき。
市場の価格形成機能が働いていることは、大前提となっている。

つまり、市場の価格形成機能に委ねているのがインデックス投資。
そのように考えるのが自然なのではないかと、ワタシは感じます。

健全なアクティブ投資に支えられるインデックス

個人向けの投資信託の世界では、アクティブファンドは割高です。
これは個人が資産運用するにあたり、大きな足枷となっています。

ただアクティブ運用そのものを否定するべきでは無いと思います。
アクティブ投資が無くなれば、市場の価格形成機能は失われます。

GPIFも、資本市場効率化のためにアクティブ投資は不可欠と言っています。

アクティブ投資の積み重ねが、インデックスを形作っています。
健全なアクティブ運用の活性化で、価格形成機能も維持される。

市場は時々間違えるけど、概ね適切な値付けをしてくれるはずです。
そんなことをぼんやり考えて、インデックス投資を続けていきます。

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青井ノボル
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コメント

  1. 私もインデックス投資で資産運用をしています。
    インデックス投資とアクティブ投資は対立したもと捉えられることが多いですが、相互に依存した関係なんですよね。
    意外とこの事実を忘れていしまっている人が多い気がしますね。

    • 青井ノボル 青井ノボル より:

      コメントありがとうございます。
      仰る通り、対立軸で議論されることもありますが、対立関係では無い気がしています。
      個人投資家の選択としての良し悪しではなくて、市場の効率性を高めるためにも健全なアクティブ投資が活発化して欲しいです。

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