「考えた末に思考停止」のインデックス投資がおすすめな理由

投資方針

青井ノボルです。

先日、Twitterで大きな話題となった記事がありました。
ダイヤモンド・オンラインに掲載されたこの記事です。

「思考停止」のインデックス型ファンドが危険な理由
10月1日、日経平均株価が終値で1991年11月以来26年11カ月ぶりの高値となる2万4245円76銭をつけた。こうしたニュースから、投資に本腰を入れようと考える人は多いだろう。筆者は仕事柄、個人投資家達と話をする機会が多い。個人投資家と言っても、日本の株式に投資する投資家もいれば、投資信託やFX(外国為替証拠金取引)...

タイトルが強烈であったせいか、一部投資家からは拒否反応も。
記事に書かれている内容は、個人投資家への注意喚起でした。

個人ブログ等を妄信するのは危険で、書籍で学びましょう。
相場と向き合うことで、知識や洞察力を身に付けてみては。

たしかに、偏った情報だけで投資を続けるのは危険ですね。
このブログでも考えることの重要性を何度も書いています。

この記事では、「考えた末に思考停止」のインデックス投資がおすすめな理由を書いていきます。

スポンサーリンク

個人ブログを妄信するのは危険

このブログは、インデックス投資をメインテーマとして書いています。
筆者のワタシは5人家族の30代サラリーマンであり、投資素人です。

少なからず、このブログに書かれていることを妄信するのは危険です。
他のブログも、参考程度に留めるのが賢い活用法だと考えています。

個人ブログの場合は特に、書き手の考え方がそのまま表現されます。
執筆も編集も1人で完結するので、内容はどうしても偏りがちです。

全く同じ環境・価値観・収入である人のブログなら良いかもしれません。
残念ながらネット上にそんな人は居ないですし、自分と他人は違います

リアルな投資体験談を読んだとしても、それだけでは勉強にはなりません。
ブログに書かている内容を踏まえて、自分はどう考えるかこそが大事です。

個人ブログの正しい活用法

自分と似たような普通の人が、実践しているインデックス投資。
ブログで発信されている内容を踏まえて、やってみようと始める。

これ自体は悪いことでは無いですし、投資のすそ野が広がって良いことです。
ただ「ブログでおすすめされていたから」で止まっていたら、やや危険です。

つみたてNISAで始めるなど、入口さえ間違わなければ失敗リスクは限定的。
投資の実体験を積むことができますし、金融リテラシーも徐々に高まります。

それでも、相場変動の大波はインデックス投資にも容赦なく襲いかかります。
思考停止で積立投資をしていたとして、本当に継続できるのかが重要課題。

「ブログでおすすめされていたから」だけでは、投資方針の軸が無い状態。
暴落相場に遭遇したとき、心理的に耐えられる可能性は低いかもしれません。

この記事も「おすすめ」などと書いていますが、主観が入った内容です。
「おすすめ」というマジックワードに騙され、鵜呑みにしてはいけません。

繰り返しますが、書かれている内容を鵜呑みにするのは大変危険です。

個人ブログで得た考え方を参考に、自分自身でもじっくり考えてみる。
考えるというプロセスを経なければ、真の知識にはならないでしょう。

ワタシが考え抜いて辿り着いた「思考停止」

広く分散された資産クラスに投資をする、インデックス投資。
長期的な視点で期待リターンを見込み、市場平均に投資します。

インデックス投資の魅力は、市場平均に委ねてしまえること。
バイ&ホールドなので、コツコツと積立投資を続けるだけです。

銘柄やセクター、投資対象国を選ぶ必要がありません。
売買するタイミングを判断する必要も一切ありません。

続けることだけが求められる、シンプルな投資法です。

何故、ワタシはインデックス投資に行き着いたのか。
それは、自分自身のことを冷静に振り返ったからです。

インベスターZ名言「投資とは己を知ること、そして自信を持つこと」
2018年7~9月に放映されていたドラマ「インベスターZ」。毎週楽しく見ていました。ドラゴン桜などで有名な三田紀房先生の漫画が原作です。この記事では、インベスターZの18巻に登場する名言「投資とは己を知ること、そして自信を持つこと」について書いていきます。

ワタシは5人家族の30代サラリーマン、投資は人生のオマケ的存在です。
投資素人なので、相場変動を先読みできるだけの能力が一切ありません。

投資経験はありますが、過去の投資判断は失敗ばかりだったのが実態。
判断能力が劣っているので、残念ながら自分の判断は当てになりません。

子供達や家族と過ごす時間の優先順位が高く、サラリーマン生活も大事。
投資に費やせる時間は僅かであり、空き時間には趣味を優先したいです。

典型的な日本人なので、リスクを取ることに臆病であると自認しています。

こんなワタシですが、ワガママなことに投資でリターンを得たいと思っています。

そのため、投資において判断の余地を徹底的に排除するのが良いと考えました。
バイ&ホールドによる、時価総額比率全世界株式へのインデックス投資です。

あえて積極的に「思考停止」の道を選ぶことが、賢明であると考えたのです。

インデックス投資をおすすめする理由

相場の世界は、投資を本業とする機関投資家が凌ぎを削る厳しい世界です。
個人投資家が無防備で挑んだら、食い物にされてしまうリスクがあります。

いわゆる普通な日常生活を営んでいる個人であれば、投資は縁遠い世界。
それでも、定期預金などの無リスク資産では資産額は全然増えません。

リスクが取れる度合は人それぞれですが、ワタシはリスク許容度が低め。
きっと、普通の日本人であれはリスク許容度が低めの人が多いハズです。

日本人はリスクを取ることに臆病なのかもしれない
現代の日本人は、貯蓄は美徳という文化の中で育ってきました。戦時中の「貯蓄報国運動」や敗戦後の「救国貯蓄運動」で、「貯蓄は美徳」という価値観が浸透しました。この記事では、日本人はリスクを取ることに臆病であること、そして臆病者の投資法について書いていきます。

一般的な日本人的感覚を持っていて、投資にまわせるお金がある人。
多くの日本人にとって、インデックス投資は相性が良いと考えます。

いわゆる億り人と呼ばれるような、億万長者を目指す必要もありません。
自分らしく自分なりにコツコツ投資を続けること自体が貴重な経験です。

インデックス投資による資産形成に具体的な目標額は必要無い
インデックス投資家の多くは長期的な資産形成を目的としています。いわゆる老後資金として資産形成を行うケースが多いです。ところで、インデックス投資による資産形成に具体的な目標額は必要ないと考えます。この記事では、このように考える理由を書いていきます。

インデックス投資は、決して大儲けできる投資法ではありません。
地味な存在ですが、だからこそ普通の人向けの投資法だと考えます。

そして、インデックス投資を愚直に続けるという選択をすることで。
人生における投資への時間を極小化し、豊かな人生をエンジョイする。

「資本に投ずる」という本質から離れますが、投資することに意義がある。
元本保証の貯蓄至上主義から飛び出すだけでも、価値があると思います。

だからワタシは、普通の人にインデックス投資をおすすめしたい。
投資の裾野がもっと広がって欲しいと、心から思っているのです。

インデックス投資をしながら投資を勉強

冒頭に紹介した記事では、インデックスファンドの積立投資だけではなく。
アクティブ投資を通じ、投資知識や洞察力を深めるべきと提言されています。

たしかに、実際に経験しながら学んだほうが学習効果は高いです。
その意味では、個別株投資をしながら学ぶ方が良いかもしれません。

ただ、良くも悪くも投資が趣味でも仕事でも無い個人投資家です。
自分のリスク許容度を超えてまで、投資する必要は無いですよね。

そして、インデックス投資の実践だけでも十分勉強になります。
実際にワタシ自身は、ブログを書きながら楽しく学んでいます。

更に言えば、人生を生き抜く上で必要十分な知識量だと思います。

個人的に興味があるので、投資の勉強はまだまだ続けてます。
楽しめる範囲を超えてまで、投資を学ぶつもりはありません。

どう考えてどう行動するかは、自分で考えて決めることです。
考える習慣を忘れずに、ワタシはこれからも投資を続けます。

 

関連記事紹介

シンプルに長期分散積立投資を続けるという選択は、思考停止に映ります。
実際は「続ける」という課題をクリアするため、深く考えることが重要です。

インデックス投資こそ自分の頭で考えることが大事
インデックス投資はバイ&ホールドが大前提。多くの人が止めてしまう暴落相場はいつ来るか分からないからこそ、長期投資を続けるコツは外部ではなく自分自身にあるはずです。この記事では、インデックス投資こそ自分の頭で考えることが大事だと思う理由を書いていきます。

インデックス投資でも、アセットアロケーション(資産配分)は考える余地が大きいです。
自分の投資方針を模索しながら、独自のアセットアロケーションを決めましょう。

全世界株式の比率はGDPか時価総額か
インデックス投資と言っても、資産配分(アセットアロケーション)は人それぞれ。 ワタシは、現時点で、全世界株式にまるっと投資したいと考えています。 今回は、全世界株式の配分比率に的を絞って、GDP比率と時価総額比率のどちらが良いか考えます。

 

青井ノボル
青井ノボル

もし良い記事だと感じたらポチっとお願いします

にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ

●twitterもやってます●

コメント

タイトルとURLをコピーしました