世界分散投資の配分比率に拘るのは無駄なのか

投資方針
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青井ノボルです。

インデックスファンドで世界分散投資を実践するとき、個人投資家が考えるべきはアセットアロケーション。つまり資産配分です。

どういった配分比率にすべきかと悩むワケですが、そこは絶対的な正解の無い世界
人によって考え方は様々で、最終的には自分が信じた道を突き進むしかありません。

インデックス投資、特に世界分散投資をしたいと思ったときに、配分比率をどう考えるべきか。
また、そもそも配分比率を細かく考える必要があるのかどうか。改めて考えてみます。

考え直すキッカケ

アセットアロケーションをどうすべきかは、これまでに何度も考えてきました。

悩みに悩んだ結果、現時点で決めていることは以下の通り。

  • 時価総額比に近い割合で、全世界株式(国内・先進国・新興国)へのインデックス投資をする。
  • リスク資産と無リスク資産の配分を、おおよそ7:3として、15ポイントの変動を許容する。
一応このように決めているワケですが、これで良いのかと考えるキッカケがありました。
それは、先月末に参加した三菱UFJ国際投信のブロガーミーティングです。

このとき、eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)に関する説明が中心となっていて。
要約すると、以下の様な説明でした。

  • 全世界株式の3地域均等とオールカントリー(時価総額比)の過去パフォーマンスには大差がない
  • ホームアセットバイアスを考慮して、年金運用ではオールカントリーよりも自国の比率を大きくするのが一般的。
  • 新興国の成長余力を考えると、時価総額比の約1割は少ないと考えることもできる。

ちなみに、配布された資料にはこんなデータもありました。
(ブログ掲載OKの寛大な対応に感謝!)
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過去のパフォーマンスを比べてみると、確かに似たような値動きとなっていて、大差はありません。
3地域均等はボラティリティ(価格変動の大きさ)が大きいと言えなくも無いですが、大体一緒です。

そのほかの説明についても、正直なところ、一定の合理性があるように感じました。

リターン・リスクは大体一緒

ブロガーミーティングでは、イボットソンの小松原氏から地域分散の効果についての解説もありました。
そのなかの資料で、グローバル株式投資の期待リターン・推計リスクを示した図表がコチラ。
(ブログ掲載OKという寛大な対応に改めて感謝!)
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これはイボットソンの推計値によって算出された、各パターンの期待リターン・推計リスクです。

先進国株式(含む日本)・全世界株式(オールカントリー)・3地域均等、の3種類で見比べてみます。

すると、どれも似たり寄ったりのリターン・リスクとなっていることが分かります。
よく見ると、いずれも効率的フロンティアに近いプロットとなっています。

この資料を見る限りでは、全世界株式に広く分散されたポートフォリオであれば、
配分比率に拘らなくても似たような投資結果となる可能性が高いと言えそうです。

 

配分比率に拘るのは無駄だけど

ここまでを振り返ると、全世界株式に投資する場合、配分比率に拘わったところで、リスク・リターンは大体一緒となる可能性が高そうです。
そして、3地域均等にしても、全世界株式(時価総額比)にしても、地域分散のリスク低減効果を得ることがきます。

であるとすれば、配分比率に拘るのは無駄な行為だと考えるのが自然ではないでしょうか。
配分比率に拘ったところで、将来のパフォーマンスがほぼ一緒になるなら、比率なんて適当で良いですよね。

と思う一方で、矛盾しているようですが、やっぱり時価総額比がしっくりくるなと考える自分もいるワケです。

 

時価総額比が合う理由

時価総額比がしっくりくると感じる理由ですが、ワタシの投資に対するスタンスが大きく影響しているのだと思います。

ワタシは4人家族の30代サラリーマン、投資は人生のオマケ的な位置付けです。
相場を読むことはできないし、値上がりする銘柄を選別する眼もありません。

残念なまでに投資の素人なので、金融のプロには絶対に勝てないと思っています。

市場平均には勝てないですし、勝ち続けるアクティブファンドを選ぶ眼も無いです。
そのため、インデックス投資で市場平均リターンを受け入れるのが妥当な選択だと考えます。

また、ワタシは投資判断を誤る可能性が高く、できる
だけ私情を排除したほうが良いと思っています。
将来的なパフォーマンスが良い指標を選ぶ、となると自分の判断や思惑を組み入れることになります。

投資素人であるワタシは、あえて思考を止めて、全世界株式のありのままの姿を受け入れることが妥当な選択だと考えます。

そして、一般投資家でも唯一コントロールできる可能性が高いのがコストです。
インデックスに連動する低コストのファンドを持ち続けることが大事だと思っています。

低コストの運用を実現するのに、全世界株式に上場している全銘柄に投資するのは現実的ではありません。
コストのためには、その大部分を占めるポートフォリオを持てばよい、と妥協することも必要です。
低コストで実現できる範囲で、全世界株式の平均的なリターンを享受できれば良いと割り切ります。

こんな思考経路を辿っていくと、先進国+新興国の全世界株式に時価総額比で投資するのが、一番しっくりくるワケです。

 

考え抜いた結果に拘りたい

全世界株式に広く分散されたポートフォリオであれば、配分比率はあまり関係ないのは恐らく事実。

だとしても、ワタシは時価総額比の全世界株式に投資したいと考えます。

将来のリターン・リスクがどうなるか分かりませんが、全世界株式の平均的なリターンを受け入れるのが肌に合います。
そしてこの選択こそが、バイ&ホールドの長期投資においてブレずに続けていけるスタイルだと思っています。

リスク・リターンが似たり寄ったりになる、という意味においては、配分比率を考えるのは無駄です。
ただ、その配分比率で市場の荒波を乗り越えて、全世界株式をバイ&ホールドし続けることができるかどうか。
その配分比率は自分にとって信じるに値するかどうか、という意味においては、考え抜いた結果に拘ったほうが良いと思います。

全世界株式に投資する場合であっても、その配分比率は人それぞれ。
「みんなちがって みんないい」と思いますが、ワタシは時価総額比にしようと改めて考えたのでした。

■関連記事紹介■
全世界株式をGDP比で持つべきか、時価総額比にすべきか、考えてみました。
<関連記事:全世界株式の比率はGDPか時価総額か

投資方針を考え抜いて、それを貫き通すのは意外と難しいでのはと感じています。
<関連記事:ひとつの投資方針を貫くのは意外と難しいのかもしれない

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