青井ノボルです。
楽天・全米インデックス・ファンド、通称・楽天VTI。
米国株式に投資するVTIを買ってくれる投資信託です。
VTIは、世界最大級の運用会社であるバンガード社のETF。
超低コストなETFであり、米国株投資でも人気があります。
楽天VTIはFOY2018で第4位に入るなど支持されていて。
本日付で、ついに純資産総額が400億円を突破しました。
この記事では、楽天VTIの純資産総額400億円突破と今後について書いていきます。
楽天VTIは低コストが特徴
楽天VTIは、2017/9/29に設定された楽天バンガードのファンド。
米国株式に広く分散投資ができる海外ETFのVTIへ投資をします。
米国株投資といえばS&P500が有名ですが、VTIは銘柄数が多め。
中小株まで含んだインデックスであるのが、相違点となります。
また楽天VTIは、非常に低コストなファンドと言えます。
信託報酬は年率0.12%(税抜)VTIの経費率は年率0.04%程度。
合算すると実質的な信託報酬で、年率0.1696%程度(税込)。
また、実質コストも相対的に低い水準だと思われます。
ファンドのコストは、とても抑えられている印象です。
バンガードの高いブランドが背景に
バンガードは、インデックスファンドを生んだ歴史ある運用会社。
創業者のジョン・ボーグルには、熱狂的なファンも多いようです。
(引用元:楽天VTI交付目論見書|楽天投信投資顧問)
楽天VITが成長した背景には、バンガードの高いブランド力があります。
日本でもその存在は有名で、個人投資家のなかにもファンは多いです。
ワタシもバンガードによる投資への考え方には、強く共感しています。
またファンドを通じて投資家に所有されている会社構造も面白いです。
継続的なコストの見直しなど、投資家に寄り添う姿勢は流石。
ブランド力を高いレベルでキープし続けているのも頷けます。
楽天VTIは楽天バンガードシリーズの代表格
楽天バンガードシリーズは、現時点で8本のファンドがあります。
その中でも人気を集めているのが、楽天VTと楽天VTIの2本です。
楽天VTは、全世界株式に広く分散投資が出来るファンドです。
VTは全世界株式の米国籍ETFで、根強い人気を誇っています。
大注目の中設定された楽天VTも、FOY2017で第1位に輝いて。
鮮烈なデビューを果たしましたが、意外と高コストで苦戦中。
それでも先日、純資産総額200億円を突破したのは流石でした。
楽天VTIはというと、米国株投資ブームに力強く後押しされて。
人気ファンドの一角に食い込み、いまも高い人気を誇ります。
楽天バンガードシリーズの中でも、圧倒的な人気ファンドに。
低コストで米国株投資ができる、当時は唯一の選択肢でした。
いまではeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がライバルです。
それでも勢いは楽天VTIのほうが上手で、まだ差があります。
楽天バンガードシリーズの代表格である楽天VTI、凄いです。
楽天VTIの純資産総額推移
さて、純資産総額400億円を達成した楽天VTI。
破竹の勢いで純資産総額を伸ばしてきました。
楽天VTIの純資産総額推移を、時系列で確認してみます。
2017/09/29 新規設定
2018/01/18 純資産総額50億円突破
2018/04/24 純資産総額100億円突破
2018/07/13 純資産総額150億円突破
2018/09/10 純資産総額200億円突破
2018/11/01 純資産総額250億円突破
2019/01/17純資産総額300億円突破
2019/02/19 純資産総額350億円突破
2019/04/24 純資産総額400億円突破
振り返ると、資金流入ペースは着実に加速しているようです。
相場変動に依らず、積立投資で安定的に資金流入しています。
100億円ごとで区切って、達成までの期間を見てみます。
0→100億円 約7ヵ月
100→200億円 約4ヵ月半
200→300億円 約4ヵ月
300→400億円 約3ヵ月
200→300億円のときは、相場下落した時期と重なります。
それでも純資産総額の積上げペースが加速しているとは。
純資産総額500億円の達成も、あっという間でしょうね。
ライバルはeMAXIS Slim 米国株式
楽天VTIは、名実ともに米国株投資の代表的な存在です。
米国株インデックスファンドでは、ぶっちぎりのNo.1。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)も、健闘はしています。
約9ヵ月で純資産総額150億円に達するなど、良い感じです。
ちなみに、楽天VTIは同期間で約240億円を積み上げています。
資金流入のペースは楽天VTIが圧勝というのが実際のところ。
それでも、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は超低コスト。
実質コストはまだ不明ですが、信託報酬は年率0.16%(税抜)。
最新の請求目論見書によると、マザーファンドは300億円超。
純資産総額はそれなりの規模ですが、コストが気になります。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は最大のライバルです。
楽天VTIとともに、米国株投資を盛り上げて欲しいですね。
400億円達成から更に加速か
楽天VTIの快進撃は、近年稀に見るものだと思います。
純資産総額の増加ペースは、どんどん加速しています。
FOY2018でも第4位に輝いたことも、後押しとなり。
個人投資家に広く浸透しているのだと推察されます。
米国株投資は1つのジャンルとして、確立されてきて。
個人投資家にしっかり根付いているように映ります。
このままの勢いであれば、500億円突破は初夏でしょうか。
低コストで良いファンドですし、今後にも期待しています。
関連記事紹介
最大のライバルであるeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)も好調です。
切磋琢磨しながら、米国株投資を盛り上げていって欲しいと思います。

バンガードによる投資の基本原則は、とても重要なことばかり。
地道な積み重ねこそ、やがて大きな違いとなるのだと思います。

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コメント
まだまだうちもインデックス投資は地に足が付いてないですね。
eMAXIS Slim 全世界型(除く日本)をメインに購入していましたが現在は先進国株式に注力してます。コスト比とかを考慮すると先進国株式でもよいのかな?と思いまして・・・。
自分に合ったインデックスを探すのも時間が掛かるものですね。
コメントありがとうございます。
インデックス投資も選択肢はいろいろですよね。
自分にフィットしたファンドに投資するのが良いと思います!