eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が信託報酬引き下げで年0.1%未満に

投資信託・ETF

青井ノボルです。

SBIとバンガードが組むという衝撃のニュースから、2ヵ月弱が経過しました。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が、遂に信託報酬引き下げを決めました。

SBI・バンガード・S&P500に対抗するため、信託報酬は年0.088%(税抜)。
消費税率が10%に引き上った後でも、税込みで年0.1%を切る超低水準です。

インデックスファンドの超低コスト化、ついに0.1%未満の攻防となります。
日本の投資信託でこんな日が来るとは、数年前に誰が想像できたでしょうか。

少し前なら考えもしなかったことが、こうして現実として起きていること。
素直に喜ばしいことですし、本当に恵まれた投資環境だなと感じています。

この記事では、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が信託報酬引き下げたことについて書いていきます。

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SBI・バンガードの衝撃

米国株式のインデックスファンドといえば、楽天VTI。
そしてeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の2トップ。

バンガードはVTIで楽天と組んでいて、決して浮気はしない。
勝手にそう考えていたので、SBIとのタッグは衝撃的でした。

VTIと同じ米国株式のインデックスファンドであるVOO。
米国籍ETFに投資するファンドで、楽天以外と組むとは。

バンガードは国内運用会社と組んでファンドを設定しています。
有名なのはセゾン投信であり、楽天投信投資顧問とも同様です。

セゾン投信は実質インデックスファンドですが、一応アクティブ。
楽天は全世界株式と米国株式のインデックスで、種類が違います。

性質の異なるファンドなので、2つのパートナーシップが併存する。
ただし、楽天VTIとのSBI・バンガードS&P500はどうなのでしょう。

楽天とバンガードとの信頼関係は大丈夫なのか、気になります。

SBIが超低コストで参戦

振り返れば、SBIは超低コストの歴史を牽引してきた存在でもあります。
そう、eMAXIS Slim シリーズのライバルとして切磋琢磨してきました。

eMAXIS Slim 先進国株式が2018年1月に異次元の信託報酬引き下げを実施。
契機となったのは、EXE-iつみたて先進国株式(現:雪だるま先進国株式)。

SBIが雪だるま先進国株式を超低コストで新規設定する発表によって。
eMAXIS Slim 先進国株式の信託報酬対抗引き下げが起こったのです。

あれから1年半以上が経過したいま、米国株式で同じような状況に。
SBI・バンガードS&P500が、超低コストで殴り込んできたのです。

当時、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬は年0.15%(税抜)。
ここに実質的な信託報酬が年0.88%(税抜)で勝負を挑んできたSBIです。

超低コストでの参戦を表明したSBIとバンガードの共同ファンドブランド。
「最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」のeMAXIS Slim。

人気の高まっている米国株式クラスで、熾烈な争いがスタートしたのです。

eMAXIS Slimが苦労の末に対抗引き下げ実施

どうせ、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がすぐに対抗してくれる。
SBI・バンガードS&P500の設定を知り、そう考えた人も多いでしょう。

ただ今回だけは、引き下げ率が50%に迫る勢いで勝手が違ったようです。
従来は2週間弱で対抗引き下げを発表するところ、2ヵ月弱を要しました。

今回ばかりは対抗引き下げが不可能なのでは、という憶測も飛び交って。
これまでの即時対応とは異なり、不穏な空気が流れていたのは事実です。

それでもこうして、期待通りの対抗引き下げをしっかりと実行してくる。
多くの期待を集め、そして本当に実行するからすごeMAXIS Slimです。

この決定に至るまで、社内外の調整が大変難航したものと推測されます。
その傷跡と言うべきなのか、受益者還元型の信託報酬率は削られました。

具体的には、純資産総額500億円および1,000億円を超えた部分について。
信託報酬率が0.005ポイントおよび0.01ポイント減少するというものが。
0.0005ポイントおよび0.001ポイントの減少に留まるという地味な改悪

社内外で激論が起こり、落としどころとしてココを変更したのでしょう。
苦労話について、今週末のブロガーミーティングで聞きたいと思います。

米国株式に投資をするという選択

インデックス投資と一括りにしても、様々な考え方があります。
投資方法も、ドルコスト平均法の積立投資だけではありません。

アセットアロケーションも人それぞれで、個性が出るところです。
ワタシは、時価総額比率の全世界株式にこだわりを持っています。

人によって、新興国株式にオーバーウェートしたい人もいます。
また米国株式に集中して投資をしたいという人も多いのも事実。

米国株投資の人気は高く、インデックス投資でも存在感があり。
こうして信託報酬の引き下げ競争が起きているということです。

なぜ米国株式への投資を選択するのか、軸を持っているかどうか。
他の資産への投資でも同様ですが、自分なりのストーリーは必要。

みんなが米国株式に投資をしている、といった他人軸ではなくて。
自分の言葉で語れるストーリーを持つべきなのだと考えています。

米国株式のインデックスファンド、盛り上がっていくのは良いこと。
一人でも多くの人が投資をスタートし、投資が継続できますように。

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青井ノボル
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