2018年分つみたてNISA枠を使い切りました

節約・節税

青井ノボルです。

つみたてNISA1年目となる2018年が、幕を閉じようとしています。

2018年分の枠は、受渡日ベースで年内となっていることが条件。
みなさん、年間40万円の非課税枠を有効活用できたでしょうか。

ワタシは2月末から利用をはじめ、約10ヵ月間の積立投資を継続。
12月に調整が必要でしたが、無事に非課税枠を使い切りました。

この記事では、2018年分のつみたてNISA枠を使い切った話について書いていきます。

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40万円の非課税枠が20年間使えます

つみたてNISAは、少額投資非課税制度のひとつです。
長期分散積立投資を前提として、設計されています。

金融庁としても、日本人に長期投資を根付かせたい。
安定的な資産形成を広めたいという想いがあります。

そこで、年間40万円の非課税枠を20年間使える制度となっています。


(引用元:金融庁HP)

40万円とはいえ、20年間も運用できる貴重な非課税枠です。
また、非課税枠は2037年まで20年(回)付与されることに。

長期分散積立投資に適した制度なので、フル活用したいところ。
もちろん、非課税枠に合わせて無理な投資をするのは本末転倒。

制度をよく理解したうえで、上手に利用したいところです。

つみたてNISAに対するワタシのスタンス

現時点で投資の非課税制度といえば、つみたてNISAとiDeCo。
個人が投資をするなら、必ずおさえておきたい2つの制度です。

ワタシの場合は、つみたてNISAが年間40万円。
iDeCoは企業型DCが無いため、年間27.6万円。

それぞれ非課税枠として、利用できる上限金額です。
活用しないのは勿体無いので、フル活用しています。

現在の資産状況は、教育準備資金の無リスク資産がやや不足。
生活防衛費は、もう目標額に達しているというのが実情です。

そのため、教育資金として無リスク資産を貯めていき。
投資はまず非課税枠をフル活用する、という方針です。

教育資金が貯まるまでは、この方針を貫くと思います。
あと10年くらいで、教育資金が準備できれば合格点です。

無理なく投資をして、教育資金ともバランスを取っている。
生活防衛費が十分にあるので、安心できる面もあります。

つみたてNISAについては、年間40万円の枠を使い切る
これが大事なことだと考えながら、制度活用しています。

12月に投資額を調整することに

ワタシは楽天証券で、つみたてNISA口座を開設しています。
これまで、毎日積立で長期分散積立投資を続けていました。

究極の時間分散と言われる毎日積立、思わぬ弱点がありまして。

ファンド休日に絡んで、予定通りに積立するのが実質的に困難。
非課税枠の40万円を余らせてしまうリスクが顕在化したのです。

そこで急遽、毎日積立を停止して毎月積立設定に切り替えをして。
2018/12/20に注文するように手配して、帳尻を合わせることに。


(引用元:楽天証券取引画面より一部抜粋)

予定通りにファンド注文が行われ、年内の受渡日となりました。
恐らく、2018年のつみたてNISA枠に滑り込めたと推測されます。

非課税枠を使い切れたか確認

多分大丈夫だろうと思いつつ、念には念を確認です。
つみたてNISAの年別利用状況の画面を確認しました。


(引用元:楽天証券取引画面より一部抜粋)

2018年はちょうど400,000円、使い切ることができました。

2019年も含めてあと19回、同じように40万円枠があります。
この非課税枠は、余すところなく利用させていただきます。

19年後もサラリーマンとして、積立投資を続けている予定。
最低限、非課税枠をフル活用できるくらい投資をしていたい。

いまの職場で、そして万が一の場合には転職もできるように。
本業で稼ぐ力は、しっかりと確保しておきたいと感じます。

税金もコストです

長期投資の世界においても、将来の期待リターンは気になるものです。
年率7%の複利計算で、元金100万円が10年後に200万円!といった話。

ワタシは期待リターンよりもリスクが大切だと考えています。
でも人間ですから、欲望は尽きないしリターンは欲しいもの。

期待リターンはあくまで推定値ですが、コストはある程度想定できます。
コストはリターンを虫食む要素で、税金も地味に大きなコスト要因です。

値上がり益への課税、普通分配金への課税ともに約20%の税率
これらが非課税となるだけで、大幅なコスト抑制に繋がります。

税金はきちんと納めるのが国民の義務ですが、できれば避けたい。
リターンがプラスとなるとは限りませんが、非課税制度は有難い。

今すぐに効果が出るものでは無いですが、20年後にきっと分かる。
相場環境が悪化しても、継続しないと享受できない特典なのです。

含み損を抱えたくないという、人間の根源的な欲求と戦いながら。
グッと堪えて、積立投資を続けられれば見えてくるであろう世界。

投資の利益に対して約20%掛かるはずのコストが、ゼロになる。
これは本当に凄いことで、国が大きく譲歩した制度なのです。

「安定的な資産形成に資する長期投資を根付かせたい」

その想いに応えるべく、つみたてNISAを活用していきたい。
ワタシは2019年も、非課税枠をフル活用させてもらいます。

 

青井ノボル
青井ノボル

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コメント

  1. くまさん より:

    うちは1万円使い切れずに年度終わってしまった・・・。何とも初歩的なミスだけどしゃないと
    割り切ってます。余裕見て12月に3週目には枠を使い切るスケジュール管理が必要だと思いました。

     うちは企業型401kとつみたてNISA(40万円)、自己資金で36万円/年積立してます。
    適正な積立金額は個々人で違ってくるとは思いますが、可処分利益の2割に相当します。
    ノボルさんの可処分利益に対する積立金額ってどんなもんでしょうね?

    • 青井ノボル 青井ノボル より:

      コメントありがとうございます。
      受渡日ベースで判定されるので、使い切れなかった人は意外と多いかもしれないですね。
      ワタシも20日注文の積立設定で、新興国株式は28日受渡でギリギリでした
      年間投資額は可処分所得ベースだと、ざっくり1割前後でしょうか。
      共働きになれば変わりますし、教育資金や生活防衛費との兼ね合いもありますし。
      環境や時期によって変わると思います。
      無理のない範囲で非課税枠をまずは使いましょう、というのがこの記事で伝えたかったメッセージのひとつです(^-^.)

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