青井ノボルです。
ここ数日、楽天経済圏の快進撃が止まりません。
本日付で、楽天市場のポイント制度SPUに楽天証券が追加されました。
楽天グループは、庶民による投資を後押しする姿勢を鮮明にしましたね。
丸井グループが手掛けるtsumiki証券の設立が契機となったのでしょうか。
楽天経済圏が、個人向け投資市場の頂点を本気で獲りにきたと言えそうです。
この記事では、楽天証券に関するSPUの適用条件、SPUの設定方法、今後の個人向け投資市場の行方について書いていきます。
楽天経済圏による怒涛のポイント施策
楽天経済圏とは、楽天グループによる各種サービスの囲い込み戦略のこと。
(引用元:1分でわかる楽天の強み)
楽天グループでは生活に密接するサービスを複数展開しています。
楽天スーパーポイントという共通ポイントで各サービスが連携。
ポイントを軸に、楽天グループ内の各種サービスを利用促進しています。
ところで楽天による積立投資関連の話題、怒涛のラッシュが止まりません。
矢継ぎ早に施策が発表され、理解が追い付かない人も多いでしょう。
ワタシも必死に情報をキャッチアップしているとことです。



毎週のように、積立投資に関連した新サービスを矢継ぎ早に発表。
あえて分散して発表することで、上手に話題をさらっています。
SPUのニュースは、一連のニュースのなかでは第三の矢ですね。
SPUに楽天証券が追加されました
SPUという楽天市場のポイント施策に今回、楽天証券が追加されました。
楽天市場は、1億弱とも言われる楽天会員が利用するネットモール。
SPUは楽天市場のポイント施策における一丁目一番地でもあります。
注目度の高いSPUだからこそ、楽天証券の宣伝効果は抜群でしょう。
しかも、ポイント投資が条件なので心理的な敷居も低いと思います。
未だに、投資はギャンブルというイメージを持つ人が多いのが現実。
そうした人達を取り込むための施策として、良く出来た制度ですね。
(引用元:SPUスーパーポイントアップ|楽天証券より一部抜粋)
適用条件は、公式HPをしっかりと確認することをおススメします。
ちなみに、楽天市場で買い物する月にSPU適用になれば良い話です。
ワタシのように楽天市場を時々使う程度の場合、都度適用させましょう。
買い物する月に余剰ポイント(期間限定ポイントは対象外)で追加投資をする。
楽天市場ヘビーユーザーでもない限り、この方法がベターであると考えます。
積立投資設定は条件ではありませんので、この点は注意しましょう。
ただし、常にSPU適用させたい・自動的に適用させたい場合は積立投資がおススメです。
SPUの設定手順と注意点
さて、SPU適用にはポイントコースの設定が必要です。
設定していないと適用外なので、しっかり確認しましょう。
(引用元:SPUスーパーポイントアップ|楽天証券より一部抜粋)
新規口座開設の方、また現時点で楽天証券ポイントコースを設定している方。
いずれかの場合は「楽天スーパーポイントコース」を選択しましょう。
すでに楽天スーパーポイントコースを選択している方は、SPU利用設定が必要です。
楽天証券のSPU利用設定
ワタシの場合は楽天証券ユーザーであり、楽天スーパーポイントコースで設定済み。
そのため、SPU利用設定を行う必要がありました。
まず、楽天証券のHPにログインをします。
「お客様情報の設定・変更」で「ポイント・楽天銀行連携・友達紹介」を選択。
SPUの「利用設定をする」のボタンをクリックすると、設定を開始できます。
あるいは、投資信託の買い付け画面からも設定することが可能です。
(引用元:楽天証券HP操作画面より一部抜粋)
次に、楽天IDでログインをします。
楽天市場で使っているID・パスワードを入力します。
(引用元:楽天証券HP操作画面より一部抜粋)
注意事項を確認したうえで、会員情報連携の同意をします。
問題が無ければ「同意する」をクリックします。
(引用元:楽天証券HP操作画面より一部抜粋)
ここまでの作業を終えると、無事に設定終了です。
(引用元:楽天証券HP操作画面より一部抜粋)
SPU適用に必要な楽天スーパーポイントコース設定について、公式HPではこのように書かれています。
Q.楽天スーパーポイントコース設定※とは何ですか?
A.楽天スーパーポイントを投資にご利用いただくために必要にな設定です。
※2018年8月31日以前に、楽天証券ですでに「楽天スーパーポイントコース」を選択されている方も、会員情報連携の同意が必要なため、再度設定いただく必要があります。
(引用元:SPUスーパーポイントアップ|楽天証券より一部抜粋)
ここで説明したSPU利用設定は、会員情報連携の同意をするための作業。
楽天証券ですでに「楽天スーパーポイントコース」を選択している場合は必須になります。
楽天経済圏の快進撃によるtsumiki証券への影響
楽天経済圏による一連の快進撃ですが、何故このタイミングなのでしょうか。
おそらく、キッカケとなったのは丸井グループによるtsumiki証券設立です。
tsumiki証券は、丸井グループが設立した積立専用の証券会社。

若者世代の資産形成を後押しするのが、tsumiki証券のコンセプト。
エポスカードによる積立投資を可能として、注目を集めました。
ただ蓋を開けてみると、ポイント還元率は0.1%~0.5%とのこと。
0.5%となるのは早くても5年後で、さほどお得感はありません。
楽天によるSPU施策は、ポイント投資をアピールする絶好の機会となりました。
関連して、積立投資やクレカ買付による1%還元施策もPR効果が期待できます。
tsumiki証券にとって、楽天による怒涛の施策ラッシュは大きな痛手となります。
少なくともネットユーザーは、丸井ではなく楽天経済圏に流れ込むことでしょう。
一方で、マルイ実店舗やエポスカード既存会員への営業には効果が期待できます。
逆に言えば、リアルチャネルのセミナーや説明で地道に集客するほかありません。
既存客の囲い込み戦略と割り切って、考えていくしかないでしょう。
楽天経済圏による積立投資普及に期待
SPUのポイント制度では、積立投資は必須要件ではありませんでした。
ただ、SPUを常に適用させるにはポイント利用の積立投資が便利です。
楽天カード利用による積立投資も、使い方によってはお得感があります。
楽天経済圏に飛び込んだ方が、トータルでお得に過ごすことができる。
と同時に、積立投資の裾野を広げてくれる大きな可能性を秘めている。
そう感じさせる施策が次々と発表されたのは、評価されるべきです。
楽天経済圏という楽天グループの戦略に、上手く乗り続けていく。
決意を新たにしつつ、楽天グループの今後の展開にも期待しています。
関連記事紹介
楽天経済圏でお得に生きていく方法の一つに、楽天証券×楽天銀行の連携があります。
つみたてNISAで積立投資を続けると、面白いほどにポイントがザクザク貯まります。

ポイント投資という制度は、楽天証券ならではのサービスです。
楽天通常ポイントの出口として、ワタシは以前から活用しています。

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コメント
SPU手続き完了出来ました。楽天ユーザーは最近なのでよく分からんでしたが・・・。つみたてNISAはマネックスで行ってますが、来年度は楽天へ引っ越し確定です。銀行と一体だし、投信のラインナップ豊富だし、現物手数料も安いし。
コメントありがとうございます。
手続きが無事に完了ということで何よりです。
ワタシはiDeCoをマネックスにしてます。本当は楽天したいところですが、商品ラインナップ以外にさほど差別化要因もなくて。本当は楽天で統一できたら嬉しかったです(^_^;)