eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が600億円突破

投資信託・ETF

青井ノボルです。

もうeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の勢いが止まりません。
500億円突破から約1ヵ月で、600億円に到達してしまいました。

業界最低水準の運用コストを目指し続けるeMAXIS Slim シリーズ。
2019年は超低コスト化に拍車が掛かり、資金流入も伸びています。

FOY2019でも第2位までランクアップし、人気の高いファンドです。
米国株投資の人気が高まる中で、選ばれているファンドのひとつ。

eMAXIS Slim シリーズを牽引する存在となり節目は変わったのか。
少なくともインデックスファンドへの投資は広がりを見せています。

この記事では、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の純資産総額600億円突破について書いていきます。

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シリーズを牽引する存在に成長

eMAXIS Slim シリーズは、コンセプトを堅持している点が特徴的。
「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」です。

シリーズ全体としての高評価を得ており、FOY2019でも上位を独占。
業界最低水準のコストを目指す姿勢が鮮明で、評価を高めています。

実際に信託報酬の引き下げが断行され、超低コストが実現しました。
ライバルファンドの存在も大きいですが、対抗引き下げは流石です。

2018年につみたてNISAがスタートして、インデックスファンドは進化。
資金流入が見込まれることから、超低コスト化が加速したと推測します。

結果的に、より良い投資環境が実現されたと言っても過言ではない。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)による貢献も大きいと思います。

米国株式(S&P500)600億円までの歴史

さて、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の歴史を紐解いてみます。

2018/07/03 新規設定
2018/07/13 純資産総額3.15億円、全世界株式(3地域均等型)超えを達成
2018/08/01 純資産総額10億円突破
2018/08/16 純資産総額17.83億円、全世界株式(除く日本)超えを達成
2018/10/17 純資産総額50億円突破
2018/11/01 純資産総額62.09億円、iFree S&P500超えを達成
2019/01/18 純資産総額100億円突破
2019/06/14 純資産総額200億円突破信託報酬引き下げ(年0.16%→0.15%)
2019/09/12 純資産総額300億円突破
2019/11/12 信託報酬引き下げ(年0.15%→年0.088%)
2019/12/13 純資産総額400億円突破
2020/01/20 純資産総額500億円突破、受益者還元型の信託報酬率スタート
2020/02/20 純資産総額600億円突破

純資産総額500億円から600億円突破まで、わずか1ヵ月。
資金流入が加速しているのは、このデータからも明らか。

直近の半年間をみると、相場環境が良かったこともあります。
様々な要因で米国株式が広がり、当ファンドに資金が流れた。

ワタシは、時価総額比率の全世界株式に投資をしたいと考えています。
米国株式の占める割合が高く、米国株式の行方に大きく左右されます。

米国株投資を志向していなくても、広い意味で捉えれば同志と言えます。
一過性のブームで終わることなく、一緒に長期投資を継続したいですね。

米国株式ファンドの決定版か

米国株式のインデックスファンドですが、超低コスト化は最近の話です。
かつて知名度のあるファンドは、iFree S&P500と楽天VTIくらいでした。

ファンド数が限られており、競争原理が働いていなかったとも言えます。
その後、後発で設定されたのがeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。

そして2019年後半、SBI・バンガード・S&P500が設定されたのを契機に。
信託報酬が一気に引き下げられて、税込みで0.1%未満の水準に突入です。

このとき本ファンドは、時間こそかかりましたが対抗引き下げを実施。
指数使用料の引き下げ交渉などを経て、超低コストが実現したのです。

また、調整に難航した話をブロガーミーティングでしてくれました。
こうした情報開示の姿勢こそ、フィデューシャリー・デューティー。

一連の流れを見ているとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が良い。
そう考えるのは自然なことだし、FOY2019で第2位になるわけです。

米国株式インデックスファンドは幾つかありますが、選ぶとしたら。
ワタシだったら、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)だと思います。

過激な主張にはご用心

ところで最近、米国株式界隈では気になる動向があるのも事実です。
米国株式を志向する個人投資家が増えたせいか過激派が目立ちます。

どういう目的なのかは不明ですが、他の投資方法を断罪することも。
米国株式に限った話ではないですが、割り引いて受け流すのも一つ。

ワタシも含めて個人投資家のブロガーは、所詮投資素人に過ぎません。
他人の主張に大きく左右されることなく、自分らしい投資を模索する。

自分の投資スタイルを、自分の頭で考えて腹に落とすことが大切です。
個人投資家の発信する情報は参考程度に留めておくのが良いでしょう。

ワタシは数字などの客観的事実だけではなく、考え方を書いています。
自分が振り返った時に参考になるように、という目的があるからです。

扇動するような言葉に踊らされることなく、冷静に自分の頭で考える。
情報過多な時代だからこそ、意識的に注意すべきことかもしれません。

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