青井ノボルです。
三菱UFJ国際投信が手掛けるeMAXIS Slim シリーズ。
設定から1年半が経過し、大きな人気を集めています。
本ファンドシリーズの特徴は、超低コストであること。
「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」
このコンセプトを掲げていること、そして実行していること。
ワタシがeMAXIS Slim シリーズを選ぶ最大の理由でもあります。
この記事では、業界最低水準のコストを目指すeMAXIS Slimという選択について考察します。
インデックスファンドにおけるコストの重要性
インデックスファンドは、市場平均に連動する値動きを目指します。
運用技術が同じだとすれば、期待リターンは同じと考えられます。
投資信託の場合、運用中に発生する信託報酬などのコストがあって。
リターンに差が出るとすれば、コストの存在が最も大きいでしょう。
インデックスに連動しても、コストがあるので完璧な連動は不可能。
なぜなら、コスト分だけ確実に連動指数を下回ってしまうからです。
(引用元:eMAXIS Slim|三菱UFJ国際投信)
インデックス投資において、コストは重要と言わざるを得ないです。
個人投資家がコストの低いファンドを選ぶ、これはごく自然なこと。
インデックスファンド選びでは、コストが重要な項目だと思います。
コストにこだわり抜いたファンドシリーズ
eMAXIS Slim シリーズは、コストへの拘りが強いファンドです。
(引用元:eMAXIS Slim|三菱UFJ国際投信)
公式HPでも「とことんコストにこだわった」と明記しています。
そして「こだわりのあなたへ、こだわりをお届けします。」
コストにこだわるのは、個人投資家の立場では当然のことです。
投資家のこだわりに対し、超低コストにこだわって応えてくれる。
コストをスリム化することへのこだわりが強いと宣言しています。
更に分かりやすいコンセプトとして、掲げている言葉があります。
(引用元:eMAXIS Slim|三菱UFJ国際投信)
「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」
このコンセプトを大々的に掲げているのは、スゴイことです。
実行力を伴っているコンセプト
「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」
これは、信託報酬引き下げに徹底対応するという意思表明です。
実際、これまで他社の信託報酬引き下げに即時対応しています。

単なるパフォーマンスではなく、実行力を伴うコンセプトです。
信託報酬引き下げの積み重ねで、徐々に信用を厚くしてきました。
eMAXIS Slim シリーズであれば、常に最低水準の運用コストに。
もし他社が信託報酬を下げても、自動的に追随してくれる安心感。
自分から値下げしないのは潔くない、という声もあります。
それでも、他社の動向に即時対応するのは素晴らしいこと。
実際に即時対応を何度も実践していて、安心感があります。
ニッセイよりも優れたコンセプト
超低コストファンドといえば、<購入・換金手数料なし>ニッセイシリーズ。
eMAXIS Slim シリーズの強力なライバルとして、今でも君臨しています。
<購入・換金手数料なし>ニッセイも、徹底した「低コスト」を掲げています。
これまでは年に1度のペースで、信託報酬の引き下げを断行してきました。
何年も、他社より低い業界最低水準の信託報酬を提示し続けたことで。
多くのインデックス投資家から、絶大な支持を集めているところです。
たしかに、<購入・換金手数料なし>ニッセイはスゴイと思います。
これまでの実績もありますし、FOYで3年連続トップを獲得しました。
それでも、年に1度の信託報酬見直しが限界という見方もできます。
様々な業態の販売会社が入り混じっており、仕方が無いと思います。
その点、eMAXIS Slimはフットワークの軽さが段違いとなっています。
ネット系金融機関に販売会社を絞ったことが奏功しているのでしょう。
eMAXIS Slim シリーズであれば、安心して任せておくことができる。
文字通りの「ほったらかし投資」が実現できてしまうのは強みです。
コンセプトを宣言したことで、大きなアドバンテージを生んでいる。
他にも理由はありますが、コンセプトの影響は大きいと感じます。

相対的に、ニッセイよりeMAXIS Slimが優れていると考えます。
ほったらかし投資にオススメ
ワタシのような投信ブロガーは、ファンドのコスト比較が趣味です。
わずかなコスト差であっても、気になってしまう性分だと言えます。
普通の個人投資家は、ファンドのコストを確認するのは面倒。
そのように感じるのが、一般的な普通の感覚だと思います。
eMAXIS Slim シリーズは、超低コストを貫くと宣言しています。
超低コストを維持できる仕組みも整えていて、実行力もあります。
インデックスファンドのコストは重要事項ですが、手間を掛けない。
ほったらかし投資を現実化するには、有効な選択肢の一つでしょう。
もちろん、コストに並々ならぬ拘りを持つ層にも支持されています。
何とっても、超低コストを維持してくれるのだから素晴らしいです。
気まぐれなタイミングで値下げではなく、即時対応は有難い限りです。
「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」。
このコンセプトを掲げるeMAXIS Slim シリーズは目立つ存在。
今後も他社への徹底対抗を続ける限り、人気を集めるでしょう。
業界最低水準のコストを目指しつづけるeMAXIS Slimという選択。
多くの個人投資家にとって、最適解となる可能性が高いと思います。
これからもワタシは、eMAXIS Slim シリーズに注目していきます。
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関連記事紹介
たわらノーロードといえば先進国株式ですが、eMAXIS Slimと比べると。
相対的にeMAXIS Slim 先進国株式に優位性があるのではと感じました。

ノーロードインデックスファンドの業界最大手は三菱UFJ国際投信です。
eMAXIS Slim シリーズを軸に、トップを走り続けられるか考えました。

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