eMAXIS Slim 先進国株式の実質コストは超低コストである

投資信託・ETF

青井ノボルです。

eMAXIS Slim 先進国株式は、FOY2018で第1位を獲得したファンド。
投信ブロガーに支持され、そして純資産総額も順調に伸びています。

信託報酬が0.1%未満となり、更に受益者還元の信託報酬がスタート。
超低コストのトップを走り続ける本ファンドは、大注目されています。

1ヵ月以上前になりますが、第2期の運用報告書が公開されました。
あくまで参考ですが、ここで最新の実質コストが判明しています。

この記事では、eMAXIS Slim 先進国株式における現時点の実質コストを改めて考察します。

Sponsored Link

eMAXIS Slim 先進国株式の歴史

まずはじめに、eMAXIS Slim 先進国株式の歴史をおさらいです。

2017/02/27 新規設定(信託報酬0.200%)
2017/10/02 信託報酬引き下げ(0.200%→0.190%)
2017/11/10 信託報酬引き下げ(0.190%→0.189%)
2017/12/29 純資産総額30億円突破、信託報酬の大幅引き下げを発表
2018/01/30 信託報酬引き下げ(0.189%→0.1095%)
2018/04/25 純資産総額100億円突破
2018/07/25 信託報酬引き下げ(0.1095%→0.1090%)
2018/08/28 純資産総額200億円突破
2019/01/18 純資産総額300億円突破
2019/03/04 eMAXIS 先進国株式の純資産総額超えを達成
2019/04/03 純資産総額400億円突破
2019/06/25 信託報酬引き下げ(0.1090%→0.0999%)
2019/07/08 純資産総額500億円突破、受益者還元型の信託報酬率スタート

ターニングポイントは、2018年1月からつみたてNISAが始まった時。
開始直前に信託報酬の大幅引き下げを発表、大きな話題となりました。

その後もライバルファンドに徹底対抗し、超低コストを維持し続けて。
気付けば信託報酬は0.1%未満となり、受益者還元もスタートしました。

「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」

コンセプトを堅持して、個人投資家の心を掴んできました。
FOY2018で第1位を獲得するほどに、大きく成長したのです。

第2期運用報告書から実質コストを推計

投資信託の運用に係るコストは、信託報酬だけではありません。

1年間で発生した、すでに純資産総額から差し引かれたコスト。
信託報酬以外のコストも、運用報告書には記載されています。

これは実際に運用してみないと、発生コストは分かりません。
決算を締めた後の運用報告書にて、確認するしかないのです。

第2期運用報告書を確認

eMAXIS Slim 先進国株式の公式ページで運用報告書を確認します。
現時点の最新版である第2期運用報告書へのリンクが張られています。

運用報告書の8ページに、「1万口当たりの費用明細」の記載があります。


(引用元:eMAXIS Slim 先進国株式 第2期運用報告書P8)

ここに記載のある、売買委託手数料・有価証券取引税・その他費用。
これらは信託報酬以外に、第2期において発生したコストなのです。

厳密にいうと、全てのコストが開示されているワケではありません。

信託報酬+運用報告書で判明するコスト、すなわち実質コスト。
あくまで参考値に過ぎませんが、コストを計る指標となります。

実質コストを推計

運用報告書に記載のコストを基に、実質コストを計算していきます。
ワタシは以前から、以下のルールに則って実質コストとしています。

  • 信託報酬については、その時点で判明している最新の年率数値を採用。
  • 信託報酬以外のコストは、運用報告書に記載の数値を採用。
  • 決算期間が1年ではない場合、信託報酬以外のコストは日数で年率に割り戻し。

この方法が最適なのか否か、正直なところ断言はできません。
ただ、おおよそ正しいであろうと解釈して計算しています。

以上のルールによって推計した実質コストは下記の通りです。


(公開情報より筆者独自作成)

実質コストでも0.2%未満ですし、超低コストであると言えそうです。

ファンドのコスト比較をするならば

これまで、実質コストは信託報酬以外のコストを網羅している。
このように考えられていたものの、実際には隠れコストがある。

実質コストが全てではない、というのは意外な事実でした。

そのため、実質コストでコスト比較をしても参考値に過ぎません。
同期間の基準価額推移であれば、トータルコストで比較可能です。

ベンチマークが同じファンド限定ですが、比較するなら基準価額推移。
先進国株式であれば、ニッセイ外国株式当たりと比較すると面白そう。

eMAXIS Slim 先進国株式が超低コストなのは間違いないでしょう。
今後も投資を継続して、超低コストの恩恵を受けたいと思います。

関連記事紹介

個人投資家にとって、リターンに直結する運用コストは重要です。
コストを抑えるため、超低コストファンドを選びたいとことです。

個人投資家のコスト意識は着実に高まっている
2018年1月にスタートしたつみたてNISAが起爆剤となって、外部環境が変化するとともに。個人投資家の意識も変わってきている様が、統計から伺えます。この記事では、個人投資家のコスト意識が高まってることについて、統計データを基に考察します。

信託報酬が0.0999%の領域まで達するとは思っていもいませんでした。
ライバルファンドに対抗し続けるeMAXIS Slimは、素晴らしですね。

eMAXIS Slim 先進国株式が信託報酬年0.0999%に引き下げへ
2019/6/3、三菱UFJ国際投信はリリース資料を発表。eMAXIS Slim 先進国株式が予想通りニッセイに追随して、信託報酬年率0.0999%(税抜)になります。この記事では、eMAXIS Slim 先進国株式の信託報酬引き下げについて書いていきます。

 

青井ノボル
青井ノボル

もし良い記事だと感じたらポチっとお願いします

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ

●twitterもやってます●

コメント

タイトルとURLをコピーしました