SBI証券×三菱UFJ国際投信のブロガーミーティングに参加

投資イベント

青井ノボルです。

三菱UFJ国際投信のブロガーミーティング、第3回目の開催です。
今回は、SBI証券とのコラボでiDeCo編と題して開催されました。

eMAXIS Slimも選べるセレクトプランが、先月よりスタート。
また以前からの「共闘」もあって、実現した企画のようです。

販売会社と運営会社の立場だと、iDeCoはこう見えているのか。
インデックス投資の個人投資家とは、違う視点が新鮮でした。

この記事では、SBI証券×三菱UFJ国際投信のブロガーミーティングに参加した感想、そして肝心の内容についてお伝えします。

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ブロガーミーティングの概要

早いもので季節はすっかり冬となり、もう少しでクリスマス。
有楽町界隈は大都会なので、イルミネーションが綺麗でした。

眩しいイルミネーションを横目に、いつものビルに入ります。
今回で3回目となる参加なので、さすがに迷わず行けました。

第1回ブロガーミーティングでは、3地域均等型を中心に展開。
第2回では、eMAXIS Neoシリーズと”貯金感覚”の話題でした。

第3回目となる今回は、SBI証券によるiDeCoとのコラボ企画。
先月リリースされたセレクトプランが話題の中心となりました。

開催概要とプログラムは下記の通りです。

【開催概要】
日時:2018/12/10(月)午後7時~8時半
場所:三菱UFJ国際投信 会議室
費用:無料
※ミーティング後にお茶会(懇親会、9時半終了、無料)を予定

【プログラム】
1.開会挨拶
2.「iDeCo新プラン(セレクトプラン)の設定について」
3.「SBI iDeCo 乗り換えシミュレーション、長期分散積立投資の重要性」
イボットソン・アソシエイツ・ジャパン CIO 小松原氏
4.対談「SBI証券のiDeCoについて」
SBI証券 橋本執行役員 × 三菱UFJ国際投信 代田常務
5.参加者のみなさまとの意見交換、質疑応答
6.閉会

プログラムの対談までが1時間超、30分弱が質疑応答でした。
なかなかタイトなタイムスケジュールだったとは思います。

それでも、質疑応答タイムを多めに確保されたのは好印象
率直な質問が飛び交い、オフレコ話もあり、有意義でした。

ちなみに、今回のお茶会は急遽アルコール有となっていました。
アルコールも種類も豊富でしたが、ノンアル派が多かった印象

ワタシも質問と交流のために、アルコールは控えめにしました。

SBI証券のiDeCoセレクトプラン設定について

個人型確定拠出年金は、個人型401kなどと呼ばれていました。
SBI証券は2005年1月より、個人型401kの取扱いをスタート。

当時より、一定基準で運用管理手数料を無料化していました。
ただし、商品ラインナップはほぼ一定のままだったようです。

個人型確定拠出年金の歴史が動いたのは、2017年1月のこと。

制度改正で、ほぼ全ての現役世代が加入可能になりました。
名称もiDeCoに変わり、ぐっと身近な存在となったのです。

これを契機に、SBI証券は2017年5月運営管理手数料を無料化。
これまでの条件を取っ払って、無条件で無料となったのです。


(引用元:SBI証券、iDeCoの運営管理手数料の完全無料化のお知らせ(2017/5/18)

また、商品ラインナップ拡充も推し進めて取扱いが67本に。
iDeCoの20%シェアを誇り、全金融機関でトップだそうです。

ところがここで、厚生労働省がiDeCoの商品数に制限を掛けます。
2018年5月施行の法改正で、商品数の上限が35本になったのです。


(引用元:確定拠出年金制度等の一部を改正する法律の主な概要(平成30年5月1日施行)

これに対する、SBIの見解とセレクトプラン設定までの経緯。
ざっくりと要約すると、だいたい以下の通りです。

  • 35本上限は沢山あると選べないから絞りましょうということになった
  • しかしながら個人型と企業型は性格が違うと考えている
  • 企業型は福利厚生、個人型は自分の意思で入る
  • SBI証券で扱う投資信託は2,600本超だが8~9割のファンドに残高あり
  • 商品数を削るではなく商品を選びやすいツールを提供するのが使命
  • 商品数の維持を求めてきたが法改正には逆らえない
  • オリジナルプランは35本に絞ってプラン自体は残すこととした
  • ネットから要望を受け付ける中でほぼ毎日のように「この商品を追加して欲しい」との声が多数寄せられた
  • オリジナルプランで商品入れ替えは時間も掛かる
  • ということでセレクトプランの設定に至った
  • 厚労省の許可を得てプラン2本立てが実現した

そして、SBI証券はiDeCoセレクトプランを2018年11月に開始。
新設定のセレクトプランの軸、大きく2つあるとのことでした。

1つ目の軸は「低コスト」です。

具体的には、超低コストなインデックスを揃えること。
多くの人から寄せられていたリクエストだったそうです。

特に、eMAXIS Slim シリーズは外せなかったとのこと。
ほかにも、支持の多いファンドを中心に選んだそうです。

2つ目の軸は「多様性」です。

投資対象資産と投資手法を幅広く選んだとのこと。

資産クラスであれば、株式・債券・REIT・バランスなど。
またインデックスだけでなくアクティブも提供しています。

そのため、34本のラインナップに落ち着いたようです。
自信を持って提供できるラインナップとのことでした。

本数はもっと少なくて良い、2プランも要らない。
事実、SBI証券の意向とは逆の声もあったようです。

資料請求で約25,000件のうち、約18,000件がセレクトプラン。
残りの約7,000件は、今でもオリジナルプランなのだそうです。

故に、オリジナルプランのニーズもあるとのこと。

ちなみに、SBI証券のiDeCo加入者は投信保有ありが76.3%。
一方で、運用指図者の投信保有ありは44.4%に留まるとのこと。

また、このデータは2018年3月末時点のものということで。
セレクトプランでは更に高い割合の可能性もあるとのこと。

SBI証券iDeCo新旧プラン乗り換えシミュレーション

ここからは、イボットソンの小松原氏によるお話でした。

SBI証券のiDeCo新旧プラン、大きな違いは信託報酬です。

新しいセレクトプランの方が、相対的に信託報酬が低め。
そのため、期待リターンはコスト減少分だけ向上します。

ただ、乗り換え期間中はリスク資産に置くことができない。

つまり、コスト低減効果と乗換中の機会損失を天秤にかける。
一定の前提条件のもと、どうなるかのシミュレーションです。

乗換の空白期間2ヵ月、資産80万円を移管、月2万円拠出の場合。

マイ・ミッドフィルダー型(リスク約12%の最適化配分)。
信託報酬差は、▲0.08ポイントとしてシミュレーション。
この場合、5年8ヵ月後からは乗換したほうがお得に。

マイ・ストライカー型(リスク約20%の最適化配分)。
信託報酬差は、▲0.09ポイントとしてシミュレーション。
この場合、7年11ヵ月後からは乗換したほうがお得に。

シミュレーションとしては、こうした結果だそうです。
ちなみに、移換資産80万円は大体の平均値とのこと。

期待リターンは、将来を約束するものではありません。
リスクがある以上、リターンはほぼ確実にブレるもの。

また、空白期間の機会損失が実際にどうなるかも未知数です。
空白期間中に相場が下がれば、乗換効果はすぐに得られます。

ただ、コスト差によるリターンの差は確実なものです。
期待リターン通りの機会損失があっても、数年で挽回できる。

年率0.1%未満のコスト差でも効果があると実感しました。

長期積立分散投資の重要性

「備えあれば憂いなし」ということわざの通り。
資産運用でも、市場の変動には備えが必要です。

そのための鍵となるのが、長期・積立・分散

例えば、国内株式・外国株式・国内債券・外国債券。
その年によって、1位の資産クラスは入れ替わります。

4資産分散は、年リターンで1位にもビリにはならない。
大儲けしない代わりに、大損を避けることができます。

暴落しても自暴自棄になりにくいメリットがある。
感情のコントロールがしやすいということですね。

株式と債券の割合で、パフォーマンスは大きく変わります。
そのため、いくらの最大損失まで耐えられるかが重要です。

いわゆる、リスク許容度というやつですね。

4資産分散ポートフォリオを運用した場合。
1970~2017年のうち、1年運用は14/48で元本割れに。

これを5年運用にすると、4/44で元本割れ。
さらに10年運用にすると、元本割れはゼロ

当然ながら、過去実績のシミュレーションです。
ただし、分散と長期運用の効果は大きいですね。

バランスファンドなら、自動的にリバランスしてくれる。
1本ずつ持っていると、リバランスする手間が掛かります。

売買を伴うリバランス、精神的にキツイ作業をすることに。
ただリバランスをしたほうが、リスクを抑える傾向にある。

4資産均等の期待リターン4%、推計リスク10%と仮定したとき。
20年間長期分散積立をして、元本割れの可能性はゼロではない。

ただ、確率的にはプラスリターンとなる可能性が高い模様。
分散と長期運用によって、得られる効果の大きさを確認です。

SBI証券×三菱UFJ国際投信の対談

ここからは、SBI証券・橋本執行役員と三菱UFJ国際投信・代田常務の対談。
多岐にわたる話題に触れて、なかなか聞き応えがあったプログラムです。

ここはメモ書きした内容を中心に、主観を入れずにお伝えします。

―セレクトプランに至った経緯

SBI証券・橋本氏
幅広いお客様に対応していきたい、幅広いニーズに対応していきたい。
数年前は信託報酬が低いファンドが無かった。ニーズに応えるため、信託報酬の低いファンドを採用したい。その結果、商品数が増えた。
35本規制の対応として、新プランを立てた。アクティブを入れたのは、20~30歳代を中心とした資産形成層で初めて投資をやる人ならインデックスも良いが、つみたてNISAもあり、一般NISAもあるなかで、アセットロケーション(アロケーションではない)を考えたとき、エッジの効いたファンドをiDeCoで選ぶのも良いのではと考えている。
退職金運用についてFP相談するなかで、アクティブ運用というニーズもある。
商品選びのための、コスト比較というコンテンツ、パフォーマンス比較というコンテンツ、を作っている。
もしラインナップが100本くらいあれば、ロボアドでニーズに合わせた組み合わせやファンドの提案により、選びにくさも解消できるのでは、と考えている。

MUKAM・代田氏
昨年夏、厚労省はワーキングを立ち上げて35本規制を決めた。
上限枠の設定はおかしいのではないか、とワーキングメンバーにも働きかけたが決まってしまった。
iDeCoの上限は撤廃すべきと個人的には思っている。
理由は2つ。
上限決めると、35本に選ばれた瞬間に競争が止まる。
35本に入れば、仮に低コストが出てきても置き換わる事が無い。
競争が無いことによる投資家の不利益がある。
もう一つ、35本決めたときにアメリカの企業型確定拠出年金(企業型DC)を事例に挙げて、選択肢が多いほど加入率が低いというデータを提示し、35本に絞るに至った。
企業型DCなら分かるが、iDeCo(個人型DC)は公務員・サラリーマン・自営業者など多種多様な方向けのラインナップが、本当に35本で良いのかという疑問を持っている。
積み残した議論として、DCは元本確保型があまりにも多い。
35本は厳しいが、民間の知恵で2プランとすることで当面は戦っていく。

SBI証券・橋本氏
お客様からの要望ニーズのなかで、eMAXIS Slimへの要望が一番多かった。
オリジナルプランだけでは、二ーズに応えきれないと判断した。
他社でも2コースの事例があったので、厚労省に直談判して実現に至った。
セレクトプランの商品選定は、定量定性評価のうえ、コストを重要視。
お客様からの要望、オリジナルプランの除外候補でも選んでいる人が居るファンドを入れる、なども勘案して34本になった。
オリジナルは若干信託報酬が高いが、乗換期間中に相場高騰する可能性もあるので乗り換えたくないニーズもあり、総合的に勘案して、とりあえず継続するに至った。

MUKAM・代田氏
SBI証券のiDeCoシェア20%は凄い。メガバンクにも対抗して、20%は凄い。
20%のシェアを誇るSBI証券にeMAXIS Slimが無いのは死活問題なので、セレクトプランで入れてもらって有難い。
なぜ20%シェアが取れたのか。コスト競争力が一番あった。アクセシビリティとコスト。
スリムとSBI証券は良い組み合わせと思っている。感謝している。
コストを中長期運用で考えると、いま最安であっても今後どうなるのかが問われる。
スリムはストレスフリーを目指している。将来も最低水準の運用コストを目指し続ける安心感を提供し、信頼いただければ嬉しい。

―プラン選択における観点

SBI証券・橋本氏
セレクトプランのほうが、低コストである分は若干ベターだと考える。
若い方、これから始める方は超低コストインデックスが多いので、初心者の方中心に検討いただくのが第一ステップではと考える。
つみたてNISAとiDeCoの併用では、例えばつみたてNISAはコアでインデックスファンド、iDeCoのオリジナルプランでアクティブファンドという選択もあるのではと思っている。
10年間のリターン実績に着目する方もいるのではないか。

―ストレスフリーな投資とは

MUKAM・代田氏
将来にわたって安心してお持ちいただくことが第一。
売って終わりではなく、その後の20年30年を寄り添って成果をお客様にお届けすること。
信頼に足るパートナーかどうかが大事。コストに加えて、ブロガーミーティングなど絶えず投資家の声に耳を傾けることが大切だと思っている。
株主総会のような監視機能、監視の場が重要だと思っている。指摘いただいたことに、きちんと対応していくことが運用会社の責任。
考え方をきちんと説明し、投資家の意見をお聞きする仕掛けも含めて、投資家にストレスが無い投資環境を提供したい。

―乗り換えシミュレーションの補足

MUKAM・代田氏
マイ・ストライカー、マイ・ミッドフィルダー、は最適化ファンドのラインアップ。
ミッドフィルダーはリスク12%(ドル円の変動幅くらい)、ストライカーはリスク20%(TOPIXの変動幅くらい)。
一定のリスク量で、最もリターンが高くとれる組み合わせとして最適な資産配分を描いたもの。イボットソンに依頼。
統計処理は、イボットソンが伝統とデータと実績がある。

質疑応答

ここからは、参加者による自由な質疑応答タイムへ。
30分弱でしたが、十分時間が確保されていた印象です。

質疑応答の内容は、ざっくりと下記の通り。

Q:SBI証券へファンドについて電話で質問して疑問点を解消できるか。
A:交付目論見書や月次報告書に書いてあることは、そちらを確認して欲しい。また、運用商品一覧の資料に各ファンドの選定理由を書いている。まずはこちらを見て欲しい。お答えできる範囲で回答する。また、運用会社と販売の仕事の違いも理解して欲しい。ファンドの中身の話は運用会社で受ける。ラインナップの考え方は販売会社で受ける。

Q:セレクトプランでeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を採用する予定はあるか。
A:現状あと1枠ある。ただ、すでにeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)があるので・・・。商品は総合的に考えられているので・・・。まずは枠の上限撤廃を求めていきたい。
※答えにくい質問だったようです

Q:SBI証券iDeCoのデメリットは受取時の選択肢が少ないことだと感じるが、今後増える余地はないのか。
A:現時点で具体的には言えないが、要望は沢山いただいている

Q:セレクトプランのファンドを数えると37本あるが、本当に34本なのか。
A:ターゲットイヤーは1本カウントで良いことになっている。

Q:35本規制のなかで1本空けているのはわざとか。
A:そうではない。

Q:プラン変更で、なぜ2ヵ月もかかるのか。書類は1枚だけなのに。
A:プラン変更の手続きで国民年金基金連合会は無関係。SBI証券とレコードキーパー(SBIベネフィット・システムズ)の2社間で書類の手続きをする。ただ、DC資産の現金化には日数がかかる。その後新プランで新たに投資商品を買うとなると、合計で2~3ヵ月はかかる。

Q:セレクトプランに、先進国株式クラスで<購入・換金手数料なし>ニッセイとeMAXIS Slimの2つがあるのは何故。連動指数も信託報酬も一緒ですが。
A:オリジナルプランでニッセイの人気が高く、要望もあったから。同じ資産クラスでも、投資家からの支持があるなら採用するスタンス。

Q:プラン乗換中の空白期間もiDeCoで掛金は拠出されるのか。
A:掛金は拠出される。

Q:iDeCoの加入者年齢構成を教えて欲しい。
A:40歳代が1番多い。20歳代は、証券口座保有率と比較してiDeCo加入率が少ない。証券口座は若者世代の開設が増えているので、iDeCoについても積極的に発信していきたい。最低金額月5,000円であっても、早く始めたほうが加入期間を稼げるので良いと思う。

Q:iDeCoの某国民●金基金連●会の手数料を下げて欲しい。
A:(直接的な回答は無かったものの)書類をすべて紙で書かなければいけないのもナンセンス。電子化を要望している。

Q:iDeCo加入時に職場許可が必要なのもストレス。
A:(特に回答は無かったですが本当にその通り!)

Q:ファンド人気はどのように計っているのか。
A:一般的には毎月の販売金額と販売件数の両方を見ている。参考までにアクセス件数(WEB閲覧件数?)も見ている。そのほかリターンも見ている。

ざっと、こんな感じで質疑応答が行われました。

最後の方に、オフレコ話も少しだけ織り交ぜられました。
実りの多いブロガーミーティングは、これにて終了です。

懇親会は充実した質問と交流に

ブロガーミーティング終了後は、無料の懇親会です。
軽食とソフトドリンク、アルコールが用意されました。

約1時間の限られた時間は、質問と交流であっという間
今回は積極的に動いたので、色んなお話ができました。

例えば、ネット直販についても聞いてみました。
まだ社内調整で、時間が掛かっているようです。

本件については、今年度中にネット直販を開始予定とリリース済み。
あくまで予定なので、時期が変更になる可能性もあるとのこと。

また、運用現場視察ツアーも忘れられてはいないとのこと。
来年のブロガーミーティングも、大いに期待できそうです。

もちろん参加者同士の交流も図れて、これも楽しかったです。
長期投資を志す仲間の輪が広がること、率直に嬉しいですね。

商品数拡充への拘りを感じた

2社ともに、iDeCoの35本規制に対する抵抗感が想像以上に強い
今回のブロガーミーティングで、これが最も印象に残りました。

もちろん、35本規制が万能薬では無いとは理解しています。
それでも商品数が多すぎると、投資初心者は迷うでしょう。

iDeCoは自分の意思で加入するから選択肢が多い方が良い。
このロジックは、一見すると正しいようにも感じられます。

一方で、逆説的に考えてみるとどうでしょうか。

選択肢が多いから、一部の人しかiDeCoで投信を選択しない。
選択肢が多いから、分かりにくくてiDeCoを敬遠してしまう。

選択肢が多いことが、正義という考え方もあると思います。
ただ、闇雲に選択肢を増やすのは悪手なのではと考えます。

例えば、高コストなアクティブファンドは必要なのでしょうか。

「低コスト」と「多様性」で選ばれたセレクトプランを見てみると。
つみたてNISAの商品基準で弾かれる高コストファンドが散見されます。

もし、35本規制を撤廃して商品の「多様性」だけを追求したら。
投資初心者が食い物にされるリスクもあるのでは、と勘繰ります。

商品数の規制による弊害も理解できますが、ちょっと不安です。
個人投資家のこうした不安、上手く払拭して欲しいところです。

SBI証券は、ネット証券として低コスト化を実現してきました。
iDeCoでも、運営管理手数料を真っ先に完全無料化しました。

だからこそ、個人投資家として大いに期待したいと考えます。

三菱UFJ国際投信にお伝えし忘れたこと

1点だけ、質疑応答と懇親会で言い忘れたことがありました。
それは、eMAXIS Slim シリーズのコンセプトについてです。

「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」
これは素晴らしいですし、これまでの実績で信頼も厚いです。

ただ、一部投信ブロガーからは否定的な意見も聞かれます。

「他社が信託報酬を引き下げなければ対抗しないのは消極的」
「信託報酬を自主的に引き下げないのはいかにもな殿様姿勢」

期待が大きいからなのか、こうした声があるのも事実です。

他社対抗ではない、純粋な信託報酬引き下げの実績を作れば。
極論を言えば、信託報酬年率0.001%でも構わないでしょう。

こうした声を跳ね除け、コンセプトがさらに浸透するハズ。
この声が届くとしたら、ぜひご検討いだけると嬉しいです。

ブロガーミーティングを開き、投資家と対話する姿勢は有難いです。
ただ、長期投資のように継続こそが非常に重要なのだと思います。

だからこそ、証券会社・運用会社・個人投資家間の良い緊張関係で。
資産形成を取り巻く環境が、より良いものになることを願います。

ワタシもその一翼を担えるよう、今後も勉強と発信を続けていきます。

(2018/12/12追記)
QuickMoneyWorldさんの記事に、コメントを掲載いただきました。
他の参加者によるコメントもあるので、ぜひ読んでみてください。

ブロガー向けにiDeCo新プラン説明会 SBI証が三菱UFJ国際とタッグ  | 資産運用研究所 | QUICK Money World
ブログやツイッターで自らの資産運用について情報を発信しているブロガーら20人以上が12月10日夜、三菱UFJ国際投信のオフィスに集まった。同社が継続的に開催している「ブロガー・ミーティング」に参加するためだ。今回はSBI証券が11月に開始し…

 

青井ノボル
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コメント

  1. くまさん より:

    イデコは会社の401k枠がいっぱいで出来ないとの事でどうにもならないのが困りごとですね。
    出来ないので興味も湧かない・・・。制度があっても利用できないのはもったいないです。

    eMAXIS Slimシリーズで手数料業界最低水準を目指す、でうちは過度な手数料低減は反対です。
    会社は手数料(信託報酬)で利益を上げて運営していくんで下げ過ぎて利益出ない、社員の
    モチベが上がらない、では「三方よし」にはならないです。買い手、売り手の双方が「よし」になるようになって欲しいものです。

    • 青井ノボル 青井ノボル より:

      コメントありがとうございます。
      企業型DCがあるのは、ある意味で嬉しい悩みですね。
      収益的に持続可能な仕組みであることが重要なのは、仰る通りです。
      外部からはどこからが「過度」なのか想像の域を越えませんが、ブロガーミーティングのような場を通じてより良い関係が築ければ良いなと思います。

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