青井ノボルです。
夏ボーナスにより金融機関のキャンペーンが盛んな時期となりました。
実は、今まで無リスク資産の置き場所を決めていなかったワタシ。
そろそろ考えなければと思っていたので、じっくり比較検討してみることに。
この記事では、どのキャンペーンを利用して定期預金を組むべきか、ワタシが悩みながら考えた過程をお伝えします。
定期預金の位置付けと特徴
無リスク資産は、リスク資産とのバランスでリスク調整をしてくれる存在。
また、生活防衛費や教育資金の一部として所有するという側面もあります。
無リスク資産といえば、代表的なのが個人向け国債変動10年、定期預金、普通預金、そして現金。
どれも似ているようで、少しずつ特徴が異なります。
例えば、流動性(現金化のしやすさ)の高さという観点では、
現金>普通預金>定期預金>個人向け国債変動10年、という順番です。
一方で、高金利(インフレ対応)が期待できるという観点では、
個人向け国債変動10年≒定期預金>普通預金>現金、となるでしょう。
定期預金は、流動性が低いけど、比較的金利が高めという特徴があります。
特徴を踏まえて、どんな性質のお金を置いておくのが良いか考えてみます。
定期預金に向いているお金の使い道
無リスク資産のなかでは、少しだけ流動性に劣る定期預金。
当然ですが、現金や普通預金に適うワケがありません。
そのため、当面使わないであろう無リスク資産を置いておく。
こんな使い方が原則だと考えます。
生活防衛費であれば、いざというときの生活費という性質があります。
ワタシの場合は生活費2年分が目標で、半年分は流動性を確保したいです。
生活費1年半分であれば、定期預金に預けるのもアリだと考えます。
金利変動と定期預金の関係
ところで、定期預金は固定金利となっているケースが大半です。
預金当初に決められた金利が、満期まで続くことになります。
皆さんご存知のように、現在の日本は超低金利政策を取っています。
そのため金利が下がる可能性は低く、中期的な金利上昇が予測されます。
となると、いまから定期預金の固定金利で長期間預けっぱなしは不利になる可能性が高いです。
半年間か1年間くらいの定期預金で、ほどほどに金利が高ければ預ける。
少なくとも現時点では、このような選択が妥当ではないかと考えます。
個人向け国債変動10年と定期預金の使い分け
数年間ほど出番が無い無リスク資産は、個人向け国債変動10年に置くことも検討したいところ。
個人向け国債変動10年であれば、インフレに伴う金利上昇にもある程度対応できます。
それでいて、基準金利がいくら下がっても最低金利0.05%は維持してくれます。
(引用元:個人向け国債変動10年商品概要|財務省より一部抜粋)
また、個人向け国債変動10年は10年後に換金するのが原則ですが、中途換金も可能です。
発行から1年経てば、若干のペナルティはありますが、いつでも換金ができます。
使い道が決まっていて、また使う時期が数年後の場合は個人向け国債変動10年もアリですね。
定期預金との使い分けですが、明確なルール決めは難しいと思います。
ワタシの場合は、お金の使い道と金利比較で総合的に判断します。
銀行口座を増やさないのが大前提
定期預金は、ボーナスシーズンにキャンペーンが実施されることが多いです。
地方金融機関のネット支店では、高金利で預金を集める場合もあります。
高金利な定期預金を狙い続けると、恐らく数多くの金融機関で口座開設することになるでしょう。
こうなると管理が煩雑となり、また資金移動も面倒で、本末転倒だと思います。
特にワタシの場合は、資金移動が面倒でIPO投資を途中で辞めた経験もありまして。
証券口座を整理中でもあり、銀行口座も必要最低限に抑えたいという想いが強いです。
すでに口座開設している銀行口座から、高金利の定期預金キャンペーンを探す。
このルールを守ることを大前提として、定期預金の預け先をリサーチします。
手持ち口座では住信SBIネット銀行が最も高金利
楽天証券と連携したマネーブリッジで、いつもお世話になっている楽天銀行。
ちょうどいま、定期預金キャンペーンをやっています。
(引用元:楽天銀行HPより一部抜粋)
円定期預金(1年もの)が、キャンペーン期間中特別金利で年0.12%(税引前)です。
特別金利というと凄そうな印象を受けますが、実際そうでもありません。
楽天銀行では、マネーブリッジであれば金利は年0.1%(税引前)です。
(引用元:楽天銀行HPより一部抜粋)
マネーブリッジと定期預金キャンペーンとの金利差はわずか0.02ポイントです。
流動性を考えれば、マネーリッジにそのまま置いておく方が得策でしょうね。
次に確認したのは、給与振込&ハブ口座として利用している住信SBIネット銀行。
SBI証券と連携したSBIハイブリット預金にも、少しだけお世話になっています。
さて、住信SBIネット銀行でも円定期預金のキャンペーンを絶賛展開中です。
円定期預金の特別金利(1年もの)は、年0.2%(税引前)です。
楽天銀行のキャンペーンと比べると、ほぼ倍くらいの違いがあります。
このキャンペーンは、超有名なインデックスブロガーであるkenzさんのブログ記事でも紹介されていたので、以前から知っていました。

kenzさんは9年以上にわたり「インデックス投資日記@川崎」を書かれています。
インデックス投資の準備期間に読み漁って勉強させていただいたブログのひとつで、現在も読ませてもらっています。
さて、手持ち銀行口座で他にもリサーチしましたが、これよりも好条件は見当たらず。
今回は、住信SBIネット銀行の定期預金キャンペーンで預けることに決定です!
定期預金はほどほどに
さて、今回は無リスク資産の置き場所として定期預金について調べました。
実際に調べてみると、想像よりも残念ながら金利が低いですね。
別の記事で触れる予定ですが、個人向け国債変動10年のキャンペーンの方が良いかなという印象。
それでも普通預金よりは、金利が少しでも高い定期預金に預けるほうが得策と考えます。
今後もボーナスシーズンを中心に、消耗しない程度に定期預金を調べます。
そして、無リスク資産の置き場所を引き続き模索していきたいと思います。
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キャンペーン金利の期待値を計算したうえで、預金すべきか考えてみました。

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