青井ノボルです。
人手不足は深刻な状況のようで、社会全体として働き方改革が進んでいます。
働き方改革関連法案が成立し、2019年4月からは有給5日取得義務化も開始。
サラリーマンには「業務を効率的に終わらせること」が求められています。
業務改善をしないまま、定時退勤ありきで終わらない業務を放置するのは論外として。
業務効率改善で残業時間を減らし、有休取得を増やすことは労使ともに目指すべき道。
この記事では、サラリーマンとしてのワタシの2018年給与を時給換算したうえで、働き方について考察します。
時間効率という視点は持ちたい
サラリーマンは、組織に所属して業務を行って給与収入を得ています。
30代サラリーマンのワタシも、振り返ればサラリーマン歴10年超です。
同じサラリーマンであっても、所属する組織や職務で年収は違います。
年功序列な組織もあれば、実力主義の組織もあるし、本当にバラバラ。
サラリーマンは時間を売る商売、と考える人もいます。
仕事を我慢してこなし、給与収入を得るイメージです。
ワタシは、サラリーマンでも意志を持って働きたいと考えていて。
組織から与えられた仕事も、主体的に取り組むようにしたいです。
やりがいのある仕事を、より高い報酬で、より短時間で行っていく。
お金も心も満たしてくれるような、そんな仕事が理想だと思います。
単純に年収アップを目指しても、長時間労働では大変なことです。
時間効率を上げる、つまり時給換算した給与も意識したいですね。
総労働時間は約60時間減
さて、ワタシのサラリーマン給与を時給換算してみます。
2017年分でも計算したので、今回は2018年分で再計算。
まずは職場の勤怠管理データを参照して、総労働時間を調べます。
今回は、2018年1~12月の1年間について計算することにします。
総労働時間の定義ですが、所定労働時間+残業時間のこと。
始業前や定時後(残業後)の職場滞在時間は含まれません。
有給休暇を取得すると、所定労働時間から差し引かれます。
ちなみに、夏季休暇といったの特別休暇も別途存在します。
出勤・退勤時間の記録から、実際に職場に居た時間も算出可能です。
勤怠管理のデータから引っ張り、この総勤務時間も参考値とします。
ワタシの2018年実績は、総労働時間が約1,540時間(月平均約128時間)。
一方で総勤務時間は、約1,610時間(月平均約134時間)となりました。
ちなみに、2018年の休暇取得日数は30日超えを達成です。
子供が生まれたときの特別休暇もあり、かなり休みました。
有給休暇の時は、家族と過ごしたり辛味を食べに行ったり。
仕事でも成果を上げつつ、しっかり休ませて貰っています。
2018年の年収は約720万円
続いて、ワタシのサラリーマンとしての年収を調べます。
ワタシの場合は、月給+賞与という古き良き給与体系です。
ここでいう年収は、月給と賞与の支給総額を指しています。
基本給をベースに、残業手当を含めた各種手当・慶弔金等の支給金額を含みます。
ただし通勤手当は除外して、源泉徴収票の「支払金額」欄の金額と合致させます。
手元にある給与・賞与明細で確認したところ、2018年の年収は約720万円でした。
ここから、社会保険料と所得税および住民税を差し引くと手取り年収となります。
2018年の手取り年収を計算したところ、約590万円となりました。
上記には年末調整分を含んでいますが、確定申告分は未算入です。
還付金が約15,000円ありますが、誤差ということにしておきます。
2018年給与の時給換算は前年よりアップ
年収と勤務時間のデータが揃えば、時給換算です。
ここでは、総労働時間で計算した場合を名目時給。
総勤務時間で計算した場合は、実質時給とします。
時給換算の計算は、時間・年収ともに丸める前の実数を使います。
2018年の名目時給は約4,650円(前年比+500円)です。
手取りにすると、名目時給は約3,850円となります。
2018年の実質時給は約4,450円(前年比+550円)です。
手取りにすると、実質時給は約3,650円となります。
時給換算してみた結果が、他の人と比べてどうかに興味は無くて。
前年と比べてどうだったかという観点が大切で、大幅増加でした。
時給換算の計算は、年間の給与収入÷勤務時間という単純な割り算です。
時給アップには、分子を高めるか分母を減らす、あるいは両方が必要。
ワタシの場合、年収アップと総勤務時間短縮のどちらも良い方向に。
サラリーマンだと、職場環境に依存してしまう要素かもしれません。
ただ、与えられた外部環境の中で最大限の効率化は図りたいところ。
奇しくも、こんな記事を書いている間に人事異動が発表となって。
来春からは今までとは違う、多忙な部署へと異動が決まりました。
自分なりにやれることを、最大限効率化してやりたいと思います。
時給換算から考えるサラリーマンの理想的な働き方
残業が少ないこと、また休暇の取りやすさは職場環境に大きく依存する問題です。
いまの職場はたまたま恵まれた環境ですが、来春からの部署では厳しいでしょう。
まだ全貌が掴めていませんが、恐らく忙しい日々を過ごすと思います。
それでも、自分なりに工夫することで時短に努めたいと考えています。
業務効率化を推進できるか否かで、サラリーマン人生は変わるかもしれません。
組織目標と自分の価値観が共鳴し続ける限り、とことんやりたいと思います。
仕事は、自分で自分を律することができないと受け身になりがちです。
あくまで自分事として、仕事と向き合っていきたいなと考えています。
究極の目標は職業道楽化
経済的に豊かになることは、単純にお金が欲しいというワケでもなく。
本多静六も言っていたように、経済的な余裕により職業道楽化が可能。
自分の好きな仕事で、社会との繋がりを維持しながら社会に還元する。
ライスワークではないからこそ、達成できる境地なのかもしれません。
ワタシは、NightWalkerさんが著書で触れていたゲーテの言葉が好き。
「自分自身に命令しない者は、いつになっても下僕にとどまる」です。
そこに主体性が無いと、やらされ仕事で終わってしまうと思います。
サラリーマンでも、自分なりに仕事をやり切る意識は持ちたいです。
仕事を趣味に昇華する必要は無いですが、主体性を持って取り組む。
時間効率を意識しつつ、サラリーマン人生を楽しみたいと思います。
関連記事紹介
ボーナスが増えると嬉しいですが、決して良いことばかりではありません。
労働者の立場からすると、効率的な賃金体系とは言えない面もあるのです。

一般的なサラリーマンは、つみたてNISAとの相性が良いと思います。
少額投資非課税制度を上手く活用して、投資を続けるのが得策です。

●twitterもやってます●
Follow @sindanindex
コメント