青井ノボルです。
我が家には子供が3人いるのですが、これまで子供の本人口座は未開設でした。
ただジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)には、未成年口座が必要です。
証券会社で未成年口座を開設すると、本人口座からの入金しか対応不可。
つまり、子供本人の銀行口座からでないと入金ができないのです。
そこで、銀行と証券の未成年口座、3人分を一気に開設することに。
この記事では、楽天銀行&楽天証券で子供3人分の未成年口座を開設した理由や経緯、手続き内容について書いていきます。
ジュニアNISAを使わない手は無い
ジュニアNISAの制度は名前だけ知っていました。
ただ、活用しようと考え始めたのは最近のことです。
教育資金の準備方法について、Twitterで意見交換する機会がありました。
このとき初めて、ジュニアNISAについて真面目に調べたような気がします。

教育資金については、基本的に無リスク資産で準備する方針です。
ただ、子供の金融教育やお祝い金の置き場所を考えてみたとき。
普通預金よりも、証券口座で運用する方が良いと感じていました。
どうせ運用するのであれば、非課税制度を利用しない手はありません。
そこで、ジュニアNISAを活用することに決めたのです。
証券口座は親権者口座に紐付けが必要
証券会社で未成年口座を開設する場合、親権者の証券口座が必要です。
ネット証券だと、親権者がログインした上で口座開設手続きをします。
ワタシは楽天証券をメインなので、楽天証券で開設することにしました。
楽天証券で未成年口座を開設する場合、必要書類は4点です。
- 未成年総合取引口座開設申込書
- マイナンバー通知届出書
- 家族全員記載の住民票写し(コピー可)
- 登録親権者の本人確認書類
ワタシの場合は、子供3人分の未成年口座開設を一気に行います。
そのため、住民票の写しと親権者本人確認書類は1部だけでOKでした。
ただし、3人分の書類を1つの封筒にまとめて入れないと駄目とのこと。
書類の返信用封筒がA4サイズなので、3人分の書類を入れても大丈夫でした。
入金用に本人名義の銀行口座が必要
証券会社で未成年口座を開設する場合、ひとつ注意点があります。
それは、証券口座入金用に子供本人の銀行口座が必須だということ。
ワタシの場合は、同じ楽天グループ傘下の楽天銀行で口座開設を行うことに。
銀行で未成年口座を開設する場合は、親権者口座との紐付け不要なようです。
普通の口座開設画面から、年齢などを入力して手続きを進めていきます。
楽天銀行の場合、書類提出は不要ですが本人確認書類の提示が必要です。
親権者と子供本人の本人確認書類が必要なのですが、これが厄介でした。
(引用元:本人確認書類|楽天銀行より一部抜粋)
親権者の本人確認書類は良いとして、問題は子供本人の確認書類について。
健康保険証はありますが、子供名義の追加書類を用意するのは非現実的です。
そのため、住民票の写し(コピー不可)が現実的な対応だと思います。
証券口座の開設では住民票の写し(コピー可)だったのに、銀行はコピー不可。
根拠法が違うせいなのかもしれませんが、ちょっと不思議な気がしました。
ネット系で未成年口座開設するメリットと注意点
ネット系金融機関で口座開設をする場合、大きなメリットがあります。
それは、印鑑が不要であるという点です。
近年ではメガバンクでも印鑑不要口座は広がりつつあります。
ただし、アプリが必要、サインが必要、18歳未満は対象外。
いろいろな制約があり、未成年口座開設は難しいようです。
その点、ネット系金融機関ではもともと印鑑不要という前提です。
子供用に銀行印を作るのは手間なので、不要だと有難いですね。
一方で、ネット系金融機関ならではの注意点もあります。
原則としてネット完結なので、メールアドレスが必要となる点です。
これについては、Gmailでメールアドレスの裏技を使うことで回避できます。

無駄なコストを掛けないという点では、ネット系金融機関が有利と言えるでしょう。
一方で、実店舗に比べて災害時における流動性リスクは間違いなく大きいです。
ワタシの場合は幼い子供用の未成年口座なので、今のところ流動性は不要です。
ジュニアNISA口座で金融教育をしたい
ジュニアNISA口座は、教育資金の準備には使いません。
子供向けにいただいたお祝い金などを原資として、運用します。
そしてジュニアNISA口座で金融教育をしたいと考えています。
この考えに至るには、この記事を読んだことが影響しています。
インデックスファンドによる世界分散投資を通じて、投資や経済について教えたい。
できることならば、ドル建て資産に投資をすることで、為替についても教えたい。
そんなことを、ぼんやりと考えています。
金融教育の教材として
金融教育としてのジュニアNISA口座活用法を考えてみます。
第一義的にはリスク資産なので、リスクを抑えながらリターンを得たいです。
そのため、インデックスファンドへの投資というのは外せない要件になります。
分散効果もしっかりと伝えたいので、世界分散投資を原則とします。
あわせて為替の概念も伝えたいので、ドル建ての資産が良さそうです。
インデックス投資では、コストを抑えてリターンを最大化するのが定石だと思います。
そのため、為替手数料や三重課税や売却手数料のかかる米国籍ETFは避けてきました。
ただ金融教育に使うリアルな教材としては、VTが良いかなと思っています。
ドル建て資産ですし、コストが掛かるとはいえ経費率は驚異的な水準です。
何よりも、一本で世界に広く分散された株式投資ができるのは魅力ですね。
ほかにも良いETFがあるかもしれないので、もう少しだけ悩みたいと思います。
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分散投資によるリスク低減効果は、地味にスゴイことだと思います。
世界に広く分散した資産を持つことの重要性、子供にも伝えたいです。

サラリーマンな個人投資家におススメといわれる長期積立分散投資。
何故おススメと言われるのか、構成要素を紐解きながら考えました。

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