青井ノボルです。
楽天グループの攻勢は、まだまだ続くのでしょうか。
最近、投資関連のサービスが一気に拡充されています。
2018/10/3には、ポイント運用サービスのリリースがありました。

楽天証券の口座が無くても、楽天スーパーポイントで投資体験が可能に。
ポイントを運用し、そのリターンをポイントで得ることができるのです。
証券会社の口座開設をしなくても、投資体験ができるのは良いこと。
投資のすそ野を広げてくれる可能性を秘めたサービスだと思います。
この記事では、「ポイント運用by楽天PointClub」の概要と投資体験が広まって欲しいという想いについて書いていきます。
楽天スーパーポイントを運用できるサービス
「ポイント運用 by 楽天PointClub」は、画期的なサービスだと思います。
楽天スーパーポイントは、楽天経済圏における中核サービスです。
楽天グループのサービスで貯めることができ、そして使えます。

楽天スーパーポイントは生活周りの様々なサービスで使えます。
楽天経済圏で生きている人にとっては、ほぼ現金のようなもの。
1ポイント単位で使えて、使い道に困らないのが最大の特徴でしょう。
この便利な楽天スーパーポイントで、簡単に運用できるのが今回のサービス。
あくまでポイントの運用であり、投資に似ている体験ができるというもの。
実在する投資信託の基準価額に連動して、ポイントが日々増減します。
運用している楽天ポイントは、いつでも1ポイント単位で引き出せます。
とても使いやすいですし、敷居の低い素晴らしいサービスだと思います。
ポイント運用by楽天PointClubの概要
ポイント運用by楽天PointClubは、気軽さを前面に打ち出した新サービスです。
楽天スーパーポイントを使い、手軽に運用を疑似体験することができます。
(引用元:楽天PointClubポイント運用)
対象となる楽天スーパーポイントは、通常ポイントのみ。
期間限定ポイントは対象外なので注意したいところです。
本サービスに移行すると、投資信託に連動して運用ポイント数が日々変動します。
実在する投資信託の基準価額に連動するので、まさに投資の疑似体験です。
(引用元:楽天PointClubポイント運用)
本サービスのポイントは3点あります。
- かんたん3ステップ
- 2つのコースから選ぶだけ
- 運用ポイントは引き出して使用可能
手続きは本当に簡単で、コースとポイント数を選んで確認するだけ。
本当に3ステップだけで、ポイント運用の手続きは完了してしまします。
あれこれ悩むより、まずはポイント運用を始めましょうという感じです。
2つの運用コース
本サービスには、2つの運用コースが用意されています。
「アクティブコース」「バランスコース」の2つです。
(引用元:楽天PointClubポイント運用)
アクティブコースは、日々の動きが大きく積極的な運用を目指すコース。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)に連動します。
株式:債券が70:30なので、値動きは相対的に大きくなりそうですね。
バランスコースは、日々の動きが小さく安定的な運用を目指すコース。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)に連動します。
株式:債券が30:70となっていて、マイルドな値動きになりそうです。
楽天・インデックス・バランス・ファンドの設定が、ポイント運用に繋がるとは。
全然想像していなかった展開ですが、投資未経験者向けには良さそうですね。
ちなみに、各コースとも追加可能なポイントは30,000ポイントが上限です。
30,000×2=60,000ポイントまでしかポイント運用することができません。
(運用により増減したポイントを除きます)
投資未経験者が一気にポイントを投入しないように、抑制的な仕様です。
あくまで投資体験を提供するサービス、と考えているのだと想像します。
楽天グループが秘める可能性
楽天グループの中には、ネット証券大手の楽天証券があります。
投資が普及することは、楽天グループにとってもプラスです。
約1億とも言われる楽天会員が、ポイント運用で投資体験ができる。
投資体験を通じて興味を持てば、楽天証券で口座開設をすれば良い。
また楽天証券では、楽天スーパーポイントによる投資も可能です。
投資への心理的な壁を取り払う、よく考えられたサービスですね。
ポイント運用から入って、徐々にステップアップできれば理想的。
楽天グループには、投資未経験者を取り込んでいく力があります。
民間らしいサービスで、投資の普及に一役買って欲しいところです。
一般市民に根付いている楽天グループだからこそ、期待したいと思います。
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楽天銀行と楽天証券の連携によるハッピープログラムも素晴らしいサービス。
特に無理をしなくても、ポイントがザクザク貯まるのは気持ち良いですよね。

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コメント
証券会社や金融庁など関係機関は投資を広めようといろいろ施策をやってると思うんですが、
中々浸透してないように思えます(特に田舎は)。うちの会社でも401k以外で投資してるって公言してるのは、1人しか知らないし・・・。
うちは目的と手段を考えるようにしてます。
そもそも投資をする「目的」は「お金を増やす事」ですね。年金など将来への不安があるんで、お金を増やしたいのもあります。
では「お金を増やす手段」は、「働いてお金の入りを増やす」「節約してお金の出を減らす」「投資をしてお金を増やす」などになろうかと思います。
うちの会社での周りの状況を推察してみたいと思います。
①仕事は20時くらいまで日常的に残業がある(日常に追われている)。
②パチンコやスマホゲームなどに夢中で興味がない(薄い)。
③将来への不安はあっても何をどうしてよいか分からない。
④自分の家計状況の把握をしてない(20歳の若い社員が中古のクラウン270万円くらいだそうです、を購入しました。恐らくローンを組んで保険を払うんでしょうが、うちに投資ってどうしたら良いですか?って聞かれました。投資する前に大きな買い物で投資してる場合じゃないと思うんですが・・・)。
うちとしては対策として(一般人がおこがましいですが)、
①義務教育の際に、「目的」と「手段」を勉強させる。
②今回の楽天の施策に似たような感じで、100万円を自由に投資させて(あくまで机上のお金で)、お金を増やしたり減ったりするのはリスクがある事を覚えさせる。
てのが大事だろうと考えます。社会人になれば仕事でそれどころじゃなくなるだろうし、早目に覚えるのが一番だろうと・・・。
長文失礼しました(汗
コメントありがとうございます。
金融庁がつみップなどで説明してる資料を、子育て世代にバンバン配布して、子供達に家庭で教えていくのもアリかなと、パッと思いつきました。
ただ、ちゃんと機能するかどうかと言われると微妙かもしれません。
義務教育に含めるべきという意見も多いですが、今以上にカリキュラムを増やして効果があるかどうかは分かりません。
実現可能性は全く分かりませんが、確定拠出年金に全国民を強制加入するくらいの事をやらないと、機運は高まらないのかもしれません。
ワタシは民間企業の取り組みこそが、官公庁よりも実行力がある気がしています。
だからこそ、民間の前向きな取り組みは応援していきたいなと思います!