青井ノボルです。
インデックス投資をはじめるとき、準備期間が1ヵ月ありました。
その理由は、つみたてNISA口座の開設に時間が掛かったためです。
口座開設で待たされていた当時は、1日も早く手続きが終わって欲しかったです。
ただ、いま思えば、準備期間として十分な時間があったのは幸運だったと思います。
インデックス投資を始める前の事前準備を念入りに行うことができたからです。
この記事では、登山歴15年以上のワタシが、投資と登山の共通点「事前準備はしっかりやろう」について書き綴ります。
登山で事前準備が大事な理由
登山には、日常生活と異なり、山であるが故の不自由さやリスクがあります。
当たり前の話ですが、山の中には電気ガス水道はありません。
必要に応じて、電池・ガス缶・水を担いで、自力で運びます。
それ以外にも、登山を安全に楽しむための登山用具は沢山あります。
登山の難易度・季節・行程などに応じて、手持ちの装備を考えます。
山のなかでも生きていくため、また安全に登山を楽しむため。
事前のパッキング(荷造り)は、結構大事な要素となります。
パッキング以外にも、ルート選定、登山届の準備・提出など。
登山に行く前にやっておくべき準備、実はたくさんあります。
それらは全て、登山を安全に楽しむための準備に他なりません。
登山は死んでしまったら終わり。安全に楽しむことが最重要事項なのです。
長期投資を続けるのは難しい
投資のプロである機関投資家と違い、個人投資家は短期的な成果を求められません。
そのため一般的に、個人投資家には長期投資が向いていると言われています。
ただ、長期投資が向いているとしても、実際に長期投資を続けられるかは別問題。
投資を続けるというシンプルな課題ですが、意外と難しいとも言われています。
Twitterでフォローさせてもらっているファイナンシャル・ジャーナリストの竹川さんも、このようにツイートされていました。
リーマンショックの時に積み立てをやめてしまったり、解約してしまった方もたくさんいましたからね…。コツコツを始めたのも、不安になったときに語り合う場があるといいな、と思ったことも背景にあります。
— 竹川美奈子 (@minakotakekawa) 2018年6月20日
暴落相場に遭遇すると、投資からの撤退を余儀なくされる個人投資家が多いようです。
ツイートのなかでは「不安になった時に個人投資家同士で語り合う場があるといい」と言及されています。
これは、暴落相場で感情に流されがちな人間の精神的な脆さに言及しているとも取れます。
「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ」のような交流会があるのは、とても大事なこと。
加えて、投資方針について悩み考え抜いて長期投資の胆力を養うことも大切だと思います。
表現を変えるならば、自分自身の投資方針をしっかりと腹に落とすということ。
長期投資でお金を増やそうとしても、暴落相場で振り落とされたら損失を抱えての退場です。
こうした事態となってしまうのは避けたいところです。
暴落相場で振り落とされないための事前準備
悩みながらも考え抜いて、オリジナルの投資方針を固めていく。
投資を始める前、事前準備段階でやっておきたいところです。
もちろん、投資を始めてからでも遅くはありません。
ところで、投資の事前準備で考えておくべきコトとは何か。
インデックス投資であれば、水瀬ケンイチさんのこの記事をおススメします。

水瀬さんの著書「お金は寝かせて増やしなさい」でも、書かれているのは大体同じ流れです。
記事に書かれている内容を参考にしながら、この順番で自分なりに考えてみる。
書かれている内容を鵜呑みにせず、自分の頭で考え抜くことが大事です。
そのことで、自分自身の投資方針が腹落ちし、暴落相場でも振り落とされない胆力が養われるのだと思います。
ちなみに、ご紹介した記事は2011年に書かれたもの。情報が少し古い部分もあります。
2017年12月に発行された著書のほうが、当然ながら最新情報も反映された内容です。
「お金は寝かせて増やしなさい」を参考に、じっくり考えることをおススメします。
事前準備によって長く楽しめる
事前準備と聞くと、面倒くさそうな印象を持たれるかもしれません。
ただ、事前準備こそが重要であり、長く続けるためのコツだと感じています。
インデックス投資はスタートから間もないですが、投資経験は5年以上。
あのリーマン・ショックも、リアルタイムで経験させてもらいました。
当時は投資方針も曖昧でしたが、ドルコスト平均法を盲目的に信じていました。
このまま積立を続けていけば、きっと何とかなるだろうと考えていました。
だからこそ、リーマン・ショックでも積立投資を続けられたのでしょう。
登山のほうは、高校時代から通算15年以上続けていて、そろそろ20年になります。
学生時代から登山を続ける中で、自分自身の登山スタイルも固まってきました。
これは、学生の時から「安全で楽しい登山とは何か」を実直に考え、試行錯誤を繰り返した結果でもあります。
お蔭さまで、これまで大きな事故に遭うことなく登山を続けることができています。
登山は一生モノの趣味だと言われますが、まさにその通りですね。
事前準備は将来きっと役に立つ
少しだけ面倒かもしれませんが、事前準備はしっかりと。
投資も登山も、長く続けるからこそ楽しめるというもの。
ちょっとの努力を乗り越えれば、この先もずっと続けることができる。
長期的な視点で考えれば、大した労力ではありません。
自分の頭で考え抜くという事前準備は、将来きっと役に立つハズです。
お金を掛けなくても、思考を巡らせるだけで良いのです。
今からでも遅くありません。事前準備はしっかりやりましょう!
あとがき
投資準備期間中にワタシが考えたこと、実践したこと。
「投資準備」というカテゴリーにまとめています。
事前準備の参考になれば幸いです。

■関連記事紹介■
実はリーマン・ショックの時代に、積立投資をしていた経験があります。
当時は投資方針が曖昧で、利益確定後に投資を止めてしまった経験談です。

リーマンショックの頃から実践していた、ドルコスト平均法。
万能ではありませんが、サラリーマン向けの投資法だと考えます。

●twitterもやってます●
Follow @sindanindex
コメント