NYダウと日経平均が急落してもシンプルに積立投資を続けるだけ

投資方針

青井ノボルです。

今朝の投資界隈は、NYダウ急落のニュースで大きく賑わいました。
これまで堅調に推移してきましたが、1日で3%超の下落です。

NYダウに連動する形で、日経平均株価も大きく下落しました。
2018/10/11の終値は22,590.86円、前日終値比▲3.89%です。

相場が大きく変動しましたが、ワタシの場合は投資行動には影響無し。
何があっても、バイ&ホールドのインデックス投資を続けるだけです。

この記事では、NYダウ急落の背景と相場変動の傾向、シンプルに投資を続ける重要性について書いていきます。

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NYダウ急落の背景は

2018/10/11の早朝、ダウ工業株30種平均(NYダウ)が急落していました。

このあとさらに下げて、25,598.74ドルで終えました。
前日終値比で831.83ドル(3.15%)安の大幅下落です。

米国株、ダウ続落で831ドル安 2月上旬以来の下げ幅 - 日本経済新聞
【NQNニューヨーク=戸部実華】10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に続落し、前日比831ドル83セント(3.1%)安の2万5598ドル74セントで終えた。下落幅は2月8日以来の大きさだった。米長期金利の上昇を受けてハイテク株を中心に株式の割高感につながった。米中貿易摩擦の長期化懸念から投資家がリスク回避姿勢...

日本経済新聞社によると、キッカケは長期金利上昇と米中貿易摩擦の懸念。
以下、上記のニュース記事から引用します。

株売りのきっかけとなったのは長期金利の上昇だ。米10年物国債利回りは一時3.24%と前日比0.04%上昇した。金利が上昇するとPERが高いハイテクなど「モメンタム株」の割高感が意識されやすい。モメンタム株とは成長期待が高く、値動きに勢いがある銘柄を指す。ネットフリックスは8%安、アマゾン・ドット・コムは6%安、マイクロソフトとアルファベットは5%安となった。

米中摩擦への警戒感の高まりも売りを誘った。10日朝、ムニューシン米財務長官は中国が為替操作をしないよう徹底的に求める方針を示したと報じられた。米国が中国への強硬姿勢を強めるとの見方が広がった。中国の景気減速も重荷となり、中国事業の比率が高い銘柄が売られた。航空機のボーイングや工業製品・事務用品のスリーエム(3M)、スポーツ用品のナイキ、建機のキャタピラーなどが急落した。
(引用元:米国株、ダウ続落で831ドル安 2月上旬以来の下げ幅|日本経済新聞社

Amazonをはじめとしたハイテク株が割高と判断され、売りが広がったようです。
そのほか、米中貿易摩擦の長期化懸念でリスク回避の動きもあったようです。

経済は生き物だなと実感するとともに、相場変動は本当に読めないですね。

下げ相場は暴落する傾向が強い

相場変動を事前に予測することは、プロでも難しいとされています。
これが投資素人であれば尚更で、相場を受け入れるしかありません。

相場が大きく動くタイミングを予測することは事実上不可能。
ただ過去の歴史を紐解くと、相場変動の傾向が見えてきます。


(引用元:Google finance)

こちらは、NYダウ直近1年間のチャートです。

2018年2月、パッと見ただけで大幅下落したことが分かります。
直前までジワジワと上げていましたが、ガツンと急降下です。


(引用元:Google finance)

こちらは、NYダウ過去40年間の長期チャートです。

1987年のブラックマンデー。

2000年のドットコムバブル崩壊。
2001年の米国同時多発テロ。

2007年のサブプライムローン問題。
2008年のリーマン・ショック。

過去に起きた暴落相場でも、短期間で一気に下げる傾向にあります。
また暴落後の推移を見ると、少しずつ回復する傾向も読み取れます。

40年間において、少なくとも3回は同じような動きをしています。
歴史は繰り返すのかどうか、将来のことはもちろん分かりません。

ただ相場変動の傾向として、数年に一度は暴落相場がやってくる。
すなわち、短期間で数十%レベルの大幅下落をする可能性がある。

ジリジリ下げるという局面は少なく、ガツンと一気に下がる
逆に上げる局面での急騰は少なく、ジワジワと上がっていく。

大体の傾向として、このように捉えることができると考えます。

相場変動で動揺しないために

相場変動の傾向が分かったとしても、相場変動のタイミングは分かりません。
投資素人なので、相場変動の事前予測は不可能だと完全に割り切っています。

だからこそ、ワタシはバイ&ホールドの長期分散積立投資を選択しています。
長期投資を前提としているので、日々の相場変動は直接関係ありません。

一方で、長期分散積立投資における課題は「続ける」と言われています。
相場変動に心を揺さぶられ、途中退場してしまう事例は多いようです。

バイ&ホールドは、どんな相場環境でも持ち続けることが大前提。
大暴落に見舞われても、リスク資産を持ち続ける覚悟が必要です。

相場変動に対して動揺することなく、バイ&ホールドを続ける方法。
自分自身の投資方針をしっかりと腹落ちさせておくことが重要です。

確固たる投資方針という軸ができれば、やるべきことはシンプル。
もし相場が荒れ狂っていても、淡々と積立投資を続けるだけです。

積立設定を事前にしておけば、投資が自動化・仕組化されます。
長期分散積立投資を続けるためには、良い方法かもしれません。

暴落相場は誰だって怖い

「暴落相場はバーゲンセール」と言う人もいますが、それは特殊能力を備えた人。
相場の底を判断することは困難ですし、暴落相場での買い増しは勇気が要ります。

暴落相場ではリスク資産の評価額が大きく毀損する可能性もあります。
悲観的な経済ニュースがバンバン流れて、気分も暗くなりがちです。

バイ&ホールドは相場変動を全て受け入れますが、暴落相場は正直怖いです。
恐怖を感じながらも耐え抜くため、最後の最後に頼れるのは自分自身だけ。

なかなか難しいことですが、相場変動が気にならないメンタルを作っておく。
今日の様な大幅下落がもし続いたら、どんな気持ちになるのか想像してみる。

暴落相場は怖いと感じてしまう前提で、あらゆる備えが必要なのだと思います。

自分で悩み考え抜いた投資方針を軸として、相場変動に動揺しない自分になる。
とても難しい課題ですが、ブログを綴りながら積立投資を続けていきたいです。

 

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