野村スリーゼロ先進国株式に投資すべきか考える

投資信託・ETF

青井ノボルです。

いよいよ、信託報酬ゼロのインデックスファンドが誕生します。
2030年12月31日までの期間限定ですが、まさかのゼロなのです。

つみたてNISA向けの商品ということで、野村グループが殴り込み。
インデックスファンド界隈は、新規設定のニュースに沸きました。

奇しくも同日に、三菱UFJ国際投信からも信託報酬引き下げの吉報。
どちらが話題となったかと言われれば、間違いなく野村の圧勝です。

やるからには徹底的にやる姿勢が、この話題性となったのでしょう。
一方で、本ファンドの設定に対しては懐疑的な見方があるのも事実。

この記事では、野村スリーゼロ先進国株式について考察し、投資すべきかを考えます。

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野村グループが全力で殴り込み

野村證券といえば、証券業界で国内トップ企業であることは周知の事実。
営業力を武器に、富裕層向けに金融商品をガンガン売っている印象です。

野村グループのうち、野村證券・野村AM・野村信託銀行がタッグを組み。
信託報酬を期間限定でゼロにするのが、野村スリーゼロ先進国株式です。

野村AMには、すでにインデックスファンドシリーズが存在しています。
Funds-iシリーズで、女性向けに大きく舵を切った広告戦略が特徴的。

信託報酬は低コスト寄りですが、超低コストとは距離を置いていて。
野村グループの総意として、超低コスト競争は避けているのかなと。

そう感じていたところ、まさかの野村スリーゼロ先進国株式が爆誕
運用会社は勿論、販売会社と信託銀行も野村グループで固めました。

超低コストなインデックスファンドに殴り込みをかけてきたのです。
グループの総力をあげて、思い切った新規設定だったなと感じます。

最大の特徴は極めて低いコスト

つみたてNISAの開始前、インデックスファンドの信託報酬は減少へ。
それでも先進国株式であれば、0.2%前後で争っていた低コスト時代

ここからゲームチェンジしたのは、つみたてNISAのスタートでした。
先進国株式の信託報酬は0.1%前後の争いとなり、超低コスト時代へ。

新規設定される野村スリーゼロ先進国株式は、信託報酬がゼロです。
これは正真正銘のゼロで、2030/12/31まで信託報酬は一切無しに。

また、ゼロ期間が終わっても0.1%(税抜)以内で最低水準を目指す。
極めて低いコストを維持する姿勢を鮮明しているのが特徴なのです。

低コストから超低コストへと時代が移り変わり、極めて低コストへ。

ドラゴンボールで戦闘力が上がり続けるが如く、コストが下がり続けた。
その結果、まさかのゼロという境地まで行き着いてしまったのでしょう。

運用規模も圧倒的

インデックスファンドは、マザーファンドの大きさがモノをいう世界。
いわゆるスケールメリットが、コスト削減や運用安定化に繋がります。

EDINETで投資信託約款を確認すると、マザーファンドが判明しました。
外国株式MSCI-KOKUSAIマザーファンド、15年超の運用実績があります。

ベビーファンドが複数ぶら下がっていますが、その中のひとつのファンド。
野村外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI(確定拠出年金向け)

運用報告書(全体版)に、マザーファンドの残高が記載されています。
2019/4/1時点の数字ですが、純資産総額は約5,600億円となっています。

時点が異なりますが、2018/5/14時点のMUKAMのマザーが約3,300億円。
インデクスファンドで存在感のある、三菱UFJ国際投信を上回る規模です。

前述の通り、スケールメリットはインデックスファンドに欠かせない要素。
あのバンガードも、圧倒的規模があるからこそコストを低くできています。

野村スリーゼロ先進国株式が極めて低いコストを実現できるのも頷けます。

ゼロであることに懐疑的な見方も

極めて低いコストは素晴らしいですし、規模の経済性も働いています。
信託報酬ゼロが終わった後も、超低コストを維持できそうな印象です。

コストが最安なのは間違いないのですが、懐疑的な見方もあります。
これは、個人のインデックス投資家における歴史も影響しています。

野村ファンドネット証券のようなことが、再び起きるのではないか。
2030年まで信託報酬がゼロでも、何か落とし穴があるのではないか。

こうした疑念を払拭できるだけの材料が無いのも、ある意味で事実。
個人投資家から野村グループへの視線が厳しい、とも言えそうです。

野村グループでスクラムを組んだからこそ、実現できたスリーゼロ。
一方で野村ブランドであるが故に、構えてしまう個人投資家もいる。

感じ方は人それぞれですが、ワタシも懐疑的にならざるを得ません。

信頼できる金融機関で投資がしたい

インデックス投資の歴史を聞いている限り、信頼できる金融機関。
投資信託の販売会社をしっかり見極めるのは、基本だと思います。

これはお金は寝かせて増やしなさいの購入者特典で感じたこと。
恵まれた時代の今も、長期投資に資する金融機関を選ぶべきです。

野村證券を信頼するなら、つみたてNISAや特定口座を野村で開設。
そこで完結すれば管理が楽で、野村スリーゼロ先進国株式も選べる。

一方で他の金融機関を選ぶと、野村スリーゼロには投資できない。
それはそれとして、残念ながら受け入れるしかないのでしょう。

野村スリーゼロ先進国株式の登場で、基本に立ち返ることができた。
その意味では、ワタシにとっては良い契機となったかもしれません。

ワタシだったら野村スリーゼロ先進国株式に投資しません

ワタシはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)一本で。
いまでは極めてシンプルな積立設定にしているので無関係とはいえ。

eMAXIS Slim 先進国株式を楽天証券で積み立てていた頃だとして。
それでも、野村スリーゼロ先進国株式に乗り換えることは無いです。

ワタシは楽天証券をメイン口座として積立を継続したいと考えます。
そして感覚的に、eMAXIS Slimシリーズのほうが信頼できるのです。

個人投資家のインデックス投資において、コストは極めて大切な要素。
唯一コントロールできるのがコストですし、本当に大切だと思います。

ただ、信頼できる金融機関で安心して投資を続けることが大前提です。
ワタシは楽天証券でeMAXIS Slimシリーズを積立続けたいと思います。

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