思考停止して市場平均に委ねる投資がちょうど良いと感じる理由

投資方針

青井ノボルです。

ワタシはインデックス投資を実践することで、資産形成を目指しています。

アセットアロケーション(資産配分)は、時価総額比率の全世界株式です。
投資のタイミングは判断せずに、定期定額の積立投資を継続しています。

ところで、インデックス投資とは、指数(インデックス)と同じ値動きを目指す投資方法のこと。

国内株式で言えば、日経平均やTOPIXといった指数があって、市場の値動きを示しています。
指数は市場平均であることから、インデックス投資は市場平均に身を委ねることになります。

誤解を恐れずに言えば、思考を停止して市場による価格形成に任せる受け身の投資法です。

この記事では、ワタシが「思考停止して市場平均に委ねたい」という考えに至った理由について書いていきます。

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リーマンショックの実体験

2018年からインデックス投資を始めたワタシですが、黒歴史とも言える投資経験があります。

新社会人時代のこと、当時のBRICsブームに乗っかり、全資産の大部分で投資信託を一括購入しました。

いま振り返ってみると、狂気の沙汰と言わざるを得ない、リスク許容度を振り切った行動です。
それでも当時は「リスクはあるけど、BRICsならきっと大丈夫」と、楽観的に考えていました。

そこからリーマンショックの荒波に襲われて、リスク資産の評価額は1/3まで急落!

新興国が右肩上がりで成長すると思って投資したところ、予想は見事に外れました。

世の中がBRICsブームに沸いていたとはいえ、最終的には自分の判断で投資したワケです。
素人が将来予測をしながら投資判断をしても、外れる可能性が高いことを実感したのです。

ちなみに、リーマンショック時代の黒歴史は別記事で詳しく書いています。
もしよかったら、本記事とあわせてお読みください(全4話あります)。

リーマンショック前に一括投資して失敗した話(第1話/若さゆえの過ち)
投資家たるもの、失敗はつきものです。 大失敗して借金を抱えるようでは駄目ですが、少しの損失はアリだと思います。 失敗しながら多くのことを学び、成長していくワケです。 今回は、若かりし頃に投資信託の一括投資で失敗した話の第1話です。

短期的な株価動向は誰にも分からない

新しい年がスタートすると、「今年の日経平均を大胆予想」といった見出しが躍ります。

今年の経済情勢はどう推移して、株式市場はどのような反応を示し、株価を形成するのか。
専門家の皆さんが将来のシナリオを描き、日経平均の将来を予測する毎年の恒例行事です。

この場合、専門家のなかにも「楽観派」「慎重派」がいて、それぞれ日経平均が「上がる」「下がる」と予想します。
専門家といっても意見はバラバラであり、かつ、株価予想を百発百中で毎年当てるのはほぼ不可能です。

たとえば、リーマンショックを事前に予見できた専門家が何人いたのでしょうか。
統計データがあるワケではないですが、きっと一握りではないでしょうか。

その道のプロである専門家であっても、目の前にある判断材料をもとに、将来を予測するのは極めて困難
であるならば、素人である個人投資家が将来を予測して投資判断を下す行為は、リスクが大きすぎます。

予測が当たる可能性もゼロでは無いですが、当たらない可能性も高く、結果は安定しないでしょう。

市場平均はプロのガチンコ勝負から得られた結果

株式市場における株価は、市場参加者の高度な判断による売買により価格が形成されます。
市場参加者の大多数は機関投資家であり、彼らの投資判断を総合したものが市場平均です。

プロたちは開示データや情報をもとに、将来の“見込み”も勘案して、日々売買を行っているハズ。
情報収集力はもちろん、データの分析力など高度な技術と豊富なリソースが必要だと思います。

株式市場は、時間と費用、そしてマンパワーを掛けて、機関投資家たちがしのぎを削る厳しい世界です。
プロによるガチンコ勝負の世界に、個人投資家が無防備で参戦しても食い物にされるのがオチでしょう。

少なくとも、投資判断のセンスが無いワタシの様な素人が参戦すべき世界ではありません。

サラリーマンの悲しき宿命

一般的なサラリーマンの場合は、日中に個別銘柄の株価をウォッチできません。
日中は給与収入を得るため労働に勤しむ、これがサラリーマンの宿命だからです。

そのため、市場に張り付くデイトレードのような投資スタイルは向きません。
個別銘柄の中長期投資であれば、この問題は解決できるかもしれませんが。

ワタシの場合、投資は人生のオマケ的存在であり、家族と過ごす穏やかな時間が大事です。
趣味で書いているこのブログも勿論大事ですが、家庭における平穏な日常があってこそ。
そして、平穏な日常を過ごすために、安定的な給与収入が精神安定剤になっています。

投資よりも、本業である労働とプライベートが大事。こう考える人は多いと思います。

この場合、サラリーマンが投資に避ける時間は極めて限定的となります。

限られた時間で適切な投資判断を下すのが難しいので、判断を放棄する。
消極的な理由ですが、サラリーマンの現実に則した合理的選択だと考えます。

投資判断をしないことによるプラス効果

投資判断をしなければ、売買タイミングを図る必要が無くなります。
投資対象さえ決めれば、それを自動的に積立投資するだけでOKです。

思考を停止する投資法ですが、判断をしないことによるメリットとは何でしょうか。
それは、感情に流されるリスクを回避できるコトです。

インデックス投資による資産形成においては、何よりも「続ける」ことが重要です。

リーマンショックのような価格変動の大波が押し寄せたとき、人間は少なからず動揺します。
投資素人であるが故に、市場環境の変動に対して動揺してしまうリスクは高いと思われます。

このとき、感情に流されてしまうと冷静な判断が下せず、資金投入をストップするかもしれません。
あるいは、リスク資産をすべて売却して、市場から撤退する事態に陥るかもしれません。

こうなると、稲妻が輝く瞬間に立ち会える可能性が激減し、長期投資のメリットを享受できなくなります。

こうした事態を避けるに、どんな場面でも感情に左右されず「続ける」ことに集中したいところ。
都度の投資判断を放棄すれば、最初に決めたルール通りに、淡々と積立を続けるだけです。

あえて思考を停止して投資判断を放棄して、感情が入り込む余地を排除する。
結果として、投資を「続ける」という重要事項が達成できると考えます。

あえて思考を停止して市場平均に委ねる

あえて投資判断を放棄する重要性を書いてきましたが、投資対象だけは事前に決める必要があります。

生活防衛費を確保し、リスク許容度を考え、アセットアロケーション(資産配分)を決めていく。
アセットアロケーションを決めるときは、どの資産クラスをどの割合で持つかを考えます。

ワタシの場合は、時価総額比率で全世界株式に広く分散することを目標としています。
時価総額比といっても実はアバウトで、国内:先進国:新興国を1:8:1が目標です。

時価総額比率の全世界株式を好む理由は、どの国や地域が成長するかを考えなくて済むからです。

今後成長を遂げるのが、米国株式なのか、新興国株式、国内株式か、ワタシには分かりません。
そして、投資素人であるワタシが判断したところで、誤った判断となる可能性が高そうです。

そのため、インデックス投資で「市場平均リターンをそのまま受け入れる」とともに、地域割合も「全世界株式のありのままを受け入れたい」と考えます。

このことだけしっかり決めておけば、あとは自動積立設定をして放置するだけです。
強いて言えば、定期的にリバランス(メンテナンス)する程度の話で済みます。

思考停止の投資は個人投資家の特権です

あえて思考を停止して市場平均に委ねるという投資法は、おそらく個人投資家の特権だと思います。

運用を生業とする機関投資家であれば、利害関係者から短期的な成果を求められるケースが大半です。
一方で、個人投資家は長い時間を掛けて資産形成ができれば良いという人が大多数を占めています。

「長期間でほどほどのリターンを得られればOK」という気楽さがあるが故に成り立つ投資法です。

手間と時間をできるだけ掛けずに、長期投資によって安定的な資産形成を目指す。
投資を長期間続けるために、思考停止して市場平均に委ねる投資を実践する。

5人家族で30代サラリーマンのワタシには、このくらいの投資がちょうど良いと感じます。

これからも意図的に思考停止することで、市場に居続けたいと思います。

 

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