マネックス証券のiDeCo口座で全世界株式(オール・カントリー)取扱開始

投資信託・ETF

青井ノボルです。

こんなに嬉しいことが、起きてしまうのだから世の中は面白い。
地味に要望を続けてきたことが、実現してしまうとは夢のよう。

マネックス証券のiDeCo口座に、ファンドラインナップが追加され。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の取扱開始です。

2020/1/10に発表されて、当日から取り扱いが始まっている模様。
iDeCo口座ではマネックス証券が日本初の取り扱いとなりました。

ファンドの本数制限があるため、新規取り扱いには各社慎重です。
その中で大きな一歩を踏み出したマネックス証券は、素晴らしい。

この記事では、マネックス証券のiDeCo口座でeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が取扱開始になったことについて書いていきます。

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待ち望んでいた要望が実現

多くの人が、このニュースを待ち望んでいたということでしょう。
ワタシがずっと望んでいた要望のひとつが、遂に実現されました。

時価総額比率の全世界株式に投資をしたいと、ずっと思っていて。
1本で投資できる超低コストファンドが誕生したのは、1年以上前。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を待ち望んでいた。
ただし、すぐに投資するという決断に至らなかった最大の要因がコレ。

つみたてNISAと並んで、個人投資家にとって有効活用したいiDeCoで。
iDeCo口座では、全世界株式(オール・カントリー)に投資できない。

悲しい現実を前に、iDeCoでの取り扱い開始を望み続けて1年超が経過。
要望を続けつつも、半分諦めかけていた2020/1/10に夢が叶ったのです。

ブログにもハッキリと要望を書いたのは、この記事が初めてでしょうか。
2018年12月には、マネックス証券に直接要望を伝えることもしました。

三菱UFJ国際投信に対しても、ブログ記事で何度も何度も要望し続けて。
直近のブロガーミーティングでも、社員の方へ直接要望した気がします。

実は、FOY2019でオール・カントリーへの投票コメントにも書きました。
強く願い続けてきたiDeCoでの取り扱い開始、まさかの実現に歓喜です。

なぜ時間が掛ったのか

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は人気ファンド。
新規設定の時期から注目されていたファンドなのは間違いないです。

それにも関わらず、なぜiDeCoで投資することができなかったのか。
これは、iDeCo口座特有の特殊事情が影響したのだと推測されます。

iDeCo口座では、取り扱いができるファンドの本数制限があります。
投信業界としては制限撤廃を求めているようですが、未だ制限あり。

35本である程度のラインナップは可能である反面、新陳代謝は無い。
制限ギリギリまで設定すると、新たに追加する余裕が無くなります。

不人気ファンドの取り扱いを辞めるというのも、現実的には不可能。
一度ラインナップに加えてしまうと、残念ながら後戻りできません。

例えばSBI証券や楽天証券は、上限に張り付いているのが実態です。
素晴らしいファンドが新規設定されても、これでは追加できません。

その点、マネックス証券と松井証券の場合は本数に余裕があります。
全世界株式(オール・カントリー)を扱う本命だと思っていました。

ただ、後戻りができないが故に慎重な判断を迫られたと想像します。
その中で純資産総額100億円突破も後押しになったかもしれません。

時間こそ掛かりましたが、予想通りに本命が取扱開始となりました。
奇しくも、ワタシがiDeCo口座を開設しているマネックス証券です。

マネックス証券には、ただただ感謝の気持ちでいっぱいなのです。

取扱開始当日に配分変更しました

マネックス証券から吉報が届いた当日、早速配分変更を実行しました。
書類の手続きが必要だと思っていたのですが、ネット上で出来ました。

ちなみに、配分変更というのは今後拠出金で購入する商品の変更です。
スイッチングは、これまで購入していた残高部分の商品変更すること。

ワタシは損益管理が面倒くさいので、配分変更だけ行うことにします。
JIS&T社の加入者用ウェブサイトにログインして、手続きを行います。


(引用元:JIS&T操作画面)

「個人ポートフォリオ」を選択し、「商品別配分変更」をクリック。
略称となっている「三菱U国際スリム全世界株式」を選択しました。

ここで「はい」をクリックすれば、手続きはこれで完了になります。


(引用元:JIS&T操作画面)

ちなみに、12月引落の掛金分というのは少し不思議かもしれません。

iDeCoは毎月26日の掛金引落日から13営業日後が発注日となります。
そのため、1月に発注する分から変更が適用されるという意味です。

これからも発信と要望を続けたい

今回のマネックス証券と三菱UFJ国際投信による吉報は嬉しかった。
願い続けていれば叶う、要望が実現するという初体験になりました。

もちろん、ワタシが一人で要望をしてきた結果とは考えていません。
ワタシの知らないところで、行動した人が多く存在したのでしょう。

ただその一端を担えたとしたら、これは素直に嬉しいことなのです。
小さな一歩かもしれませんが、個人的には大きな変化となりました。

運用会社の三菱UFJ国際投信からの働き掛けもあったことでしょう。
こうした地道な改善というのが、eMAXIS Slim シリーズの真骨頂。

これからは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)で。
お世話になりつつ、ブログやSNSを通じた発信と要望を継続します。

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それ故に、口座の選び方は商品メインが良いと考えています。

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青井ノボル
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コメント

  1. きっと より:

    青井ノボル 様

    いつも貴重なブログ記事を世に放ってくださり感謝申し上げます。
    勉強させていただいております。
    2018年9月11日に問い合わせフォームからメールし、ありがたくもお返事頂いた「きっと」と申します。
    今回2回目となります。

    本日2020年1月13日付けのブログ記事「マネックス証券のiDeCo口座で全世界株式(オール・カントリー)取扱開始」を拝読しました。

    本記事を拝読するまでマネックスがiDeCo口座でeMAXIS Slimオールカントリーの取り扱いを開始したことを知らず、記事で取り上げてくださり誠にありがとうございました。
    早速マネックスiDeCo口座にて先進国株式100%からオールカントリー100%にスイッチングさせていただきした!

    ここで質問ですが、青井様のつみたてNISAは、たしかeMAXIS Slim自作3本立てかと思うのですが、オールカントリーに銘柄変更されたのでしょうか?
    私自身、つみたてNISAはeMAXIS Slim自作3本立てですので、iDeCoに合わせ、つみたてNISAもオールカントリーに銘柄を変更しようと考えております。
    以前のブログ記事で青井様もiDeCoのスイッチングを待ってつみたてNISAも銘柄変更をするご意思であったかと記憶しておりましたので、つみたてNISAの方も気になっております。
    すでに銘柄変更済みでしたら私の思い違いですが、もし銘柄変更をお考えでしたら、そちらのご予定も是非とも記事にしていただけたら幸甚に存じます。

    私はと申しますと、1月のつみたてNISA発注でSlim自作3本立てをリバランス(最初で最後になるかもしれませんが)して、2月発注からオールカントリーに銘柄変更をしようと考えています。

    以上つたない文章で恐縮です。
    これからもお体にお気をつけて、今後も楽しみにブログを拝読させていいただきます。

    • 青井ノボル 青井ノボル より:

      コメントありがとうございます。

      発表当日にたまたまマネックス証券HPを見たら、このニュースが載っていたので驚きました。
      iDeCo口座での取り扱い開始をずっと待っていた身としては、本当にありがたいことですね。

      ご指摘の通り、従前は3本のeMAXIS Slimファンドで自作全世界株式のポートフォリオでした。
      つみたてNISAも1/10に手続きして、2月積立分からオール・カントリーに変更したところです。

      一本化できたことと、シンプルにしたことによる効用は大きい気がします。
      このあたりは折を見て、感じたことを記事にしてみたいなと考えています。

      時価総額比率の全世界株式に投資をしたい個人投資家には良い時代になりました。
      この土台を築いてくれた先人に感謝をしつつ、実績作りに貢献したいと思います。

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