インデックス投資ナイト2018に参加しました

投資イベント
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青井ノボルです。

インデックス投資ナイト2018に参加してきました!

初参加でしたが、あっという間に終わってしまいますね。

三菱UFJ国際投信のブロガーミーティングでもそうでした。
つみフェス2018に参加したときも、似たような感覚でした。

普段意識しない角度からの言葉をたくさん聞けて、収穫の多いイベントでした。
ネットでは情報を取捨選択しがちなので、リアルイベントならではの体験だと思います。

この記事では、インデックス投資ナイト2018の内容、感じたことや考えたことについて書き綴ります。

インデックス投資ナイト2018の概要

はじめに、インデックス投資ナイト2018の概要について。
公式HPに書いている通りですが、さらっと紹介します。

日時

2018年7月7日(土)
開場17:00 開演18:00 終了20:30
※22:00まで有志で二次会

場所

東京カルチャーカルチャー
東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti SHIBUYA 4階

プログラム

『第11回!インデックス投資家の、インデックス投資家による、インデックス投資家のためのイベントに、さあ、あなたも巻き込まれてください!』
第一部 ブロガー対談 「米国株投資と国際分散投資、どっちがいいの?」
第二部 特別ゲスト登壇「金融庁になんでも聞いてみよう!」
第三部 有識者座談会「インデックス投資を継続するためのメンタリティ」

このプログラムのほか、別料金で懇親会も実施されました。
つみフェスとの大きな違いは、懇親会の有無かもしれません。

第1部:米国株投資か世界分散投資か

第1部は、ブロガー対談「米国株投資と国際分散投資、どっちがいいの?」というテーマ。

投資ブログ界隈の超有名ブロガー同士による、夢のような組み合わせの対談が行われました。
登壇者は、米国株投資ブログのたぱぞうさん、インデックス投資ブログの水瀬ケンイチさんです。

そこに日経新聞社の田村さんが加わり、イーノ・ジュンイチさんが司会で進行されていました。
イーノさんの司会っぷりが流石の一言で、テンポよく対談が進んでいきました。

また、これはインデックス投資ナイト初参加だから抱いた感想なのかもしれませんが。
壇上にいる登壇者の皆さんがガンガン酒を飲まれていて、とても斬新でした!

「酒でも飲みながら気軽な雰囲気で投資について語ろう」というメッセージを感じます。
ただ皆さん、マイクを持つとすごく真面目に語っていて、そのギャップが素敵です。

肝心の中身ですが、基本的にはイーノさんが話を振りながら、お三方が順番に発言するスタイルでした。
本来は対談形式で紹介したいところですが、それぞれの発言で印象に残った言葉を中心に書いていきます。

たぱぞうさん

ご存知の方が多いと思いますが、たぱぞうさんは2016年から米国株投資ブログを書かれています。

たぱぞうの米国株投資
米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

米国株にはブログを始める前から投資していて、その前は日本株の逆張り投資をやっていたそうです。
円相場が1ドル75円台まで急騰した頃に、投資資金をドル転して米国株投資を開始。

米国株は大型株でも上がりやすいという感触もあり、インデックス投資をメインに。
具体的には、VTIとVYM(米国高配当株ETF)を中心として投資をされているとのこと。

米国企業は株主を大事にする文化が根付いていて、自社株買いにも積極的に対応。
株価を上げようとする姿勢を強く感じることができ、故に買いやすいということ。

国の経済成長と株式市場が上手に連動するケースは少ないという指摘もありました。
特に新興国は汚職問題など、GDPの成長と株式市場の成長はイコールにはなりにくい。
一方、米国は国の成長と株式市場が上手に連動する傾向にあり、誠実ですよねと。

また、米国だと優秀な人材には高額な報酬を支払うため、英知が集まりやすいとのこと。
挑戦を尊重する文化もあり、イノベーションが起きやすいという話もありました。

ただ、元々が逆張り投資家ということもあって、現状の米国株にはムズムズしている部分もあるようで。
数年前に比べて5倍以上に米国株ブログが増殖していて、皆が揃って良いといっている投資は、果たしてどうなのかなと。

そして、ここからは名言の数々が炸裂します。

結局のところ投資はストーリーであり、何を信じるのかということ。
投資の軸があれば、多少のことはどうでもいい。
どうやって投資の砦を築くかが大事です。

米国株でも、世界分散投資でも、結論はどちらでも良くて。

自分の主張を補強するために他者のやり方を批判する意味は無い。
互いを尊重して語らうことが大事。

といった感じで、後半に名言が何度も飛び出したのが記憶に強く残りました。
そして何といっても、たぱぞうさんの大人の対応が素晴らしかったです。

ブログも同様のスタンスで書かれていますが、違う意見も尊重するということ。
これを言うのは簡単だけど、実行し続けるのはなかなか難しいことです。

おそらくインデックス投資ナイトの参加者は、世界分散投資派が圧倒的多数でしょう。
そのなかで、米国株の良さをしっかりと伝えながらも、最後は譲歩する姿勢が紳士的です。

だからこそ、これだけ多くのブログファンを獲得しているのかもしれません。

水瀬ケンイチさん

多分知らない人は居ないと思いますが、水瀬ケンイチさんは2005年から続く老舗投資ブログを書かれています。

梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)
低コストのインデックスファンド・ETFをバイ&ホールド、下町個人投資家のインデックス投資実践記を見てやってください。

水瀬ケンイチさんは著書「お金は寝かせ増やしなさい」がベストセラー、もちろんブログも超有名です。
インデックス投資界隈で知らない人はほぼ居ないので、投資への考え方を見聞きする機会は多いと思います。

それでも今回の対談で聞いた話からは、これまでとは違った視点も教えて貰った気がします。

水瀬さんが世界分散投資をしているのは、投資をほったらかしておくため。

その昔、日本の個別株でバリュー投資をやっていたといいます。

四半期ごとに有価証券報告書を見ながら、週末に投資している銘柄の勉強をやっていて。
銘柄研究で消耗していたところ、「ウォール街のランダムウォーカー」に出会いました。

こうした経緯もあり、世界分散投資のVTと投信で投資を続けているとのこと。

米国株投資については、トレンドフォロワーが多いのではと指摘されていました。

このトレンドが続くかは不明で、他の市場が成長するかもしれないし、将来は分かりません。
オランダにはじまり最初に株式が普及したヨーロッパが、これから復権するかもしれません。

また、ヴァンガード社を訪問した時にウォール街を歩いたが、建物はボロボロ
アメリカの雰囲気を肌で感じて、大丈夫なのかという印象を持たれたようです。

結論としては、国際分散投資に少し色を付けるかどうかの違いだと仰っていました。
実は、先進国株式のなかで米国株式の比率を少しだけ高めに持っているそうです。

水瀬さんもたぱぞうさんの真摯な対応に合わせて、最後は軟着陸されたという印象でした。
お二人とも紳士的でスマートな言葉のやり取りだったので、安心して聞けました。

ちなみに、マンハッタンで有名なエンパイア・ステート・ビルディングは1931年完成のとても古いビル。
ウォール街と事情が違うかもしれませんが、長く使えるヨーロッパ建築を目指して建てたとされています。

日本の不動産は驚くほどに新築至上主義で、ビルなどの建物は数十年で解体されるのが一般的。
一方で、アメリカには古い建物を上手に使い続ける文化が根付いている、ということでしょうか。

ざっくり言うと、日本とアメリカでは建物に対する価値観が違うと思われます。
建物の新しさ=経済的な豊かさ、という単純な構図にはならないのかもしれません。

田村正之さん

日経の田村さんからは、両者の話を補足するような発言が多かったです。

広く分散をするのがセオリーとはいえ、過去リターンではS&P500がMSCI ACWI(全世界株式)を上回ることが多い。
ただ、近年では米国株式のPERは高く、また円安ドル高傾向にあることから、追い風参考記録という側面もある。

また、米国株式は4半期ごとに数字が求められ、本来設備投資などに充当すべきキャッシュが自社株買いに向かっている懸念もある。
一方で、経営者も労働者も株式を保有していることから、株が上がったほうが幸せだよねという共有認識があり、この強みは継続しそうという話もありました。

為替相場については、過去の歴史からも為替は行ったり来たりで、経済的に強い国の通貨が高騰するワケではない。
今の為替相場は過去のトレンドよりもドル高に振れているため、米国株の調子が良いように見えているということもある。

最後に、時価総額比率の場合は大型株の影響が大きいことから、個人投資家が中小株が入っている指数へ無理に乗り換える必要は無いということでした。

田村さんはかなり酔われていたようで、見ていて少しだけハラハラしたのは内緒です。
それでも、第三者的な立場からデータも交えてお話いただけたのは勉強になりました。

第2部:NISA恒久化への意志を感じた

第2部は、特別ゲスト登壇「金融庁になんでも聞いてみよう!」というテーマ。

ASKさんの仕切りで、金融庁の今井利友さんが質問に答えながらお話しするという内容です。

今井さんの仕事は、金融庁のなかでも税制に係る部分に該当します。
税制を変えることで、貯蓄から投資へを促す仕事とのこと。

つみたてNISAは、長期的な資産形成に資するファンドに絞り込んだのが特長です。

各種手数料が高い、信託報酬が高い、分配頻度が無駄に高いファンドを排除しています。
ただ「アクティブファンドだから排除」という考え方は無いとのことでした。

また、個人的に興味深かったのがNISA恒久化に関連する話です。

非課税枠を青天井にするのは現実的に難しく、どこかで総枠の設定は必要
本来はライフサイクルなどで投資年額は変動する可能性が高く、制度としてもフレキシブルに対応したいのが本音のところ。

ただ現時点では、個人ごとに非課税の総額を管理できるシステムは存在しないのが現実。
中央管理が従来のやり方だが、ブロックチェーンなど分散管理にすれば活路が見いだせるかもしれない。

管理を簡略化するため、現時点では1つの証券会社に限定してNISAが使える仕組みにしているとのこと。

また、従来NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAと種類が分かれていて複雑なのが現状。
ただ3つを単純に1本化するつもりはなく、現時点では選択肢があることに意味がある。

ただ非課税の投資年額が固定的なのは問題で、自由に設定できるようにするには総額管理が必要。
これをどうするかが課題であり、恒久化へのハードルとなっている印象を受けました。

また、NISA定着により日本はどう変わるのかという質問への答えもありました。

投資でお金に働いてもらうようになると、実質的に給与増加の効果が期待でき、消費意欲アップ、経済成長へというシナリオを想定しているとのこと。
現在、預金で眠っている資産を投資に振り分ければ、家計のお金も増えていき、経済へのプラスが期待できる。

「貯蓄から投資へ」というスローガンの意味するところを、改めて考えさせられました。

最後には「残りの公務員人生でNISA制度の恒久化をやりたい!」という熱い言葉も。
個人投資家からの期待はかなり大きいと思うので、ぜひ頑張って欲しいですね。

第3部:見どころ満載の座談会

第3部は、有識者座談会「インデックス投資を継続するためのメンタリティ」というテーマ。

前半は投資ブロガー、後半は有識者によるアツいトークが展開されました。
なお、進行役は前半後半ともに、安心と信頼のカン・チュンドさんです。

前半の登壇者は、ゆうきさんと秘密ゲストのテリーさん。

テリーさんはTwitterでもお馴染みの鴨ネギを頭に被って登場!
会場の笑いを一気に集めていて、インパクトが大きかったです。

後半の登壇者は、竹川美奈子さんと山崎元さん。
竹川さんのお話をじっくり聞くのは初めてで、とても良かったです。

細かい内容にも触れたいところですが、この時点で5,000字を突破しそうな勢いです。
第3部の細かい内容や懇親会については、別記事で紹介することにします。

1部と2部を通じての感想

一番感じたのは、インデックス投資ナイトの良さはカジュアルな雰囲気だということ。

実行委員の方たちが手弁当で作り上げて、ここまで継続されてきたイベントです。
イベントの雰囲気を、きっと一番大事に考えているんだろうなと想像しています。

酒を飲みながらユルく語らう雰囲気こそが、人気の秘密なのかもしれません。

また、自分の投資スタイルについて改めて考え直す契機にもなりそうです。

おそらく大きくは変わりませんが、自分が信じるストーリーが何なのか。
もう一度考えてみて、言葉に落とし込んでみたいなと感じました。

それが投資の砦、投資の礎、投資の石垣、といったモノになることでしょう。

あと、最後にもうひとつ。

長期投資の継続とブログ、この2つは最高に相性が良いなと感じました。

この記事もそうですが、学んできたことをアウトプットできる貴重な場所でもあります。
イベント中にがっつりメモを取って、頭を整理して、文章に落とし込んで、発信する。

このプロセスを通じて、学んだことが本当の意味で理解できるのだと思います。
これを面倒と感じるか、面白いと感じるかは、個性の問題なのかもしれません。

ブログは副業として、アクセスを稼いで収入を得ることを目的に書く方もいます。
それもアリですが、ワタシがブログを書き始めた目的は長期投資の継続です。

悩んで考えながら、泥臭い文章を、これからも書き続けたいところ。
ダサいブログですが、長期投資仲間の輪が広がっていければ最高です。

少なくとも、たぱぞうさんと水瀬さんは、ブログに書いているかは別にして。
自分の頭の中で、きちんと考えながら投資をされているなと強く感じました。

ブログを通じて良い循環を回しながら、これからもインデックス投資を続けていきたいと思います。

(2018/7/12追記)
インデックス投資ナイト2018参加レポート、続編記事を書きました。
もしよければ、あわせてご覧ください。

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