インデックス投資ナイト2019に参加しました

投資イベント

青井ノボルです。

インデックス投資ナイト2019、インデックス投資家の夏祭りが終わりました。
昨年に続いて2回目の参加となりましたが、やっぱり楽しいイベントですね。

インデックス投資について、毎年違った角度から学ぶことができるイベント。
大人数の個人投資家が集まり、交流できる場という意味でも非常に貴重です。

個人投資家同士の交流を望む人には、こんなにありがたいイベントは無くて。
投資家による投資家のための手作りイベントとは思えないクオリティの高さ。

第2部でひっそりと登壇させていただき、今回は別の視点からも楽しめました。
若手投資ブロガーの一員として、自分なりの発信はできたかなと感じています。

この記事では、インデックス投資ナイト2019の内容、感じたことや考えたことを書いていきます。

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インデックス投資ナイト2019の概要

はじめに、インデックス投資ナイト2019の概要について。
公式HPに書いている通りですが、さらっと紹介します。

日時

2019年7月6日(土)
開場17:00 開演18:00 終了20:30
※22:00まで有志で二次会

場所

東京カルチャーカルチャー
東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti SHIBUYA 4階

プログラム

インデックス投資ナイト2019は、3部構成となっています。
各プログラムのタイトルと登壇者は、下記の通りです。

第1部 「インデックス投資の生みの親 John C. Bogle氏追悼」
<登壇者>
・塚本俊太郎氏(バンガード・インベストメンツ・ジャパン 投資戦略部長)
・今井利友氏(総務企画局 政策課 総合政策室 金融税制調整官)
・田村正之氏(日本経済新聞社 編集委員兼紙面解説委員)
・水瀬ケンイチ氏(インデックス投資ブロガー)
・司会 イーノ・ジュンイチ氏

第2部 投信ブロガー座談会 「若手投信ブロガーさん、集まれ!!」
<登壇者>
・シオイ氏(投資ブロガー)
・青井ノボル氏(投資ブロガー)
・柴崎シュンスケ氏(投資ブロガー)
・ザリガニ氏(投資ブロガー)
・司会 カン・チュンド氏(しんようFPオフィス)

第3部  ゲスト座談会 「なぜインデックス投資は広まらないのか?日本のインデックス投資の未来」
<登壇者>
・山崎元氏(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員)
・柴山和久氏(ウェルスナビ代表取締役)
・虫とり小僧氏(投資ブロガー)
・司会 ASK氏

ワタシは若手投資ブロガー枠で、第2部に登壇させていただきました。

このほかに、イベント終了後には有志による懇親会も併せて開催。
内容盛りだくさんで、とても濃い時間を過ごせるイベントですね。

第1部:ジョン・ボーグル氏追悼

第1部は、「インデックス投資の生みの親 John C. Bogle氏追悼」というテーマ。

インデックスファンドの父と呼ばれるボーグルは、2019/1/16に亡くなりました。
あれから半年ほどが経ちましたが、これまでの功績は色褪せることがありません。

世界で初めてインデックスファンドを作ったのが、ボーグル氏であって。
インデックス投資の話題でイベントができるのも、ボーグルのお陰です。

「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」の水瀬ケンイチさんをはじめとして。
バンガード塚本さん、金融庁今井さん、日経新聞田村さんという豪華メンバー

ジョン・ボーグル氏について、アツく語り合う第1部の追悼企画となりました。
登壇者が一人ずつ、用意した資料でプレゼンをするというスタイルで進行です。

バンガード塚本さん

楽屋で聞きながらメモした内容なので、概要抜粋になります。

バンガードは、インデックス投信・ETFを低コストで提供することで知られる。

バンガードの株式はバンガードのファンドが保有する。
ファンドを持っているお客様が株主という構図になる。

※ファンド=株主という仕組みは、こちらの記事が分かりやすいです。

VOOは経費率0.03%、VTは0.09%と非常に低いコスト。
バンガード=先陣を切る、という意味。

ボーグルの人生の指針「航路を守れ」。
最後に出版した本の題名にもなった。

自分の信念をブレずに守っていけ、というメッセージ。

生い立ち、祖父からの遺産は世界恐慌で一瞬でゼロに。
家族のなかでは、小さなことでも大きな喜びを感じた。

生活費を自分で稼ぎながら、優秀な成績で卒業。
母は息子思いの素晴らしい人だったとのこと。

大学時代に、投資信託業界が巨大な業界に成長すると信じて卒論を書いた。
ファンドがマーケットをずっと上回ることは難しい、という内容とのこと。

ウォルター・L・モーガンの目に留まって、ウェリントンに入社。

35歳でウェリントンの社長に就任。業績厳しい状況であったが、
合併後にも業績上向きせず、社長解任も取締役に残って頑張った。

投資家にリターンを還元するにはどうすれば良いかと考えて。
経費率0.5%で、S&P500のインデックスファンドを作った。

アメリカ流、当時は最も高いリターンを求めることが大事。
インデックスファンドは当時、ボーグルの愚行と言われた。

結果ではなくプロセスを誠実にやってきたことが後々評価された。
最も働いた感があるのは、ボーリング場のバイト(1日で辞めた)。

ボーグル氏は、ワークがライフの一部であると言っていた。
9歳から働いていたせいなのか、ワーク寄りの人物だった。

クルーと呼んでいる社員、バンガードの目的を共有して入ってきた志のある人たちで運営。
時代が変わっても、基本的な価値観はブレないはず、それを守り続けるのがクルーの役割。

ただただ、投資家のことばかりを気にかけてやってきた。
アメリカだけでなくグローバルな投資家にも貢献してきた。

塚本さんの話を聞いて、ボーグルの偉大さを知ると同時に。
バンガード社にその精神が根付いていることを感じました。

金融庁今井さん

つみたてNISAの制度設計は、ボーグルの哲学に影響されている
3年以上前に一般NISA改革という指示があり、勉強をはじめた。

つみたてNISAの対象商品は、基本的にインデックスファンドである。
つみたてNISA制度は、世界中の税制優遇制度と比べるとかなり特殊。

海外では「投資の自由」「自己責任」が基本となっている。
日本では狭い範囲でだけ、税制優遇している点がユニーク

商品を選定するまでには、様々な苦労があったとのこと。
分散されたものを低コストでやり続ける、が哲学だと思う。

つみたてNISAには、実額通知制度というものがある。
1年にかかったコストが通知されることになっている。

実は、3年後から通知が来ることになっている。
いくらコストを払っているか、コスト意識を持って欲しい設計。

FTSE Global All Capと、CRSP U.S. Total Market。
上記2つ、実は当初の対象指数リストには無かった。

つみたてNISAは、もともとボーグルの精神からスタートした制度。
彼が作ったファンドが入らないのはおかしいと、こっそり忍ばせた。

直前で上司にバレたが、アメリカで有名な指数だから入れて欲しいと言い押し通した。
結果的に上記2つの指数連動ファンドは、つみたてNISAの代表的存在となっている。

※今村さんに懇親会で伺ったところ、指数を決定する議論の時点では
楽天VTと楽天VTIが設定されるという情報は無かったそうです。

日経新聞田村さん

ボーグル氏は遠くで見る初恋の人のような存在。
アプローチしたいけど、届かない、という存在。

その昔、日本ではインデックス投信割合が低かった。
統計数字を見ると、ETFは機関投資家(日銀)が買いまくっている。

一見インデックス比率が高いように見えるが、ETF除くと18%くらい。
まだまだ普及途上という状況です。

機関投資家(日銀=8割くらい)がほぼ持っている。
個人投資家は、非常に少ない割合と言うのが現実。

アクティブ投信は、過去が良かったから今後も良いとは限らない。
過去10年の運用結果良かったものが、次の10年も良いとは限らない。

昔良かった運用会社のスタイルが、外部環境変化に対応できるかは未知数。

水瀬ケンイチさん

ボーグル氏に会いたくて、2016年バンガードへ行った。

以下、ボーグル氏の名言。

・投資の世界では、感情は必ず間違った方向に投資行動を導くものである

・気分が高揚しているとき株を買いたくなったり、不安を感じる時、売りたくなるものであり
健全な長期投資にとって、直感こそが敵であり、理性こそが友である

・複利の魔法は、驚異的である

・常に成功するFMが居るかと思ったが、そんなものは存在しない

・長期の複利で計算される利回りの奇跡を、長期の複利で計算されるコストに制圧されないようにすること

・お金はゴールではなく、ゴール達成の手段

・投資家は自分がコントロールできるものをコントロールし、コントロールできないものは諦めるべき

・投資家にとって勝利の戦略は、インデックスファンドを購入し、それを保有し続けること

ボーグルの名言は、どれも長期投資の肝となる言葉ですね。

第2部:若手投信ブロガー座談会

第2部は、投信ブロガー座談会 「若手投信ブロガーさん、集まれ!!」というテーマ。
若手投信ブロガーが4人登壇して、司会のカン・チュンドさんの仕切りで座談会です。

ワタシも若手ブロガーとして登壇をして、ちょっとだけお話をさせていただきました。
登壇者としての視点で感じたことや裏話については、別記事でまとめたいと思います。

個人投資家である若手投資ブロガーの4人が、それぞれの経験や考えを語る座談会。
普通のサラリーマンである個人投資家が、投資について率直に語るという内容です。

自己紹介から始まり、投資の拘りポイントについてそれぞれ発言を。

ザリガニさんは、たぱぞうさんのブログにも影響を受けて米国株投資へ。
楽屋でお聞きした話では、自身の実体験も大きく影響しているようです。

柴崎シュンスケさんは、長期分散積立投資を実践していて。
東日本大震災を契機に、集中投資の怖さを感じたのだとか。

青井ノボルは、投資判断をできるだけ排除することを意識。
以下の記事に書いている話を、少しだけお話ししました。

シオイさんからは、ファンドの運用コストに対するコメントがあって。
eMAXIS Slim シリーズは信託報酬を自動追随して嬉しいという話も。

カンさんにコンサルを受けて始めた10年前と比べ、恵まれた投資環境に。
亡くなった親族の遺産整理の経験から、シンプル運用の大切さも実感。

続いて、登壇者が全員既婚男性だったこともあり、妻との情報共有について。
全員投資をしていることは伝えているものの、妻が投資をするかはまちまち。

ザリガニさんのシオイさん、そしてワタシはアプリで資産情報を共有していて。
この点について、司会のカン・チュンドさんとしては驚いたとのことでした。

そのほか、シオイさんの外貨預金話は懐かしいと思いながら聞いていました。

続いて、ブログを続けていることに対するプラス面とマイナス面について。

共通していたのは、プラス面は自分自身の考えが整理されるということ。
そして、備忘録として記録することで当時の思考プロセスを遡れること。

一方のマイナス面ですが、時間の使い方が難しいという声が多かったです。
ワタシの場合、通勤電車で膝上にノートPCを乗せて書いているので無問題

また、ワタシからは熱心なコメントをいただくことがある件について言及。
どんなコメントをイメージして話したかという点は、下記をご参照下さい。

今の投資方法については、皆さん概ね満足していた様子でした。
他の投資法に誘惑されないように、という話は一部ありました。

最後に、同世代に向けてのメッセージをそれぞれから語りました。

柴崎さんが、自分で考えて投資しようという趣旨の話をされていて。
まさにその通りだなと、ビールを飲みながら頷いていた気がします。

記憶が定かでは無いですが、各自の想いが伝わっていれば幸いです。

あと、司会のカンさんが最後に語っていた話も印象的でした。

ブログが全てではないけど、とても良いモノだと感じているブロガーは多くて。
コストもほぼかかりませんし、趣味の範囲で書いてみるのも面白いと思います。

第3部:なぜインデックス投資は広まらないのか

第3部は、ゲスト座談会 「なぜインデックス投資は広まらないのか?日本のインデックス投資の未来」。
つみたてロボ貯蓄でインデックス投資界隈をザワつかせた、ウェルスナビの柴山和久氏も登壇しました。

そのほか、経済評論家の山崎元さん、超有名ブロガーである虫とり小僧さんも登壇。
どんなトーク内容になるのか、始まる前からハラハラドキドキするメンバーですね。

ウェルスナビの柴山さんが、実は10年くらいのインデックス投資家で。
インデックス投資が当たり前である世の中になって欲しいとの発言も。

最初の挨拶だけは、ちらちらとお聞きしていたのですが。
楽屋に戻った解放感からか、皆さんとの談笑が楽しくて。

実は全然中身を聞けていないのが、正直なところ。
詳細は他の参加者による参加レポートに託します。

ここでは、#インデックス投資ナイトから雰囲気を探ります。

どうやら笑いもあり様々な提案もあり、前向きな内容だったようですね。
皆さん大人ということで、全面対決とはならなかったので安心しました。

第3部終了後に、登壇者が集まってのフォトセッションがありました。
一部に変な仮装をした人が混ざっているのは、ご愛嬌というやつです。

懇親会はあっという間に終了

第3部までが終わった後は、集まった個人投資家同士での懇親会。
同じ会場で、飲み食いしながらラフな感じで談笑してきました。

インデックス投資ナイト本編では約150人、懇親会も100人くらい。
これだけ大人数の個人投資家が集まる機会は、本当に貴重ですね。

ワタシは第2部で仮装していたのですが、そのままの姿で懇親会へ。
コスプレ(≒なりきり)ではなく、仮装であるという点が重要です。

アレな衣装を着ていたお陰で、色んな方に声を掛けていただきました。
個人投資家同士の繋がりが、更に広がっていることも実感できました。

若い方も多かったですし、女性の参加者も結構いらっしゃいましたね。
実は色んな方がインデックス投資に興味を持ち、そして実践している。

そのことを感じるだけでも、参加した意味があったのかもしれません。

インデックス投資ナイトに参加する理由

インデックス投資家は、インデックスファンドのコストを気にします。
超低コストであれば、リターンを削る要素が少ないと言えるからです。

本質的に考えると、ファンドのコストは選択によりコントロールが可能です。
自らの意志で運用コストの低いファンドを選ぶ行為こそなのだと思います。

コストに五月蠅いインデックス投資が、交通費やチケット代をわざわざ払う。
遠方の人であれば特に、高コストなイベントに参加する意味は何なのだろう。

そこに絶対的な価値を見出すことはできませんが、人との繋がりを持ちたい。
利害関係の無い個人投資家同士が会うことに価値があると判断するからです。

リアルな世界で人と交流しない方が長期投資を継続できる、という人もいます。
投資のことは完全に忘れて人生をエンジョイしたい、という人もいるでしょう。

人によって選択肢が異なるけれど、自分で選択し、結果的に長期投資を続ける。
自分で果実を取りに行く姿勢があれば、あとは自己責任で結果を待つだけです。

ワタシは、長期投資を志す個人投資家の繋がりを大切にしたいと思っています。
インデックス投資ナイト2019、多くの方と出会って語らった貴重な時間でした。

登壇させていただいたワタシも、存分に楽しませていただきました。
実行委員会のみなさん、素敵なイベントをありがとうございました。

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