青井ノボルです。
投資は様々なスタイルがあり、絶対的な正解はありません。
自分にとって、相性の良いスタイルを選ぶことも大事です。
ワタシの場合は、バイ&ホールドの長期分散積立投資を選択。
5人家族の30代サラリーマンには、ちょうど良かったのです。
広く分散されたファンドを、積立投資しながら保有し続ける。
とにかくシンプルな投資法で、インデックス投資の一種です。
ただシンプルであるが故に、意外と続けるのは難しいこと。
加えて、そもそもバイ&ホールドを選択することも難しい。
この記事では、バイ&ホールドの長期分散積立投資は意外と難しいことについて書いていきます。
長期投資の難しさは継続
長期投資という言葉は、人によって定義が違うかもしれません。
ワタシは、少なくとも十数年以上の保有を前提と考えています。
短期売買のいわゆる投機よりも、長期投資の方が投資成績が良い。
証券会社に取られる手数料を考えても、恐らくそうなのでしょう。
理屈としては分かっていても、意外と続けられない長期投資。
継続を妨げる要因は、心理的な側面が大きいと思っています。
相場には中期的なサイクルが存在すると言われ、上下変動します。
一本調子で右肩上がり、という単純な動きをするとは限りません。
波を描きながら、長期的には上がっていく可能性が高いだろう。
とはいえ、人間は波が来ると心が揺さぶられてしまうようです。
続けるために仕組化する
人間は感情の生き物なので、感情のコントロールが重要です。
感情を抑えるのは簡単だと侮ると、痛い目に遭うでしょう。
シンプルな投資方針を貫くのは難しい、という前提で考えると。
感情に左右されない仕組みを作ることが、成功の鍵となります。
つみたてNISAを活用した積立投資も、自動化に意義があります。
売買タイミングを計りたくなる感情の揺らぎを抑えるためです。
タイミング投資を否定するつもりはありませんが、ワタシは無理。
機関投資家が大多数を占める相場で、投資素人が出し抜けるのか。
下手に動いたところで、投資素人が市場平均を上回るのは困難。
であれば、徹底的に動かない投資をするのが合理的と考えます。
バイ&ホールドを続けるためにも、仕組化は重要だと思います。
バイ&ホールドは選びにくいのかも
バイ&ホールドの長期投資を継続する難しさについて触れてきました。
長期投資を続けようと考えることが前提となって、進めてきた話です。
ただ最近感じるのは、バイ&ホールドを選ぶのも難しいかもしれない。
買って持ち続けるという選択、実は入口段階で心理的ハードルが高い。
少なくともワタシは、バイ&ホールドが合理的選択だと考えています。
ただ個人投資家の個人個人を紐解くと、意外とそう考える人は少ない。
バイ&ホールドの長期投資が絶対的に優れているとは思っていません。
それでも多くのサラリーマン投資家にとって、合理的な選択でしょう。
ブログやTwitterで発信している人の多くは、投資が大好きな人たちです。
きっと、インデックスファンドのバイ&ホールドは退屈に映る気がします。
刺激や拘りを感じながら趣味の一環として、投資を捉える人もいます。
投資について知れば知るほど、色々とやってみたくなるのが人情です。
そうした人たちに、バイ&ホールドは選択されないのかもしれません。
選んでも、投資している資産のうちの一部をバイ&ホールドに留まる。
良い悪しは別で、個人が発信するネット情報の傾向であると思います。
投資が趣味でも仕事でも無い人向け
時価総額比全世界株式のインデックスファンドをバイ&ホールドする。
インデックス投資の中でも、シンプルで極めて退屈な投資の一つです。
ワタシが実践している投資は、あえて思考停止するほどに退屈な方法。
地味な投資なので、ネットの世界で多数派になることは無さそうです。
ただ、ネットで発信せずに実践する人は増えていくかもしれません。
投資が趣味でも仕事でも無い人には、相性の良い投資法だからです。
ワタシも含めて、バイ&ホールドの長期投資をしながらブログを書く。
あるいはTwitterで定期的に発信している人は、特殊な人達なのかも。
家族との時間を大切にしたい、本業の仕事に一生懸命取り組みたい。
普通の人が普通の生活を大切にしながら、ともに資産形成していく。
日常生活に溶け込んだ投資というか、無意識のところにある投資。
「備えなきゃ」「増やさなきゃ」ではない、自然体で続けるもの。
投資というと、ハードルが高くて取っ付きにくいイメージがあります。
バイ&ホールドの長期投資は、そのイメージを覆す可能性を感じます。
投資が日常生活に馴染んでしまえば、特にやることは無くて。
彩りある日常をエンジョイし、充実した人生を過ごせばいい。
ワタシは、心が豊かに過ごせるのなら幸せなことだと考えます。
シンプルに続けたい
これまでの人生で、一つのことを続けてきた経験は貴重です。
途中で興味が薄れて、止めることの方が多かった気がします。
20年ほど続けていることと言えば、それこそ登山くらいです。
山に行く機会は激減しましたが、いまでも大切な趣味の一つ。
続けるべきものと変えるべきもの、その線引きは曖昧です。
それでも、変えずに継続することも人生には必要でしょう。
時価総額比全世界株式のインデックスファンドをバイ&ホールドする。
これは幸せに生きていくために、人生を通じて資産形成をする投資法。
年齢を重ねて、時代が変わっても、変わらない価値があると信じて。
大切な趣味の登山と併せて、シンプルに淡々と続けていきたいです。
関連記事紹介
長期投資の継続は難しいことなので、目的を振り返ることも大切です。
「何のために」は投資の原点でもあり、しっかりと見極めたいですね。
インデックス投資は、始める前に自分の頭で考えることが重要です。
一度始めてしまえば本当にやることが無くて、手間が掛かりません。
投資に時間を割く必要性が低いので、その分人生を楽しみましょう。
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コメント
うちはインデックスに注力してますが日本個別株も持ってます。
最長18年も保有してる銘柄もあります。正直こんなに長期で持つとは思いませんでしたが、
3年、5年・・・と年月を経るごとに案外株価の変動を気にしなくなりました。ちょうど9・11テロやリーマンショック、長引く不況など市況が冴えない時期でもあり、半ば諦めモードで
結果的に長期で配当+優待を貰えればいいや、的な側面も否定できないです。
投資しながら本を読んで株式は短期ではリスクはあるものの、長期ではプラスに振れる可能性が高いのが分かった事と個人は機関投資家と違い決算がないんで、含み損でも耐える事が出来るのでじっと待つことが出来ました。
コメントありがとうございます。
たしかに、経験がものをいうという側面もありますよね。
最初は気になってしまう、慣れると必要以上には気にならなくなる。
長期投資を選択する理由が腹落ちして、投資に慣れて、あたりが必要なのかなぁ。
と感じました!