グローバル3倍3分法ファンド(グロ3)に投資すべきか考える

投資信託・ETF

青井ノボルです。

日興AMのグローバル3倍3分法ファンド、通称グロ3が人気です。
投資信託の販売額ランキングでは、上位の常連となっています。

日本経済新聞社の投信ランキングでも、10月の資金流入でNo.1。
このところ飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を遂げているファンドです。

レバレッジをかけたファンドであり、バックテストの結果は良好。
高い人気を誇るファンドでありながら、信託報酬が相対的に低い。

山崎元さんとの対談イベントを実施したことで、注目度がアップ。
Twitterでも話題に上ることが多くなった気がする、注目株です。

5人家族で普通のサラリーマンであるワタシが資産形成する上で。
グローバル3倍3分法ファンドに投資すべきかどうか考えてみます。

この記事では、ワタシがグロ3に投資すべきかどうかを考察します。

スポンサーリンク

一般的な人気ファンドより低コスト

投資信託業界に明るい訳ではないですが、グロ3は凄いと思います。
テーマ型や毎月分配型といった過去の流行とも一線を画しています。

これまで人気ファンドと言えば、アクティブ運用の高コストが普通。
総じて、信託報酬が年1%を上回るというのが当たり前の世界でした。

  • ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(信託報酬年1.81%)
  • 東京海上・円資産バランスファンド(信託報酬年0.924%)
  • ひふみプラス(信託報酬年1.078%)
  • ラサール・グローバルREIT(信託報酬年1.65%)
  • 次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(信託報酬年1.848%)
  • グローバル・ソブリンオープン(信託報酬年1.375%)

コストが高くてもパフォーマンスが安定的に良好であればOKでしょう。
そう簡単にいかないのがアクティブ運用であり、難しいところですね。

こうした人気ファンドの中でも、驚異的な勢いで伸びているファンド。
それが日興AMのグローバル3倍3分法であり、通称グロ3と呼ばれます。

1年決算型と隔月分配型があり、1年決算型のほうが人気があります。
隔月分配型は年金受給者に配慮した設計のようで、なるほどなぁと。

どちらも信託報酬は年0.484%となっており、相対的に低コストです。
購入時手数料が最大3.3%なのは気になりますが、販社毎に違います。

例えば楽天証券だと、購入時手数料ゼロ(ノーロード)の扱いです。
この点は販売会社の方針に任せる、ということなのだと思われます。

ファンドの概要

世界の株式やREIT、そして債券への分散投資によりリターンを狙う。
日本株式と債券部分は先物を活用、純資産額の3倍相当の投資をする。

株式・REIT・債券という3つの資産に投資をすることから、3分法。
レバレッジを効かせて、純資産総額の3倍相当額の投資だから3倍。

双方の要素を組み合わせるため、グローバル3倍3分法ファンドに。
このあたりの解説は、HPでレポートが充実しているのでご確認を。

【特別レポート】「グローバル3倍3分法ファンド」おかげさまで1周年
山崎元が斬る!グローバル3倍3分法イベントレポート

面白いのは、先日開催された山崎元さんゲストのイベントレポート。
多くのブロガーに声が掛かり、参加した人も結構多かったようです。

ヤマゲンさんが斬る!とはいかなかったようですが、注目度が向上
ブロガーを上手く活用したという意味では、成功だったのでしょう。

レポートは読み応えがあり、キーワードが散りばめられていて。
太字にして強調している部分を、いくつか引用してみましょう。

  • 当ファンドは、長期保有にふさわしい「効率的な分散状態」のまま、ファンド純資産の3倍相当のエクスポージャー、マーケットに投資した状態を作ることで、「増やすための分散」を実現することがコンセプトです。
  • 債券先物取引の場合だと、為替変動リスクは差し入れる証拠金部分と債券の評価損益部分のみにしかかかりません。つまり、債券投資の「元本部分」が為替の影響を受けません。そのため、為替リスクが極めて限定され、株式やREITが逆方向の値動きになる、いわゆる逆相関の状態が生まれやすくなるのです。
  • 「なぜ先物がこの5ヵ国の債券先物とTOPIXなのか?」という質問にも関係します。これらの市場は非常に流動性が高いので、うまくやれている状態にあります。

(引用元:山崎元が斬る!グローバル3倍3分法イベントレポート

増やすための分散、為替リスクが極めて限定、非常に流動性が高い。
甘美な言葉が並ぶレポートであり、実際にそうなのかもしれません。

投資素人には理解できない

さて、この記事の本題は「ワタシが投資すべきかどうか」です。
グロ3は素晴らしいファンドのようですが、投資すべきなのか。

結論としては、投資すべきではないという判断に至りました。
理由はいくつかありますが、主にレバレッジと債券投資です。

レバレッジに係るリスク

3倍相当のエクスポージャー、要は実質的に3倍のレバレッジ。
先物を使って実現していますが、このリスクが理解不能です。

グロ3の説明資料はとても丁寧なのですが、腹に落ちません。
金利動向が影響しそうですが、振れ幅がイメージできない。

各種レポートにバックテスト結果や過去成績が載っていて。
それを見る限り、確かにパフォーマンスは良さそうでした。

ただ、ファンドの仕組みや根幹の輪郭が見えてこないのです。
長期投資であればこそ、理解したうえで投資すべきだろうと。

債券投資の長期リターン

もうひとつ、債券投資も長期で上がるイメージが持てません。
金利分は上乗せさせるものの、金利が上がれば債券は下がる。

債券本を1冊読んで勉強しましたが、腹落ちしませんでした。
複雑な仕組みの債券は避けるべきという点だけ理解しました。

個人向け国債変動10年は、日本国が破綻しない限り元本保証。
これだけは理解できたので、個人向け国債は少し買っています。

分散効果によるリスク低減のための債券投資には未だ懐疑的で。
株式と無リスク資産のバランスでリスクを抑えたいと思います。

レバレッジと債券投資を理由に、ワタシはグロ3に投資しません。

自分に合った投資をしたい

グローバル3倍3分法ファンドは、とても魅力的なファンドです。
ただ仕組みがやや複雑なので、きちんと理解できる上級者向け

よくわからないけど、過去のパフォーマンスが良さそうだから。
そういった安易な気持ちで投資をするのは、危うい気がします。

少なくとも長期投資の対象とするなら、腹に落とす作業は不可欠。
ワタシはそう考えていて、グロ3は理解不足で腹落ちしなかった。

投資信託への投資で、細部まで完璧に理解する必要はありません。
ただし、投資する理由を自分の言葉で説明できる程度にはしたい。

残念ながら、5人家族の普通のサラリーマンかつ投資素人のワタシ。
身の丈に合った投資では、伝統的指数のファンドが丁度良いのです。

自分の満足できる水準を知る、まさしく足るを知るという観点では。
ひとそれぞれ、自分に合った投資を貫くのが最適なのだと思います。

グロ3の資金流入を見ると、素晴らしい勢いだなと痛感します。
ワタシは気にせず、マイペースでインデックス投資を続けます。

関連記事紹介

自分の満足できる水準を知る、というのが足るを知る。
自分らしい投資を目指すのが最適解だと思っています。

投資のリターンは「足るを知る」で十分だと思う
日経電子版の投信ブロガー紹介記事のなかで、とても印象に残っている言葉があります。それは、NightWalkerさんの紹介記事に書かれていた「足るを知る」という言葉です。この記事では、投資のリターンは「足るを知る」で十分だと思う理由について書いていきます。

3,000万円とか億り人とか、投資の数字目標は不要だと思います。
数字に踊らされることなく、自分らしい幸せを模索したいですね。

インデックス投資による資産形成に具体的な目標額は必要無い
インデックス投資家の多くは長期的な資産形成を目的としています。いわゆる老後資金として資産形成を行うケースが多いです。ところで、インデックス投資による資産形成に具体的な目標額は必要ないと考えます。この記事では、このように考える理由を書いていきます。

 

青井ノボル
青井ノボル

もし良い記事だと感じたらポチっとお願いします

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ

●twitterもやってます●

コメント

タイトルとURLをコピーしました