eMAXIS Neo 遺伝子工学の設定来運用状況が刺激的だった

投資信託・ETF

青井ノボルです。

eMAXISシリーズといえば、主に3つのラインナップがあります。

従来からのeMAXIS、ネット販売専門のeMAXIS Slim シリーズ。
半年前に加わったのが、テーマ型指数のeMAXIS Neo シリーズ。

eMAXIS Neoは、現時点で6つのテーマでファンドを設定済み。
まさにいま進化の過程にある、革新的テーマを扱っています。

こうしたなか、公表されたeMAXIS Neo 遺伝子工学のレポート。
その中身を確認したところ、なかなか刺激的だなと感じました。

この記事では、eMAXIS Neo 遺伝子工学の設定来運用状況が刺激的だと感じた話を書いていきます。

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テーマ型の指数に連動

eMAXIS Neo シリーズが設定されたのは、2018/8/6。
Kensho社提供のテーマ型指数に連動するファンドです。

テーマ型のファンドといえば、アクティブ運用が一般的です。
AIを駆使したインデックスの採用で、低コストを目指します。

これからの未来を担うかもしれない、革新的な技術への投資。
関連銘柄が大きく成長することに期待していくファンドです。

ただ、資産形成に資するファンドかというとやや微妙な印象。
というのも、リスクが相対的に高いため値動きが激しいです。

人生を通じた資産形成は、時間を掛けた長期投資がベター。
そして投資を継続できるかどうかが、最重要だと考えます。

期待リターンだけではなく、リスク許容度に収まるか否か。
相場から振り落とされないために、考える必要があります。

基準価額の変動が激しい

バイオ関連業界の一部である、遺伝子工学という最先端技術。
遺伝子を改変し、病気の治療や作物の品種改良を目指します。

研究開発型の企業が多く、まだ未完成の技術も多いようです。
そのため、臨床試験が成功するか否かで運命が変わる場合も。

一般的な事業会社より、先行き予想が難しいビジネスモデル。
実績より思惑で売買されるのか、値動きも荒くなりがちです。


(引用元:eMAXIS Neo 遺伝子工学 設定来の運用状況に関して|三菱UFJ国際投信)

2018年10~12月の下落は、市場平均で見ても急激な変化でした。
eMAXIS Neo 遺伝子工学は、さらに大きな下落幅だったようです。

一方で、2019年に入ってからの反発局面では大きく上昇しました。
リスク(≒リターンのブレ幅)の大きさを感じさせる値動きです。

下落局面で大きく下落した銘柄

2019/3/1公開のeMAXIS Neo 遺伝子工学 設定来の運用状況に関しての資料。
こちらの資料には、下落局面で大きく下落した銘柄一覧が掲載されています。


(引用元:eMAXIS Neo 遺伝子工学 設定来の運用状況に関して|三菱UFJ国際投信)

全40数銘柄のうち、トップ5の下落幅はいずれも▲50%超。
約3ヵ月間という短い期間にもかかわらず、半減したのです。

同期間で下落幅が大きかったのは、バイオ医薬品メーカー。
アダプティミューン・セラピューティクスという会社です。


(引用元:eMAXIS Neo 遺伝子工学 設定来の運用状況に関して|三菱UFJ国際投信)

学会で臨床試験中の治療法の効果が思わしくないと示され。
期待先行で上がったであろう株価ですが、70%超の下落に。

研究開発型の企業であれば、研究成果に大きく左右されます。
研究成果が出るかどうかは、蓋を開けてみないと分からない。

不確実性の大きい企業群で構成される指数だと実感しますね。

反発も大きかった

下落局面では大きな下落となりましたが、2019年より一転。
反発局面は、eMAXIS Neo 遺伝子工学の基準価額が急上昇

反発局面における値上がり銘柄のトップ5は下記の通りです。


(引用元:eMAXIS Neo 遺伝子工学 設定来の運用状況に関して|三菱UFJ国際投信)

約2ヵ月間で、トップ5の銘柄は1.5~3倍の株価に急上昇。
成長への期待が高く、材料さえあれば一気に騰がります。

同期間で上昇下落幅が最大だったのは、遺伝子治療薬開発会社。
スパーク・セラピューティクスという名称で、米国の会社です。


(引用元:eMAXIS Neo 遺伝子工学 設定来の運用状況に関して|三菱UFJ国際投信)

2019/2/25、スイス製薬大手ロシュが同社買収を発表。
買収のニュースにより株価が一気に高騰したようです。

研究開発が成功するか、あるいは大手に買収されるか。
当たれば株価が一瞬で高騰する可能性も秘めています。

世界分散のインデックス投資と比べ、刺激的な世界です。

遺伝子工学の未来を信じ切れるか

eMAXIS Neo 遺伝子工学は、運用状況を見る限りはとても刺激的。
リスクが大きく、上にも下にも大きく振れる傾向が分かりました。

当ファンドに投資するのであれば、相応の覚悟が必要そうです。
大きな値動きに耐えながら、遺伝子工学の未来を信じられるか。

少なくともワタシは、遺伝子工学の明るい未来を見通せません。
過去にも様々なテーマ型投信がありましたが、多くは下火です。

例えば20年後、どの業界が市場をリードするかは予見不能
GAFAがここまで大きくなると、誰が想像できたでしょうか。

今から20年以上前、1996年当時の時価総額ランキングです。


(引用元:マーケットの歴史|三菱UFJモルガン・スタンレー証券)

こうして見ると、世界的な製造業が目立っています。
当時はNTTとトヨタ自動車も上位に入っていました。

この20年後、2016年になると上位の顔ぶれが変わります。


(引用元:マーケットの歴史|三菱UFJモルガン・スタンレー証券)

いわゆるIT企業が上位を独占していることが分かります。
インターネットが急速に発達した時代変化を感じますね。

いま絶好調の業界が、数十年先も安泰とは限りません。
同じように、今注目の業界がどうなるかも未知数です。

ワタシは、遺伝子工学の明るい未来を確信するほど頭が良くありません。
「なんとなく」で投資をするのは良くないので、対岸で見守るとします。

刺激的な値動きをするファンドですが、信じ切れる人には良いでしょう。
eMAXIS Neo 遺伝子工学をはじめ、全6ファンドには注目していきます。

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