eMAXISなんでもランキング(2019年7月)

投資信託・ETF

青井ノボルです。

三菱UFJ国際投信のノーロードインデックスファンドシリーズ。
eMAXISシリーズは商品の幅を広げて、規模を拡大しています。

シリーズの純資産総額合計は4,000億円を超えるまでに。
ここまできたのは、挑戦があったからこそだと思います。

eMAXIS Slim シリーズを中心として、資金流入が続いていて。
先進国株式や米国株式(S&P500)、全世界株式も人気です。

さてeMAXISシリーズ公式HPのなかで、密かに公開されているコンテンツ。
人気や売れ筋ファンドが簡単に分かる、eMAXISなんでもランキングです。

この記事では、2019年7月のeMAXISなんでもランキングについて考察します。

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月次販売額ランキング

まずは、2019年7月の月次販売額ランキングです。
このランキングでは、いま売れ筋のファンドが分かります。

計算期間は、2019年7月1日~31日です。


(引用元:eMAXISなんでもランキング|三菱UFJ国際投信)

2019年7月のランキングも、eMAXIS Slimが大活躍しています。
eMAXIS Slim シリーズが、上位10本中8本を占めています。

第1位となったのは、大人気のeMAXIS Slim 先進国株式です。
eMAXIS Slim シリーズでは、先進国株式が突出した存在に。

信託報酬は年率0.0999%(税抜)となり、文句無しの超低コストに。
純資産総額500億円を突破し、受益者還元型の信託報酬も開始です。

そろそろ、ライバルファンドによる次の一手が楽しみですね。

第2位となったのは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。
設定当初から注目株で、楽天VTIのライバルファンドでもあります。

米国株式の人気は根強く、インデックス界隈でも存在感が大きいです。
楽天VTIとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が双璧を成しています。

楽天VTIは先日、ついに純資産総額500億円を突破しました。

楽天VTIは、バンガードの米国籍ETFであるVTIに投資するファンド。
実質的な信託報酬は、VTI経費率の引き下げにより割安さを感じます。

一方で、楽天投信投資顧問の自助努力による引き下げは皆無なのです。
この点で、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を応援したくなります。

第3位は、本ランキングの常連であるeMAXIS 日経225です。
窓口販売を中心に、日経平均株価のファンドは人気ですね。

今回注目したいのは、第7位の全世界株式(オール・カントリー)。
eMAXIS Slim シリーズの中で、5番手までランクアップしました。

これまで目立った動きが無かったものの、ここにきてライバル登場。
たわらノーロードシリーズの逆襲は、良い刺激だと言えるでしょう。

信託報酬が、自作全世界株式と遜色ないレベルとなったのは大きい。
これからのさらなる躍進も期待できるのでは、と想像しています。

月次純資産残高ランキング

続いて、2019年7月の月次純資産残高ランキングです。
運用と資金流入による純資産残高の順位が分かります。

対象は、2019/7/31時点の純資産残高となります。


(引用元:eMAXISなんでもランキング|三菱UFJ国際投信)

このランキングは、運用歴の長いeMAXISシリーズが有利です。
それでも徐々に、世代交代が進んでいるという実態もあります。

eMAXIS Slim 先進国株式が世代交代を果たしたのは2019年3月。

先進国株式クラスで世代交代が起きてから、数ヵ月後が経過して。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)も、世代交代を達成です。

ネット金融機関で超低コストなeMAXIS Slim シリーズが広がっている。
すそ野が広がり、そして積立投資を継続する人も増えているのでしょう。

インターネットでは、必然的に自分でファンドを選ぶことになります。
個人投資家が自立するための第一歩なので、良い傾向だと感じました。

ライバルあってこそのeMAXIS Slim

eMAXIS シリーズの中でも、eMAXIS Slim シリーズの人気が高い。
この構図は当分変わることなく、継続するものだと考えています。

「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」

このコンセプトを堅持し、ライバルへ徹底対抗していくことで。
ポーズだけではなく、実行力を伴っていることを示しています。

徹底対抗するためにも、ライバルとの超低コスト競争が重要です。

ニッセイ外国株式・楽天VTI・たわら全世界株式というライバル。
こうしたファンドと切磋琢磨するからこそ、Slimが輝くのです。

インデックスファンドの活性化に向け、超低コスト競争は大事です。
eMAXIS Slim シリーズとともに、ライバルにも頑張ってほしいです。

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