青井ノボルです。
三菱UFJ国際投信が運用している、ノーロードインデックスファンド。
eMAXISシリーズは、インデックス投資界隈でとても有名な存在です。
投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019でも高い評価でした。
上位3ファンドはもちろん、7本が20位以内に食い込んだのは流石です。
数あるファンドの中で、これだけ選ばれているのはなかなか凄い。
それだけ良質なファンドであり、信頼を得ているという証左です。
eMAXISシリーズ公式HPで、ひっそり公開されているコンテンツ。
人気や売れ筋を紐解くことができる、eMAXISなんでもランキング。
この記事では、2020年1月のeMAXISなんでもランキングについて考察します。
月次販売額ランキング
まずは、2020年1月の月次販売額ランキングです。
このランキングでは、売れ筋ファンドが分かります。
計算期間は、2020年1月1日~31日です。
(引用元:eMAXISなんでもランキング|三菱UFJ国際投信)
2020年1月のランキングも、eMAXIS Slimが上位を独占状態です。
eMAXIS Slim シリーズは、上位10本中8本で大部分を占めています。
2月連続第1位となったのは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)。
FOY2019でも高い評価を受けて、第2位に輝いた人気ファンドです。
米国株式投資の人気が高く、その中でも支持を集めています。
SBI・バンガード・S&P500や楽天VTIと、日々戦っています。
米国株投資が最強の投資であると言い切る個人投資家もいます。
将来は予測不可能であり、少なくともワタシには分かりません。
どの資産クラスが最強なのかなんて、投資素人のワタシには分からない。
自分の頭で理解ができる株式のうち、広く分散された時価総額比率の全世界株式が、超低コストな現実解として、ワタシにはしっくりくる。
そして、投資判断を極力避けることが大切だと思う。
それ以上でもそれ以下でもありません。— 青井ノボル (@sindanindex) February 6, 2020
投資素人のワタシは、純粋に市場平均を持ちたいと思っていて。
信頼できそうな株式を時価総額比率の全世界で持つことを志向。
ただし大部分を米国株式に依存しているので、大差はないです。
どの資産クラスでも、きっと投資を継続することが大切ですね。
第2位は、またまた再浮上してきたeMAXIS 日経225です。
基準価額の変動に合わせて、資金流入が乱高下しています。
長期投資で持つファンドなら、無駄な売買はマイナスです。
こういうファンドとはあまり付き合いたくないと感じます。
第3位は、FOY2019でも第3位のeMAXIS Slim 先進国株式。
長らくシリーズを牽引してきましたが、米国株式と主役交代。
全世界株式のうち重要なウェートを占める先進国株式クラス。
強力なライバルがいるなか、輝きを放っているのは流石です。
第3位とはいえ、資金流入が極めて順調なのは変わりません。
純資産総額1,000億円も控えているので、引き続き期待です。
月次純資産残高ランキング
続いて、2020年1月の月次純資産残高ランキングです。
運用と資金流入による純資産残高の順位が分かります。
対象は、2020/1/31時点の純資産残高となります。
(引用元:eMAXISなんでもランキング|三菱UFJ国際投信)
純資産総額のランキングなので、大きな動きはありません。
一方で、じわじわと順位変動が起きつつあるのも事実です。
特筆すべきは、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)。
第4位から順位を1つ上げて、第3位までやってきました。
第4位に転落したeMAXIS 先進国株式は、資金流入がほぼ無し。
一方のeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、順調です。
純資産総額の増え方を見る限り、積立投資で広く使われていて。
資金流入が安定的にプラスで推移している稀有なファンドです。
いぶし銀なファンドの純資産総額が増えるのは良いことですね。
受益者還元型信託報酬の発動も近いので、これからも注目です。
ランク外ではオール・カントリーが第14位→第11位まで浮上。
設定から1年超、いよいよTOP10圏内が視野に入ってきました。
前述の通り、ワタシは時価総額比率の全世界株式に投資がしたい。
そんな人にとって、この上なく素晴らしいファンドのひとつです。
FOY2019では第1位に輝くなど、投信界隈での評判は申し分ない。
マネックス証券のiDeCo口座で取り扱いが始まり、舞台は整った。
ライバルである楽天VTに追い付け追い越せで、資金流入が進んで。
純資産総額を順調に伸ばしていくことが、期待できる情勢ですね。
eMAXISのLINEサービス開始
ブロガーミーティングで話題になったeMAXISのLINEサービス。
2020/2/3、満を持してLINE公式アカウントが開設されました。
コミュニケーションツールとして浸透しているLINEのなかで。
よくある質問に回答してくれたり、投資4コマ漫画が読めたり。
身近な存在であるLINEのなかで、受益者のサポートを試みる。
面白い取り組みだと思いますし、投資初心者には良いのかも。
ただ、ワタシにはちょっと不要かなと感じたのが正直な感想。
これはmattocoサービスがイマイチだったのと似た感覚です。
自分でネット検索して情報を収集、ネット証券で口座開設して。
eMAXIS Slim シリーズに行き着く人には、おそらく不要です。
投資初心者に対して、徹底的に分かりやすさを追求して欲しい。
長期投資を継続するための支えになるツールになれば最高です。
つみたてんとうシリーズやeMAXISシリーズとは相性が良さそう。
その辺りをターゲットに、魅力あるコンテンツにしてください。
関連記事紹介
eMXIS Slim 先進国株式は、販売額第3位ながら流入が続いています。
1,000億円の節目まであと少しですし、この調子で頑張ってください。

eMAXIS Slim シリーズにリートが追加されて、シリーズは完成へ。
新ファンドを乱立するよりも、本数を絞ったほうが好感が持てます。

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