教育資金の貯め方について本気出して考えてみた

投資方針

青井ノボルです。

先日Twitterで、教育資金の貯め方について意見を交わす機会がありました。

キッカケは、リベラルアーツ大学さんのこちらの記事です。

誰も教えてくれなかった、教育資金の正しい貯め方
はじめに 「やっと会えたね。ずっとこの日を待ってたんだよ……生まれてきてくれて、本当にありがとう」 これまで経験したことのない痛みを乗り越え、初めて我が子を胸に抱いたときの感動は今でも忘れられない、あ

教育資金の正しい貯め方とは、学資保険ではないと主張されています。
学資保険よりも、インデックス投信こそが正しい貯め方であるという内容です。

ワタシは「教育資金の正しい貯め方」という絶対的な正解は存在しないと思います。
正解がない世界だからこそ、色んな考え方があって、議論が面白いんですよね。

この記事では、Twitterで交わされた意見を参考にしながら、教育資金の貯め方について本気を出して考えてみます。

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すべてはこのツイートから始まった

今回、Twitterで意見が交わされることになった舞台はこちら。

なまずんさんは、ワタシがTwitterを始めた頃から交流させてもらっている新進気鋭の若手投資家です。
投資や資産管理の考え方について書かれているブログ「弱者のゲーム」を運営されています。

弱者のゲーム(20代からの資産運用実践録)
インデックス長期投資を軸に,若者の視点から取るべき戦略を考察します

前述のツイートをキッカケにして、今回は様々な意見に触れることができました。
これこそがTwitterの醍醐味ですね!

Twitterで交わされた意見をピックアップ

ここで幾つか、教育資金の貯め方についての意見をピックアップしてみます。

Keyさん

ポークフォリオなどの独創的な記事が輝くブログを運営しているKeyさんのご意見です。
ちなみに、お子さんが3人いらっしゃるせいか、教育資金記事も豊富なマネーブログです。

教育資金を投資で貯めた場合、使う直前に大暴落が襲ってくる可能性は否定できません。
アセットアロケーションにもよるけど、リスク資産は1年間で半減する可能性もあります。

教育資金をリスク資産に頼るのはリスクが高いことから、学資保険も活用されています。

ちなみに、学資保険にも元本割れリスクがありますが、それは保障を手厚くした場合です。
また、外貨建て学資保険で為替リスクを内包している場合も、元本割れの可能性があります。

学資保険をちゃんと選べる前提であれば、保険会社の倒産リスク以外はほぼ回避できそうです。

リベラルアーツ大学さんが学資保険をバッサリ斬るのとは対照的ですね。

Ponchigumaさん

続いては、投資関連の知識豊富なPonchigumaさんのご意見です。

経済全体では長らくデフレが続いていましたが、学費だけはインフレが進むという不思議な状況です。
現金や学資保険ではインフレに対応できないため、リスク資産に置くことでインフレ対応を図るのは有効そうですね。

具体的には、ジュニアNISAの80万円×5年間の非課税枠を活用してETFを買い、分配金を再投資せずに現金で置いておく、という意見です。

ちなみに、ジュニアNISAは非課税制度のひとつですが、18歳まで引き出すことができません。
含み益込みで80万円の枠内でしかロールオーバーできない、という点にも注意が必要です。
(2018/6/7 20:15追記)
税制改正で年80万円のロールオーバーの上限が撤廃されていました。お詫びして訂正いたします。

つみたてNISAよりも制度が複雑なので、ちゃんと勉強してから活用したいですね。

てんさん

続いては、Twitterのインデックス投資クラスタにおいて人脈豊富なてんさんです。
Twitterで拝見する限りでは、面白いネタも交えながら、色んな方と積極的に交流されているイメージ。

てんさんのご意見は、リスク資産と無リスク資産を組み合わせた面白い方法です。
ワタシが解釈した範囲では、恐らくこんな意図なんだと思います。

・インデックス投資の投資期間が10年くらいあれば負ける可能性が低い
・前半戦はリスク資産に突っ込み、後半戦は無リスク資産に置いておく
→リスク資産は平均で約13年の投資期間となる
→無リスク資産を教育資金のベースとする
→前半リスク後半無リスクなのでインフレにもある程度対応可能

過去リターンが将来のリターンを約束するワケではない点には注意が必要です。
ただ、リスク資産と無リスク資産の特長を活かした戦略だなと感じました。

マメさん

最後に、コメントで絡ませてもらうのは初めてだったマメさんです。

リスク資産で教育資金の準備を進め、学費充当のタイミングで暴落したら奨学金を借りて凌ぐ。
その後、リスク資産が回復した段階で奨学金を返還するという戦略です。

奨学金は借り手に優しい借金なので、上手くいけば資産運用的には良い結果となりそうです。

ところで、JASSOの貸与型奨学金は子供名義の借金になります。
また、成績要件と所得要件があるため、奨学金を借りられないケースも想定されます。

もし親名義で借りるなら金融機関の教育ローン貸付がありますが、当然ながら審査があります。
融資審査は収入状況等に応じた判断となることから、確実に借りられる保障はありません。

ちょっと不確実性が高いかなと思います。

いろんな意見を踏まえて考えた結果

教育資金には人によって前提条件がバラバラで、また資産運用の方法も様々です。

一般的には、教育資金を事前に準備し、学費が膨れ上がる高校・大学で使うケースが多いでしょう。

インデックス投資(リスク資産)のみで備える場合、大暴落に見舞われると教育資金が激減するリスクがあります。

もちろん、10年以上の投資期間があれば投資元本を割り込む可能性は低いという意見もあります。
ただ、あくまで過去の話なので、将来の期待リターンとリスクを保証するものではありません。

教育資金を使う時期は子供の進路に応じて強制的に決定し、その時期に現金化する運命にあります。
リスク資産のみだと、いざ学費が必要なタイミングで必要額が確保できない可能性を否定できません。

ワタシは、教育資金の準備を投資に頼るには危険な行為だと考えます。

また、学資保険については現在の返戻率ではちょっと厳しいという印象です。
生命保険に入っていない人には検討の余地がありそうですが、ワタシはパスします。

となると、無リスク資産に置いておくのが無難という消極的選択となります。
元本割れの心配はありませんが、インフレリスク対応が少し心配ですよね。

インフレ完全対応は難しいですが、個人向け国債変動10年ならある程度追随してくれます。
教育資金を準備するときに、ワタシにとって主力となり得るのは個人向け国債10年変動しか思いつきません。
(他におススメがあったらコッソリ教えてください!)

あとは、てんさんがおススメしていた前半リスク資産&後半無リスク資産もアリかなと思います。
ワタシのリスク選好度だと、少なくとも平均15年以上は投資期間を確保したいという感覚です。

教育資金の準備はまだまだ課題山積です

Twitterでの意見交換を通じて、ワタシの頭の中もだいぶ整理されてきました。
細かい部分はこれからですが、大まかな方向性が見えてきたのは収穫です。

教育資金を貯めるためにインデックス投資をするとして、どの口座にいくら投資するか。

口座はジュニアNISAも検討対象ですが、まだ制度をきちんと理解できていません。
投資に充てるべき金額についても、しっかり検討する必要があると思います。

多くの意見を聞くことができた今回の経験は、ワタシにとって大きな刺激となりました。
教育資金の貯め方には正解が無いからこそ、自分なりに考え抜いて答えを出したいと思います。

あとがきその1

発端となったリベラルアーツ大学さんに続編記事がアップされました。
学資保険がダメなのは変わらず、投資は副業収入の範囲内でという主張になったようです。

続・教育資金の正しい貯め方【貯蓄と投資で賢く増やす】
はじめに 先日お届けした「教育資金の正しい貯め方」には多くの反響をいただき、ありがとうございます。 今回はそのフォローアップ企画として、今一度お話しておきたい貯金と投資のこと、そして読者から寄せられた

あとがきその2

この記事のタイトルですが、元ネタはコレです。
最初から気付いていた人は、きっと同世代ですね。


(引用元:幸せについて本気出して考えてみた(short ver.)|ポルノグラフィティ Official YouTube Channel)

 

■関連記事紹介■
教育資金は必要金額も大きく、早いうちから備えておきたいお金。
ただ、期待リターンの大きさだけでなく、リスク管理も大事です。
ワタシは教育資金を投資に頼るのは危険な選択だと思います。

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コメント

  1. わせを より:

    いつも参考にさせて頂いております。
    ジュニアNISAのロールオーバーの上限って撤廃されていると思うのですが、いかがでしょうか。

    • 青井ノボル 青井ノボル より:

      コメントありがとうございます。

      税制改正で従来NISAおよびジュニアNISAのロールオーバー上限が撤廃されていますね。
      金融庁HPで時価80万円までと書いてあったので、勘違いしていました。
      (よく見ると時価80万円上限と上限無し、両方書いてありますね)

      https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/junior/point/index.html

      ご指摘ありがとうございました!

      記事は修正させていただきます。