eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)他2本が信託報酬引き下げで年0.1%に迫る

投資信託・ETF

青井ノボルです。

全世界株式のインデックスファンドは歴史が浅く、本数もやや少なめ。
そのせいか競争原理が働かず、信託報酬引き下げは珍しいものでした。

ところがここ数ヵ月、たわら及び雪だるまの攻勢にさらされています。
信託報酬引き下げ競争も、いよいよ最終局面が近いのかもしれません。

今回は、雪だるま全世界株式の信託報酬引き下げに対抗するという形で。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)他2本を引き下げです。

対抗引き下げの発表までに時間を要しましたが、これは事情があっての話。
様々な困難を乗り越え、その上で対抗引き下げすることに意味があります。

今回も、オール・カントリーだけではなく全3本の引き下げを決めました。
全世界株式の資産クラスであれば、指数の違いを気にしないのは素敵です。

この記事では、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)他2本の信託報酬引き下げについて書いていきます。

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雪だるま全世界株式の発表から1ヵ月超

今回の信託報酬引き下げは、雪だるま全世界株式の信託報酬引き下げが契機に。

雪だるまシリーズは、SBIアセットマネジメントが運用会社です。
直前に発表された、SBIバンガードS&P500も話題となりました。

雪だるま全世界株式の実質的な信託報酬率は、年率0.104%程度(税抜)。
eMAXIS Slim 全世界株式の3本はというと、年率0.12%(税抜)でした。

雪だるまの引き下げにより、税抜きで0.1%に迫る超低コストとなって。
全世界株式にも競争激化の荒波が押し寄せてきたという印象を受けます。

2019/9/5、雪だるま全世界株式の信託報酬引き下げが発表されました。
それから1ヵ月以上経過した2019/10/15、遂にeMXIS Slimにも動きが。

米国株式(S&P500)とともに、全世界株式の3本が対抗引き下げを発表。
対抗が難しいという憶測も流れましたが、しっかり対抗してくれました。

なぜ対抗引き下げの発表が遅れたのか、米国株式の影響が大きかった模様。
米国株式(S&P500)の信託報酬引き下げの件は、詳しく説明がありました。

SBIバンガードS&P500の引き下げ発表後、コスト構造の見直しを実施して。
時間はかかりましたが、米国株式(S&P500)とともに引き下げを発表です。

全世界株式のオール・カントリー、3地域均等型、そして除く日本の3本が対象。
いずれも2019/11/12より、信託報酬は年0.104%(税抜)に引き下げられます。

なお、受益者還元の信託報酬が改悪されたのは米国株式(S&P500)と同様です。

eMAXIS Slim 全世界株式は3種類

eMAXIS Slim 全世界株式の3本、時間はかかりましたが対抗引き下げが決まり。
全世界株式の中で業界性低水準の運用コストをキープする見通しとなりました。

業界最低水準の運用コストをめざす『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』信託報酬率の引き下げを実施

eMAIXS Slim シリーズには、全世界株式と名がつくファンドが3本。
それぞれ、似ているようで投資対象となる地域の割合が異なります。

違いはあるものの、全世界の株式に投資をするという思想は一緒です。

雪だるま全世界株式は、FTSE Global All Cap Indexが連動の対象です。
オール・カントリーのMSCI ACWIとは違う指数ですが、対抗しました。

さらにまとめて3本、全世界株式のインデックスファンドを引き下げへ。
対象の指数はどれも違うワケですが、全世界株式には対抗するのです。

信託報酬年0.12%(税抜)から、年0.104%(税抜)に引き下げします。
同じ資産クラスであれば徹底対抗する、これは素晴らしい対応ですね。

自作全世界株式と信託報酬を比較してみる

eMAXIS Slim シリーズは、国内・先進国・新興国株式が設定されています。
国内株式はTOPIXと日経平均の2本だけ、MSCIジャパンには連動しません。

それでも、時価総額比率の指数であるTOPIXをMSCIジャパンの代替とすると。
全世界株式ファンドではなく、自作で全世界株式に投資することが可能です。

MSCI ACWIの地域比率は、全世界株式インデックス・ファンドの月報を参照。
2019/10/23時点で判明している数字をまとめると、下図の通りとなりました。


(公開データより筆者独自作成)

右上の青い部分ですが、各ファンドの資産別比率を示しています。
オール・カントリーと除く日本は、MSCI ACWIの比率を使用です。

各ファンドの資産別比率に基づき、オレンジ枠のファンドで投資。
その結果が、自作全世界株式の信託報酬年率(税抜)となります。

自作と全世界株式3本の信託報酬を比較したのが、緑枠の差分です。
いずれの全世界株式ファンドでも、自作より低コストとなります。

なお、eMAXIS Slim 先進国株式の受益者還元型信託報酬は考慮していません。
もし受益者還元型信託報酬が発動しても、自作よりは低コストだと思われます。

今回の信託報酬引き下げが、いかに素晴らしい結果であったかを実感します。

残る課題はオールカントリーのiDeCo追加

たわら全世界株式への対抗から、さらに進化を遂げたeMAXIS Slim 全世界株式。
超低コストファンドのトップグループ入りとなり、今後更に伸びていくでしょう。

特にいま勢いのあるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)。
純資産総額100億円突破も視野に入って、さらなる加速が見込まれます。

もう一段上への飛躍を目指すためにも、課題となるのはiDeCoでの扱い。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、買えないのです。

三菱UFJ国際投信ブロガーミーティングにおいて、熱望しておきました。
この課題がクリアにならなければ、少なくともワタシは乗り換えません。

長期分散積立投資、その王道は時価総額比率の全世界株式だと考えています。
資産形成を促すiDeCoで、オール・カントリーを扱わない理由が無いのです。

三菱UFJ国際投信の営業力で、この課題がクリアになることを願って。
ワタシは今後もこっそりと全世界株式を応援していきたいと思います。

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