eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)他2本が信託報酬引き下げへ

投資信託・ETF

青井ノボルです。

三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slim シリーズは、信託報酬を徹底対抗。
これは新規ファンドが設定された際も、適用されるルールとなります。

今回は、たわらノーロード全世界株式が新規設定されることに対抗して。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)他2本を引き下げです。

本来であれば、MSCIオールカントリーワールドインデックスという指数。
たわらノーロード全世界株式と同じ指数連動だけを引き下げれば良い話。

それでも、大体同じ資産クラスなら徹底的に対抗するのがSlimなのです。
除く日本・3地域均等型もともに、信託報酬が引き下がることとなります。

この記事では、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)他2本の信託報酬引き下げについて書いていきます。

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たわらノーロード全世界株式が契機

今回の信託報酬引き下げは、たわらノーロード全世界株式の新規設定によるもの。
たわらノーロードといえば、先進国株式がかつて人気を博していたシリーズです。

以前は低コスト競争をリードする存在でしたが、いまでは完全に撤退。
コスト競争からは距離を置くスタンスだと思いきや、想定外の発表が。

低コストファンドシリーズの新ファンド設定-「たわらノーロード 全世界株式」-

2019/7/5、アセットマネジメントOneは、新ファンドの設定を発表。
たわらノーロード全世界株式、MSCI ACWI連動を目指すファンドです。

いわゆる時価総額比率の全世界株式で、広く分散して投資ができます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と同じ指数ですね。

驚いたのは、信託報酬を年0.120%(税抜)と最低水準に決めたこと。
たわらノーロードが、超低コスト競争に参戦したのは正直驚きでした。

シリーズで最も有名なたわらノーロード先進国株式を凌ぐ超低コスト。
先進国株式の信託報酬は年0.20%(税抜)ですから、大差があります。

想定外のぶち込みでしたが、eMAXIS Slim 全世界株式は即対応でした。

eMAXIS Slim 全世界株式の3本が信託報酬引き下げ

2019/7/16、たわらノーロード全世界株式の新規設定発表から7営業日目。
eMAXIS Slim 全世界株式の3本について、信託報酬引き下げを発表です。

業界最低水準の運用コストをめざす『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』信託報酬率の引き下げを実施

eMAIXS Slim シリーズには、全世界株式と名がつくファンドが3本。
それぞれ、似ているようで投資対象となる地域の割合が異なります。

ちょっと違うのですが、広く全世界の株式に投資をするのは一緒。
投資対象が大体一緒であれば、ベンチマークの指数は問いません。

たわらノーロード全世界株式は、MSCI ACWIをベンチーマークとします。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が純粋な対抗対象です。

それでもまとめて3本、全世界株式のインデックスファンドを引き下げへ。
信託報酬年0.142%(税抜)だったところを、年0.12%(税抜)とします。

同じ資産クラスであれば徹底対抗するこの姿勢、とても有難いことです。

自作全世界株式と信託報酬を比較してみる

eMAXIS Slim シリーズには、国内・先進国・新興国株式が設定されています。
国内株式はTOPIXと日経平均の2本だけなので、MSCIジャパンではありません。

それでも、時価総額比率の指数であるTOPIXをMSCIジャパンの代替とすると。
全世界株式ファンドではなく、自作で全世界株式に投資することが可能です。

MSCI ACWIの地域比率は、全世界株式インデックス・ファンドの月報を参照。
ワタシなりに数字をまとめてみると、下図の通りとなりました。


(公開データより筆者独自作成)

右上の青い部分ですが、各ファンドの資産別比率を示しています。
オール・カントリーと除く日本は、MSCI ACWIの比率を使用です。

各ファンドの資産別比率に基づき、オレンジ枠のファンドで投資。
その結果が、自作全世界株式の信託報酬年率(税込)となります。

自作と全世界株式3本の信託報酬を比較したのが、緑枠の差分です。
3地域均等型は全世界株式ファンドがコスト優位、他は自作が優位。

ただ、オール・カントリーと除く日本は0.01ポイント未満の僅差
ほぼ誤差の範囲内と言える水準であり、引き下げ効果は抜群です。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)

いずれも自作全世界株式と同等以上の、超低コストなファンドです。

オール・カントリーのiDeCo追加を熱望します

eMAXIS Slim 全世界株式は、名実ともに超低コストの仲間入りを果たしました。
特に時価総額比率のオール・カントリーは、さらなる躍進が期待できそうです。

ただ足枷となっているのが、未だにiDeCoの取り扱い商品ではないということ。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、何故扱わないのでしょう。

マネックス証券と松井証券に期待しているのですが、残念ながら動きは皆無
運用会社である三菱UFJ国際投信にも要望しましたが、今後どうなるでしょう。

長期分散積立投資、その王道は時価総額比率の全世界株式だと思っています。
国が資産形成を支援するiDeCoで、オール・カントリーを扱う意義は大きい。

信託報酬が更に下がって、魅力が増しているいまこそ追加されてほしい。
ネット系金融機関の皆様、ぜひ前向きにご検討いただければと思います。

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