一夜で資産が溶けるハイリスク投資商品には絶対に投資しない

投資方針
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青井ノボルです。

すでに2ヵ月以上前の話ですが、米国株式市場が大暴落した日がありました。
その翌日、VIX指数(恐怖指数)関連の上場投資証券で、一夜にして巨額の損失が発生。

2018/2/6、上場投資証券「NEXT NOTES S&P500 VIXインバースETN」が繰り上げ償還となったのです。

これに関連したデイリー新潮のニュース記事を、最近になって目にしました。

当時、ワタシはブログを始めたばかりで、このニュースの意味が分かっていませんでした。
実は衝撃的なことが起きていたということを、今更ながら実感したところです。

今回は、このニュースから学んだ教訓について、考えたことを書いていきます。

 

インバースVIX指数に連動する投資商品

インバースVIX指数とは、VIX指数(恐怖指数)と逆の値動きとなるように設計されています。
VIX指数が1%上がれば、インバースVIX指数が1%下がる、という仕組みです。

今回のケースであれば、株価暴落によりVIX指数が急騰した結果、インバースVIX指数は急落しました。

VIXインバースETNには早期償還条項(別名:即死条項)が付いていて、インバースVIX指数が前日終値の20%を下回ると運用が強制ストップ、繰り上げ償還となります。
今回は条項に抵触し、前日に29,400円の値をつけていたVIXインバースETNは、一夜にして96%を失い、1,144円での償還となりました。

20180424_1
(引用元:Yhaoo!ファイナンス)

チャートを見ると、その異様な暴落ぶりが一目でわかりますね。

朝起きたら資産の96%が溶けていて、更にその損失が強制的に確定されてしまう。恐ろしい事態です。

 

投資家側にも落ち度はある

こうしたリスクを内包した投資商品ですが、販売の現場ではキチンと説明されていなかったようです。

 もっとも、VIXベアの販売資料では、小さく早期償還条項のことに触れてある。リスクは説明済みというわけだ。
が、実際にはそれも疑わしい、と同弁護士。
「調べてみると、営業マンでさえこの商品の仕組みを知らずにVIXベアを売っていたケースがかなりありました。それも、野村證券をはじめ大手証券会社の営業マンです。だから、早期償還条項についても説明していないケースが多くある。取引そのものが無効になる可能性があります」
(引用元:一夜で300億円が消えた… “恐怖の金融商品”の後始末 – デイリー新潮HP)

道義的には「販売資料に書いてあるから良い」という話にはならないでしょうね。
うがった見方をすれば「金融機関の営業マンが、カモとなる客を騙した」ともいえます。

訴訟という話もあるようですが、法的な判断が気になるところです。

ところで投資家側に落ち度がないかというと、そうとも言い切れ無いと思います

投資はあくまで自己責任ですし、リターンを期待する代償としてリスクを負います。
大前提として、内包されたリスクを承知のうえで、投資をしなければいけません。

リターンが期待できるロジックや、そもそもの仕組みやリスクが理解できない投資商品であれば、そんなものに投資するのは狂気の沙汰と言えるでしょう。

「そんなことは聞いていない」「説明を受けていない」というのは、「何も理解していないのに投資しちゃいました」と言っているようなもの。
これもうがった見方をすれば、金融機関の営業マンへ責任転嫁しているだけです。

他人に言われるがままに投資するというのは、絶対に避けるべき行為と言えます。

 

顧客本位とはかけ離れた行為

記事の中では、こんな指摘もありました。

 経済評論家の山崎元氏によると、
「元の指標と反対の値動きをする“ベア”の金融商品はカラ売りをするのでハイリスクなのです。大手証券がそんなものを作って一般投資家に売るのはそもそも問題ですよ」

インデックス投資界隈にはファンも多い山崎元さんのコメント、山崎節が炸裂していますね。

投資素人の個人投資家が、即死条項に触れたときに、どんなリアクションをするのか。
優秀な人材が集まっている大手証券会社であれば、容易に想像できることだと思います。

ハイリスクな投資商品を半ば騙して売りつけているとすると、顧客本位とはかけ離れた行為です。
残念としか言いようがありませんね。

 

自分の頭で理解できる投資商品を

恐るべき事態が起きてしまったワケですが、ここから得られる教訓は何でしょうか。

それは「自分の頭で理解できる投資商品だけに投資すべき」というコト。
オプション取引が絡む複雑な仕組みの投資商品は、手を出さないほうが無難でしょう。

もっと言えば、安定的な資産形成に向いていると言われるインデックス投資であっても、
価格変動のロジックが理解できない資産クラスには、投資すべきではありません。

平たく言うと、期待リターンがプラスとなる理由を説明できなければ、投資すべきではないです。
大きな損失を被るリスク、つまり暴落相場になったときに投げ売ってしまうリスクが高いです。

投資素人の個人投資家は、得体のしれないハイリスク投資商品に投資すべきではありません。
長期分散積立投資がおススメと言われていますが、自分の頭で理解できる範囲で投資するのが大原則。

対象となる投資商品をきちんと理解したうえで、自己責任で投資を続けていきたいものですね。

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