無リスク資産の置き場所を考える

投資準備

青井ノボルです。

インデックス投資を長く続けていくためには、生活防衛費を確保した上で、リスク許容度の範囲内で実践することが大事です。

生活防衛費として、またリスク許容度の範囲に収めるうえで重要となる無リスク資産。
今回は、無リスク資産の置き場所について考えてみました。

言葉の定義から

まず、言葉の定義を確認しておきます。
無リスク資産とは、預金や国債といった元本保証の安全資産のことです。

ただ、預金や国債のリスクがゼロかというと、厳密にはそうでもありません。

国債は、もし日本政府が破綻すれば紙切れになってしまう可能性もあります。
預金も、金融機関が破綻してペイオフが発動しても1,000万円までしか保護されません。
極論を言えば、ペイオフが機能しない可能性もゼロではないでしょう。
日本が破綻しないまでも、インフレが進めばその価値が目減りする可能性もあります。

ワタシは、日本が破綻したりハイパーインフレが起きる可能性は極めて低いと想定していますが、世の中に絶対はありません。
とはいえ、仮にそういった事態になったら、もう諦めて身を任せるしかないでしょうね。

発生可能性が極めて低い事象に対して、アレコレ考えるのはあまり意味がないように感じます。
ワタシは、預金や国債を元本保証の安全資産、つまり無リスク資産として考えることにします。

元本保証の資産

さきほど定義したように、無リスク資産は主にこの2つです。

  • 預金
  • 個人向け国債

元本保証という観点から、それぞれを確認してみます。

預金は、金融機関ごとに元本1,000万円までであれば、もし金融機関が破綻しても元本とその利息が保護されます。
いわゆるペイオフと呼ばれる制度です。

過去には2010年9月に日本振興銀行が破綻した際、実際にペイオフが発動しています。
<参考:預金保険機構HP「日本振興銀行の経営破綻と今後の業務等について」

個人向け国債は、発行母体である日本政府が破綻しない限りは、元本が保証されます。
また、途中解約をしても1年分の利子を差し引かれるだけなので、元本割れしません。

元本保証という点ではあまり差がないので、無リスク資産をどこに置くべきかは、金利や流動性で比較すべき課題であると考えます。

生活防衛費の置き場所選び

無リスク資産を保有する理由は、主に2つ。

ひとつは生活防衛費の確保です。
生活防衛費についてのワタシの考え方は、過去記事で書いています。
<参考記事:4人家族のサラリーマンが考える生活防衛費

生活防衛費は、リストラや長期休業、自然災害などに備えるためのお金です。
ワタシは生活費の2年分を目標金額としています。

自然災害などの緊急事態の際に当座の生活を凌ぐためのお金として考えると、流動性の高さ、つまり現金化のしやすさが最重要です。
そのため、緊急事態用としては実店舗が生活圏にある銀行の普通預金に置いておきたい考えています。

例えば、東日本大震災のような未曾有の大災害が発生した場合、ATMで預金の引き出しが出来なくなるかもしれません。
店舗のある金融機関であれば、特例措置として身分証明書のみで預金引き出しができる可能性もあります。

ただ、緊急事態用という性質の生活防衛費は、生活費の半年分もあれば十分だろうとも思います。
残りの1年半分については、預金の中でも金利が高い置き場所を選択したいと考えます。

ネット銀行の普通預金や定期預金、国債でも良いかもしれませんね。

調整弁としての無リスク資産は何処へ

無リスク資産を保有する理由、ふたつ目はリスク資産との割合を調整するためです。
リスク許容度の範囲内に収めるための手段として、一定の無リスク資産を持ちます。

リスク資産の時価評価額が大幅下落する場合を想定したとき、一定以上の無リスク資産があれば、資産全体に対しての下落率は低減されます。

例えば、リスク資産との無リスク資産の割合を50:50にしていたとします。
この場合、無リスク資産が40%下落したとしても、資産全体では20%の下落に留まります。

ワタシは無リスク資産とリスク資産のバランスで、全体のリスクを調整するつもりなので、生活防衛費以外にも無リスク資産を保有します。
このための無リスク資産は、流動性はあまり気にせず、金利の高さを重視して置き場所を決めていきたいと考えます。

ちなみに、リスク許容度は人それぞれですし、無リスク資産ではなく国内債券でリスク調整するインデックス投資家も多いようです。

具体的な置き場所候補

さて、預金や国債といった無リスク資産。
具体的な置き場所の候補はどこでしょうか。

個人向け国債であれば、金利変動型10年満期の変動10年でしょう。

現在のマイナス金利状況を勘案すると、いずれ金利が上昇する可能性の方が高いので、
固定金利よりも変動金利のほうが魅力的ですよね。

金利が上昇しても元本部分の価格は変動しませんし、半年毎に利率見直しが図られて、
将来的に想定される金利上昇という局面でも、ある程度対応できるというワケです。

一方で預金は、金融機関の選択肢がとても多いので、置き場所の選択は悩ましいところがあります。

一般的には、ネット銀行の方が金利が高い傾向にあって、メガバンクや地銀などは金利が低めです。
実店舗の有無は地域性がありますが、首都圏だとメガバンクや地銀なら店舗も多いので安心かなと。

どの金融機関に預金するのが良いのかという話は、いずれ別記事で検討したいと思います。

(2018/6/10追記)
どこの金融機関に預金すべきか、今のところ明確な答えは出ていません。
ただ、管理が煩雑になるので銀行口座数を増やすのは避けたいところです。

いまのところ、比較的金利の高いネット系銀行に置いている金額が多めです。
流動性確保のため、メガバンク・地銀にも一定以上の金額を置いています。

いずれ機会を見つけて、じっくり考えたいと思います。

 

■関連記事紹介■
はじめてアセットアロケーション(資産配分)を考えたときの記事です。
<関連記事:30代サラリーマンがアセットアロケーションを考える

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<関連記事:リスク資産と無リスク資産の配分を改めて考える

 

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