青井ノボルです。
いま現在進行形で、インデックス投資の準備を進めています。
前回の記事では、リスク許容度について考察していきました。
次に考えたいのは、リスク許容度に応じたアセットアロケーション(資産配分)です。
株式や債券、REITといった資産の種類がありますし、地域も新興国・先進国などがあります。
今回は、アセットアロケーションについて考えていきます。
資産を配分する意味
アセットアロケーションとは、日本語でいうと資産配分のこと。
ここでいう資産とは、国内/先進国/新興国の株式/債権/REITといった、資産クラスのこと。それを配分します。
資産クラスごとに、過去データなどから計算されるリスクや期待収益率は異なります。
また、各資産クラスは必ずしも連動した値動きとなるとは限りません。
その組み合わせによって、リスクおよび期待収益率を調整することができます。
とはいえ、過去データなどから算出した想定値としてのリスク・期待収益率です。
計算上想定される数値でしかない点は認識しておく必要があります。
リスク許容度に収まる範囲で投資を続けていくためには、リスクを調整する必要があります。
リスク許容度を超える事態が発生して投資の世界から撤退する、といった機会損失を避けるために。
リスクを調整する手段として、アセットアロケーションを考えることが大事なのだと思います。
株式を中心に構成
インデックス投資は、資本主義が継続すること(経済が拡大し続けること)を前提として、株式や債券などを対象として、市場全体(市場平均)の長期的な成長に対して投資するもの、だと思っています。
株式であれば、上場企業が経済活動によって収益を上げ、業績や経営状況が良くなることで、その価値が高まっていきます。
そして企業群全体の価値が高まれば、株式市場全体の株価を示す指標(インデックス)が上昇していく、ということでしょう。
債券については、「経済成長が債券の価値へどのように影響するのか」のロジックがイマイチ理解できていません。
金利が上がると債券の価値が下がる、というところまでは理解できるんですが。恥ずかしながら、まだまだ勉強不足です。
ちなみに、REITについてもよく分かりません。これから勉強したい分野の一つです。
分からないものには手を出さないと決めているので、まずは株式を中心としてアセットアロケーションを構成。
定期預金など無リスク資産とのバランスで、リスクコントロールしたいと考えています。
全世界株式に投資します
結論から言うと、国内株式・先進国株式・新興国株式に対して、概ね時価総額比率に合わせて投資していきます。いわゆる全世界株式です。
何故そうするかというと、これはインデックス投資をやると決めた理由に近くて。
どの国の株式市場が今後成長するか(大きなリターンを得られるか)なんて素人には分かりません。少なくともワタシには分からないです。
であれば、全世界の株式市場にまるっと投資するのがベターな選択肢ではないかと考えました。
日本はバブル以降低成長であるとか、アメリカは高成長を続けているとか、新興国の成長速度が相対的に低下しているとか。
過去のことは分かったとしても、今後もそのトレンドが続くのかなんて分かりません。
資本主義の継続を信じて、経済の持続的発展を信じたとしても、どの国が成長するかなど分かるわけもなく。
下手に素人が予測したとしても、良い結果を得られるとは思えないと考えています。
そのため、主観を入れないという意味も含めて、時価総額比率でまるっと全世界株式に投資していきます。
ただ、細かいことは考えたくないので、ざっくりの時価総額比率、国内:先進国:新興国が1:8:1くらいを目指したいと思います。
各指標から漏れている国もあるだろうし、正確には全世界株式ではない気もします。
その辺は厳密に考えなくてもいいかなと、割り切ってしまっても問題ないでしょう。
株式と現金の割合でリスク調整を
リスク資産は当面株式オンリーとする予定ですが、生活防衛費や教育費とは別に、ある程度の現金を持つことでリスクの調整をしていきたいと思います。
この現金は、精神安定剤としての役割もあるし、株価下落時のリバランス原資にもなり得る無リスク資産です。
普通預金で持っている必要はないかもしれませんが、どうやって置いておくべきかは改めて検討したいと思います。
株式に全部突っ込んだ方が期待収益率は高いかもしれませんが、自分のリスク許容度に収めることの方が重要だと思っています。長期投資をし続ける、市場に居続けるためです。
ワタシのリスク許容度は投資用資産が半減しても耐えられると想定していますので、年間30%程度のリスクは許容できる範囲と判断して、株式:現金(生活防衛費等を除く)は8:2を目指します。
と思っていましたが、株式:現金(生活防衛費等を除く)は7:3を目標としつつ、15ポイント程度の変動を許容します、と変更します。
この件については、改めて記事にしたいと思います。
(2018/3/21 追記)
変更したアセットアロケーションについて、新たに記事を書きました。
<関連記事:リスク資産と無リスク資産の配分を改めて考える>
(2018/3/27 追記)
なお、上記アセットアロケーションによる期待収益率およびリスクの算定については、みんなのポートフォリオを参考とさせていただきました。
みんなのポートフォリオは、過去実績より平均リターン・リスクを算出しているようです。
そのため、将来の期待リターンおよびリスクを考える上では適切ではありません。
時間があるときに、この記事についても適切に修正していきたいと考えています。
(2018/7/5 追記)
■関連記事紹介■
実際にインデックス投資を実践するときのポートフォリオを考えました。
<関連記事:全世界株式に投資するポートフォリオを考える>
無リスク資産はどこに置くのがベターなのか、考えてみました。
<関連記事:無リスク資産の置き場所を考える>
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