eMAXISシリーズの純資産総額合計が3,000億円を突破

投資信託・ETF
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青井ノボルです。

三菱UFJ国際投信が手掛ける、ノーロード型インデックスファンドのeMAXISシリーズ。
現在では、eMAXIS・eMAXIS Slim・eMAXIS Neoの3シリーズを展開しています。

そんなeMAXISシリーズですが、2018/8/28に純資産総額合計3,000億円を突破しました。

eMAXISシリーズが2009/10/28に設定されてから、8年10ヵ月での達成です。
長年にわたり、低コストファンドシリーズを展開してきた成果ですね。

本当に素晴らしいことだと思います。おめでとうございます!

この記事では、eMAXISシリーズの歴史を振り返りながら今後の展望について書いていきます。

2009年に低コストシリーズとして設定

eMAXISシリーズは、三菱UFJ国際投信が設定した低コストファンドシリーズ。

公式HPで探しましたが、設定当初のリリース資料は削除済みでした。
ただ、先輩ブロガーの記事から当時の様子が見えてきました。

三菱UFJ、低コスト投信シリーズ
おもわずモブログ。今朝の日経朝刊によると、三菱UFJ投信が10月末、業界最低水準の信託報酬の低コスト投信シリーズを設定するそうです。国内株式、国内債券、国内REIT、先進国株式、先進国債券、先進国REIT、新興国株式のそれぞれの指数に連動して運用とのこと。具体的なコストや販売会社は書いてありませんでしたが、STAMシリ...

相互リンクをいただいている水瀬ケンイチさんのブログ記事(2009/10/9)です。

ブログ記事によると、STAMシリーズ(現・SMTシリーズ)の後に設定されたとのこと。
設定当時の資産クラス別信託報酬をブログ記事より引用します。

国内株式 0.42% (STAMは0.483%)
国内債券 0.42% (STAMは0.462%)
国内リート 0.42% (STAMは0.672%)
先進国株式 0.63% (STAMは0.777%)
先進国債券 0.63% (STAMは0.672%)
先進国リート 0.63% (STAMは0.861%)
新興国株式 0.63% (STAMは0.8715%)
(引用元:三菱UFJ、低コスト投信シリーズ(2009/10/9)|梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)

国内資産クラスの信託報酬は0.42%、外国資産クラスの信託報酬は0.63%だったようです。

ここからは推測ですが、おそらく信託報酬は税抜きで0.4%と0.6%であったと思われます。
またブログ記事からは読み取れませんが、おそらく国内株式は日経225とTOPIXの2種類

三菱UFJ国際投信によるeMAXISシリーズの歴史は、ここから始まったんですね。
そして公式資料が削除されているいま、先輩方のブログ記事は本当に貴重です。

eMAXISシリーズ純資産総額合計の歴史

eMAXISシリーズの純資産総額合計は、一本調子で積み上がった訳ではありません。
その歴史を時系列でみると、紆余曲折を経て3,000億円に到達したようです。


(引用元:eMAXISシリーズ純資産合計の推移|三菱UFJ国際投信より一部抜粋)

この図だけでは、純資産総額合計の細かい推移はよく分かりません。
節目については、モーニングスターの記事にて確認ができました。

品ぞろえと対話を重視した「eMAXIS」が初の1000億円突破//モーニングスター
 8月11日に、三菱UFJ投信の「eMA...
三菱UFJ国際のインデックスファンド「eMAXIS」、シリーズ純資産残高2000億円突破//モーニングスター
 三菱UFJ国際投信のインデックスファン...

eMAXISシリーズにけるこれまでの歴史を、ざっと振り返ります。

2009/10/28 eMAXISシリーズを設定
2014/08/11 純資産総額合計1,000億円突破
2015/06/18 eMAXISプラスシリーズを設定
2015/08/28 純資産総額合計2,000億円突破
2017/02/17 eMAXIS Slimシリーズを設定
2018/08/06 eMAXIS Neoシリーズを設定
2018/08/28 純資産総額合計3,000億円突破

純資産総額の推移をみると、2014年~2015年にかけて一気に資金流入しています。
その後しばらく落ち着きましたが、2018年に入って資金流入が加速したようです。

ちなみに、eMAXISプラスは第1弾のコモディティインデックスのみ。
その後に第2弾が投入されることはなく、ひっそり継続しています。

eMAXIS Neoが同じ道を辿ることが無いよう祈るばかりです。

資金流入の変動は少額投資非課税制度(NISA)が要因か

2014年といえば、少額投資非課税制度であるNISAがスタート
当時は非課税枠100万円でしたが、きっと追い風だったのでしょう。

eMAXISシリーズ特有の事情としては、販売会社が増えた時期と重なります。


(引用元:第7回ブロガーミーティング資料|三菱UFJ国際投信より一部抜粋)

販売会社に地方銀行が増えてきたのは、NISA開始直前の2013年後半から。
販路の拡大も、eMAXISシリーズへの資金流入を後押ししたのでしょう。

また直近では、2018年スタートのつみたてNISAも間違いなく追い風です。

三菱UFJ国際投信は、その直前に販売会社を絞り込んだeMAXIS Slimシリーズを設定。
業界最低水準の運用コストを目指し続ける戦略が当たり、資金流入が加速しています。

これからの牽引役はSlimシリーズ

eMAXISシリーズが低コストインデックスファンド業界に投入されて9年弱。
投信業界を取り巻く状況は大きく変化し、激しいコスト競争が起きています。

2017年、紙資料をカットするなど徹底的な合理化を進めたeMAXIS Slimを設定。
以後、eMAXISシリーズ全体の純資産総額を押し上げる牽引役となっています。

個人による資産形成の主戦場は、ネット中心の超低コストへと徐々に移行していく。
つみたてNISAを推進する機運がある限り、きっとこの流れは続くのだと思います。

このような未来像を想像する人は多いと思いますが、実際どうなるかは分かりません。
どんな道でも、三菱UFJ国際投信は全方位戦略を敷いているので対応できそうです。

eMAXISも当初より落ち着いていますが、日経225インデックスは根強い人気です。
紙資料を必要とする顧客に対応する意義は、いまでも健在なのでしょう。

eMAXIS Neoはこれからに期待ですが、eMAXISプラスの二の舞は避けたいですね。

これからのeMAXISシリーズ

ノーロード型インデックスファンド業界のトップランナーであるeMAXISシリーズ。
eMAXIS Slim シリーズを中心として、これからも業界を引っ張っていけるのか。

その鍵は、これからの商品展開とネット直販に懸かっていると考えます。

個人の資産形成を後押しするのであれば、絶対に欠かせない商品。
それは、全世界株式へ1本で投資できるインデックスファンドです。

日本においてはバンガードのVTが人気ですが、米国籍ETFです。

投資信託と違って、為替スプレッドや売買手数料が必要です。
三重課税問題という、これまは難解なコスト問題もあります。

eMAXISシリーズのファンドで、全世界株式へ1本で投資できるようになったら。
投資初心者に対して、背中をそっと押してあるファンドになると思います。

そして、以前から話があったネット直販にも注目しています。

大手ネット証券会社は、様々なサービス拡充に取り組んでいます。
対抗できる良質なサービスを提供できるのか、期待が高まります。

日本のバンガードを目指す!という宣言も飛び出した三菱UFJ国際投信。
三菱UFJ国際投信が手掛けるeMAXISシリーズ、今後も注目していきます。

 

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