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青井ノボルです。

2018/4/3に設定されたeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)が、SBI証券・楽天証券で買い付け可能となりました。

日本国内・先進国・新興国の株式クラスに均等割合で分散投資できる投資信託となっています。
先日の三菱UFJ国際投信ブロガーミーティングにて、猛プッシュされていたファンドとしても記憶に新しいですね。

勢いのあるeMAXIS Slimシリーズからの新設定ということもあり、注目度は高いと思います。

今回は、eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の人気動向を予想しながら、設定直後の各種ランキングについて調べた結果を書いていきます。




ざっくり分散派には有力な選択肢

インデックス投資は、どの資産クラスを組み入れるかは人それぞれ。千差万別です。
何を組み入れるか、その配分をどうするか。もはやアートの世界とも言われています。

株式クラスに限定すると、国内・先進国(除く日本)・新興国への世界分散投資派は比較的多いかと思います。

世界分散投資といえば、よく聞くのが時価総額比率での世界分散投資です。
そのほかには、GDP比率、好みに合わせた独自の比率など、色々あります。

諸派のひとつとして、国内・先進国(除く日本)・新興国の3地域均等が良いという人達もいます。
このような人にとっては、eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等)は最高のファンドでしょう。

また、ざっくり分散できていれば細かい比率はOK!と考える人にもマッチしそうですよね。

ただ、間違いなくニッチな需要なので、これだけで人気を集めるのは難しいと考えられます。


時価総額比率派も活用可能

eMAXIS Slim シリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」を掲げるファンドです。
そして、同シリーズには、すでに国内株式・先進国株式・新興国株式の各ファンドがあります。

これらを組み合わせて全世界株式(3資産均等型)を自作した場合、実質的な信託報酬は年約0.1528%(税抜)です。
全世界株式(3地域均等型)の信託報酬は年0.142%(税抜)なのので、信託報酬の単純比較では、自作するよりもこの全世界株式(3地域均等型)のほうが低コストとなります。

ここで、国内:先進国:新興国を1:8:1とした時価総額比率の全世界株式に投資したい場合を考えます。
全世界株式(3地域均等型):先進国株式を3:7で持てば、より低コストな時価総額比率の全世界株式ポートフォリオが完成します。

と書きましたが、実質コストがまだ分からないので、コレが本当に低コスト運用なのかは不透明です。
また、eMAXIS Slim 全世界株式(3資産均等型)の活用方法としては、マニアックすぎます。

やはり、大きな人気を集めるのは難しいのでは、というのが率直な感想です。


3地域均等型のランキングを確認

SBI証券と楽天証券で先週から買えるようになった、eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
その人気について、各証券HPのランキングで確認していきます。

まずSBI証券のページから確認していきます。
当ファンドは2018/4/3から取り扱い開始となっています。

2018/4/2-6の週間販売金額ランキングを確認すると、105位(全2,576本中)でした。
週間販売件数ではランク外(?)、NISA週間販売金額では162位です。

若干の違いはありますが、設定直後にeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)を確認したときとほぼ一緒です。
ちなみに、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の週間販売金額(2018/4/2-6)は31位となっています。

つぎに楽天証券のページも確認します。
こちらは2018/4/6からの取り扱いです。

買い付けランキングは圏外でしたが、積立設定件数の週間ランキングでは21でした。
デイリーの積立設定件数では9位となっています(2018/4/9時点)。

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)のときは、積立設定件数で週間10位、デイリーでは第1位でした。
単純比較はできませんが、何となく見劣りするような気がするのはワタシだけでしょうか。

一般的なインデックスファンドと比べれば、上出来な滑り出しと言っていいと思います。

ただ、eMAXIS Slim シリーズは、業界No.1を目指す三菱UFJ国際投信の目玉シリーズです。
期待が大きいなか、全世界株式(3地域均等型)が好調なスタートとならず、率直に残念です。


今後に期待します

いまひとつという印象を拭えないスタートとなったeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)。
大きな人気は狙うのは難しそうなので、このままでは厳しい戦いとなる可能性もあります。

足を引っ張るファンドが出てくると、業界最低水準の運用コストを維持できるのか心配にもなります。
一つだけ安心材料があるとすれば、つみたてNISA適格ファンドになっていることです。

20180410
(引用元:eMAXIS Slim シリーズのHPより一部抜粋)

今後、人気ファンドに化けることができるのか、そして純資産額がちゃんと積み上がるのか。
勢いのあるeMAXIS Slim シリーズ全体への影響を含めて、期待を込めて見守りたいと思います。


■関連記事紹介■
先日のブロガーミーティングは、全世界株式(3資産均等型)の話題が中心でした。
<関連記事:オフレコ話満載の三菱UFJ国際投信ブロガーミーティングに参加

全世界株式の配分比率について、改めて考え直したときに書いた記事です。
<関連記事:世界分散投資の配分比率に拘るのは無駄なのか


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