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青井ノボルです。

一般人が投資する場合にオススメの方法と言われているドルコスト平均法。
本当に有利な投資方法なのか、ちょっと考えてみました。



ドルコスト平均法のメリット

ドルコスト平均法とは、定期定額で同じ投資商品を買い続ける投資方法を指します。
主に、投資信託の積立投資に対して、この言葉を使うことが多いです。

「定期」というのは、毎月・毎週・毎日、といったように、投資信託を購入するタイミングの間隔を一定のルールに固定することを指します。
毎月20日に、毎週水曜日に、といったイメージです。

「定額」というのは、購入する際に使用する金額を、同一の金額にするということです。

例えば、「毎月20日に1万円ずつ日経平均株価に連動した投資信託を購入する」といった投資方法がこれに該当するわけです。

定期的に一定額を積み立てて(購入して)いけば、投資対象である投資信託の基準価額が変動するなかで、安い時には口数を多く買って、高い時は口数を少なく買って、平均購入単価を下げることができます
投資のタイミングおよび金額をルール化することで「時間分散」される、つまり価格変動にうまく対応しながら長期投資を続けることができる、というのが大きなメリットと言われています。


リターンを比べたときに損か得か

たしかに、長期投資ともなると、投資商品の価格変動は避けることができそうもありません。

ただ、リーマン・ショック前後のように下落し続けることもありますし、右肩上がりとなる相場環境も考えられます。
そういうケースでは、ドルコスト平均法が必ずしも有利になるとは限りません。

もし投資商品の価格が下落しつづけることが分かっていたら、そもそも投資なんてしない方が良いです。
価格が右肩上がりの場合、最初に一括投資できるのであれば、一括投資が有利となるでしょう。

資本主義の継続を前提とした緩やかな経済成長を信じるのであれば、都度の価格変動は想定できないにせよ、数十年後の期待収益率はプラスの範囲内で収まる可能性が高いです。期待収益率は平均への回帰により、長期的には一定のレンジに収まるからです。
その場合、投資当初に投資元本が確保できているのであれば、最初に一括投資しても高い確率でプラスとなるでしょうし、たぶん有利なのだと思います。
また、上記の考えをするのであれば、一括投資のほうが合理的と言えるかもしれません。

「リターンの観点で損か得か」という意味においては、ドルコスト平均法は必ずしも有利な投資方法ではない、と個人的には考えます。


ワタシはドルコスト平均法を選びます

有利とも不利とも言い切れないドルコスト平均法ですが、ワタシはこの投資方法を選びたいと思っています。

理由は3つあります。

①現時点で一括投資するまとまった金額を用意できない。
②定期的な給与収入から投資するには相性が良くて実践しやすい。
③貯蓄してからの一括投資では投資タイミングを合理的に判断する自信がない。

まず①ですが、最初にドカンと一括投資してみたいものですが、ワタシの懐事情では無理です。
これができる人が羨ましいです。庶民の憧れです。

次に②ですが、前提として、ワタシは30代のごく一般的なサラリーマンです。
賞与は別として、給与収入としては毎月ほぼ一定額を得ることができます。
ここから投資資金を捻出するので、定期定額の積立投資であるドルコスト平均法との相性はバッチリだと思っています。
また、一定のルールのもと自動的に買い続けることができるので、手間が省けます。
長期投資を続けていくために、面倒な作業が少ないに越したことはありません。

最後に③ですが、投資商品の価格変動があるということは、安いときに買って高いときに売る、ということが完璧にできれば、最大限に儲けることができます。
ただ、投資の素人であるワタシには、価格変動を予測することができないと思っています。
<参考記事:リーマンショック前に一括投資して失敗した話(最終話/失敗経験から得た教訓)

そのため、機械的に買い続けることができるドルコスト平均法にメリットを感じるわけです。


同じ投資商品を買い続けるリスク

ちなみに、ドルコスト平均法では同じ投資商品を買い続けることが前提となっています。
果たして、同じ投資商品を買い続けることは、有利なのでしょうか、不利なのでしょうか。

これについては、いろんなケースがありすぎて、正直なところ有利か不利かよく分かりません

ただ、投資対象が個別株(ミニ株ならドルコスト平均法ができる?)などの場合は、同じ投資商品だけを買い続けること自体がリスクになってきます。
もちろん、インデックス型の投資信託など投資対象が分散されていれば、このリスクは低減されるでしょう。
また、ドルコスト平均法で積み立てていく投資商品の種類を増やしていくことも、相関にもよりますがリスク低減に繋がると思います。

同じ投資商品を買い続けることはリスクですが、そのリスクはある程度コントロールできるものだと考えます。


万能薬ではない事を踏まえて活用を

色々と考えてみましたが、ドルコスト平均法は万能薬ではないというのが結論です。

世の中的には、ドルコスト平均法のメリットばかりが強調されているような気もします。
もちろん、投資素人である一般人が長期投資を行う上で、ドルコスト平均法にメリットがあるのは否定できない面もあります。

ただ、ドルコスト平均法さえ実践しておけばOK、みたいな短絡的思考は避けたいところです。
もし、購入対象となる投資商品の選択を誤れば、前述の通りリスクは増大していきます。

つみたてNISAがスタートして、積立投資を始めてみようと思う人も増えているかと思います。
積立投資といえばドルコスト平均法ですが、必ずしも有利な投資方法とは限らないことを肝に銘じて、うまく活用していきたいところです。


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