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青井ノボルです。

今回は、若かりし頃に投資信託の一括投資で失敗した話の第1話です。



はじめての投資信託

時を遡ること10年くらい前。

大学卒業を目前にして、ワタシは普段使いの銀行口座をどこで開設するか考えていました。
多分、社会人としての新生活をスタートするにあたり、マネー周りのことに意識が向いていたんだと思います。

自分のお金を引き出すためにATM手数料払うのは勿体無いな、と思ってATM手数料がかからい新生銀行で口座を開設しました。
新生銀行では外貨預金や投資信託なんかも扱っていて、HPに色んな情報が載っていたものの、当時は特に興味が沸かずにスルー。

そして2007年4月、ワタシは大学を無事に卒業して、サラリーマン生活をスタートさせました。
初任給は世間一般の水準でしたが、独身寮に入っていたこともあり、お金には少しだけ余裕のある生活です。

楽しい毎日を過ごしながら、新社会人生活にも慣れてきた2007年5月のこと。
残高確認のため新生銀行HPにアクセスしたときに、恐らく投資信託の情報が目に留まったんでしょう。
記憶が正しければ、販売手数料のキャッシュバックキャンペーンをやってたような気もします。

投資信託ならお金が増えるかもしれないし、キャンペーン使えばお得かな、という安易な発想で、気付いたら投資信託を買っていました。
しかも、生活費を含めた全財産約50万円のうち、投資信託への一括投資で40万円も注ぎ込んだのです!


サブプライムローン問題が話題となった2007年

当時の経済状況を振り返ってみると、アメリカのサブプライムローン問題が話題になっていて、この先どうなるんだろうという雰囲気でした。
ただ、BRICsという言葉が飛び交っていた時代です。「新興国は成長しそうだし、他の国も伸びていく余地があるだろう」などと楽観的に考えていたワタシ。
国内経済も減速傾向かなと感じていたものの、大学の後輩たちから2008年卒就活の話を聞いていた限りでは、就職市場は好調のようでしたし、何とかなるだろうという感覚でした。

そう、このときは数年後にリーマン・ショックが起こるなんて、夢にも思っていなかったのです。
見通しが甘いと言われればそれまでですが、新社会人の素人には、世界経済がどうなるかなんて分かりませんでした。


リスクを取り過ぎた新社会人

さて、話を投資信託に戻します。
新社会人が勢いだけで買ってしまった投資信託、当時のポートフォリオはこんな感じでした。

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生活費を含めた全財産の約8割をリスク資産に晒している時点で狂気の沙汰ですが、リスクの取り方もアグレッシブです。

またコスト面をみると、販売手数料3%、信託報酬1.5%前後。ノーロードが主流の今では考えられない高コスト商品だったようです。
当時のワタシとしては、手数料さえ払えばプロがお金を増やしてくれるのだから仕方ない、という感覚でしたし、これが普通だと思っていました。


新興国経済は伸びるハズ

投資信託を運用してから間もない頃は、頻繁に時価評価額をチェックして、増えた減ったで一喜一憂です。
ただ、現実はなかなか厳しいもので、評価額はゆっくりとした下落傾向にありました。
お金を増やすために始めた投資信託なのに、着実に資産価値が下がっているという現実。
これはマズイなと感じつつ、このまま損をして投資を終わらせるのは悔しいという気持ちもあり。

2017年9月にSGロシア東欧株ファンド、12月にHSBCチャイナオープン、それぞれ10万円分を追加購入しました。

素人なりに考えて、BRICsをはじめとした新興国経済が伸びると予想したんだと思います。
当時のアセットアロケーションですが、新興国株式の比率が50%を超えていたようです。

その当時、ほかのファンドに比べると、新興国株式ファンドのパフォーマンスが良かったのは事実でした。だからイケる。きっと大丈夫。当時は本気でそう思ってました。
投資初心者にありがちな、過去のパフォーマンスが将来も続くはずという発想です。


地獄のはじまり

あまり考えずに投資信託の道に足を踏み入れたうえに、訳もわからず大きなリスクを取ってしまったワタシ。
2017年末時点で、保有商品の評価額は新興国株式が健闘するも、それ以外が厳しい状況で、トータルの時価評価額はややマイナスとなっていました。増えるはずだった資産が減ってしまっているという悲しい状況です。

ただ、本当の地獄はここから。谷底はもっと深いところにあったのです。。。


<続きはこちらです>
リーマンショック前に一括投資して失敗した話(第2話/2008年の大暴落)

 



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